いつまでこんな感じなのだろう〜統一地方選挙 '23
本日はお日柄もよく、買い物がてら近所を自転車で走っていると、なんだかいつもとは違う“圧”を感じました。
そう、巷では統一地方選挙のまっ最中なので、道すがらにあるポスター掲示板の前を通ったときの、視線がすごかったのです。
江東区の今回の選挙、区議には59名が、区長には4名が立候補しています。
写真の掲示板は、53番以外全員貼ってあるから……「百二十四の瞳」ではないですか!
ポスター掲示板の謎
感じた違和感は、掲示板の大きさや人数ではなくて、きょうだけでも20箇所以上も見たかも、という掲示板の数に対してでした。
投票所となる学校施設などの前に設置されるのは分かるのですが、そこから100mも離れていないところにも唐突に立てられてたり、人通りが微妙なところにあったり。
気になりすぎてその数、調べてみました。
江東区議会議員選挙・江東区長選挙、それぞれに対して掲示板が設置されるのですが……
設置総数 各 448カ所!!
江東区内だけで。
投票所数59カ所に対して、掲示板はやはり多すぎやしませんか?
選挙公報って、各戸に配られているはずだし、道端で見られる需要ってどれだけあるのでしょうか。
選挙盛り上げるための演出だとしても、やり方は進化させてほしいものです。
候補者の把握を1週間で?
そもそも立候補者について、ネットでさくさく情報を得られる気がしないのが、区議選挙です。衆参国会議員選挙や都議会議員選挙と違って、一般メディアからの情報もたいしてないのです。
モノクロの選挙公報の方が情報量多いけど、pdf……。
選挙ドットコムがいちばん情報がまとまっているでしょうか。
東京新聞さんの投票マッチング(ボートマッチ)の企画は、ありがたいです。他区もありますよ。
区長はともかく、区議(定数44議席)への立候補者59人から1人を選ぶって至難だと思うのです。
しかも公示日から選挙まで、1週間しかないんですが、みなさんどうしているんでしょうか…?
選挙ポスターゲーム
そういえば、娘がまだ幼いころ、選挙ポスター掲示板をつかって遊んだことを思い出しました。
ちょうど選挙活動も佳境の午後、遊んでいた公園のそばには大規模集合住宅があったため、選挙カーがたくさん通ります。候補者たちはその窓に向かって、手を振り呼びかけながら走っていくのです。
選挙カーが通るたび、公園の脇に並んだポスター掲示板から、その候補者のポスターを見つけて、先にタッチした方が勝ち!というゲームです。
まあまあ盛り上がりました。
娘が大きくなって思い出すことがあるなら、「昔はベニヤ板に紙でポスターが貼ってあったんだよね〜」なんて、昭和〜平成の選挙の記憶がのこったら面白いな、と思っていたけど……これ、令和時代もずっとありそうよね。
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結論。
ネット選挙が一朝一夕でいかないのは、理解するところもあるのですが。
掲示板をトラック2、3台で運んで、トンカン設置してまた撤去する予算を、いまどきの選挙広報や、デジタル化にまわして!
そのあたりテコ入れして、先端をいく自治体があったら、知りたいですね。
一方で、首長が無投票で決まってしまうケースも増えているというから、各自治体ごと、予算をかけるべきところも違ってきそうなのですよね。
悩ましい問題です。
とりあえずできるだけ情報は集めて、選挙へ行きましょう。
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