見出し画像

ポメラ日記 2020年2月11日 肉、ヒーロー、肉

今日は大江戸Ruby会議だ。
近年特にプログラマとしての成果を出していないわたしだが、昔取ったきねづかで、Rails Girls歴代オーガナイザーの一人として壇上にあがる。
よんださんを抱え、ささださんとぱんださんと一緒にバスに乗る。同じバス停で降りて、わたしとよんださんは会場の雷おこし会館へ。ささださんとぱんださんは花やしきへ。
小さい子持ちの登壇は、家族のサポートにより成立しております。

会場二階席が乳幼児連れ席で、ほかのプログラマのご家族とご一緒する。ぱんださんより少し年下の子がいて、それもまたかわいい。

午前中は人のトークを聞いて過ごす。
どれもとても楽しかったが、やはりしおいさんの発表がすごく心に響いた。
発表の内容をきっちり伝えるために整理された情報の提示のしかたも、技術と一緒にその楽しさやコミュニティの良さを伝えてエンカレッジしようという気持ちも、すべてが最高だった。

お昼は一緒に登壇するオーガーナイザーズとともに米久ですき焼きだへへへへ……とお店までわらわら歩いていると、ちょうどお昼を食べに行こうとしていたささださんとぱんださんと遭遇。ぱんださんが磁石のようにわたしに吸着し、いっしょに食べることとなる。
肉が…おいしかっった……高級な肉がうつくしく波打つように盛られた皿だけでもう……。
江森さんとようさんと同じテーブルで、ぱんださんにあれこれ世話を焼くわたしの皿に肉や野菜を入れてもらい、あれこれ世話を焼かれた気がする。かたじけない。
米久でも空き室を借りて授乳する。

午後一に上がった壇上でも、気心のしれた人たちといる安心感でわりと油断してしゃべっていた。だいたいRails Girls のオーガナイザーをやり切った人たちとかだいたい何の心配もない人たちじゃない? わたし一人くらいダメでも大抵のことは大丈夫じゃない? 客席もかなりの人数知り合いで、大江戸はほんとうにリラックスできて最高だ。
二階席からぱんださんが応援の声を掛けてくれるので、それに手を振ったりして、こういうのを許容してくれるのがホームってことなんだろうなーとしみじみ思った。
これがわたしの生活なんだ。
大江戸Ruby会議の主旨は「生活発表会」です。

午後の発表もすべてどれも最高だったけど、とりわけmakicamelさんのASTのお話が大好きだった。やりたいことのためにツールをつくるの最高だし、そもそも数学勉強しようという気持ちがとおとい、わたしもやる…! ってなる。そう、わたしも数学わかりたい。
ぺんさんのくわいんの発表はすごいとしかいえなくて、どう手を届かせれば良いのか想像もつかない世界を垣間見せてくれるのも大江戸の懐の深さだ。
あとおおくらさんの発表の「インターフェースから検討する」のすごいよく分かる、そうなんすよ、となった。

サールズさんの基調講演も、たっぷりのユーモアでずっと笑わせられながら、日本の生活の外からの視線を知ることで、慣れちゃってるいろんな不便をこのままにしたらいけないな、と身の引き締まる思いもした。

ささださんが子どもたちを連れて帰ってくれて、懇親会に顔を出すことが出来て、シュラスコ肉とビールうまい!! となる。
いや肉もそうなんだけど。
やっぱり、今日発表してくれた人たちに、お話最高でしたーを伝えられたのがほんとうに嬉しかった。
今は子どものことばっかりで、正直技術者としてはすごいお話を聞くと焦る気持ちもあるけれど、でもそれ以上にやっぱり素敵だな、やっていきたいな、という気持ちをもらう。
発表した人たちだけじゃなくて、懇親会にいる人みんな、技術のことをずっとやっててすごい、尊敬出来る人たちばっかりだ。お話しできて楽しい。
みんなわたしのヒーローだ。

懇親会はシュタッと途中で辞してよんださんを授乳しに帰る。
一日サポートに徹してくれたささださんも、たいくつを我慢してくれたぱんださんも、いつもながら訳も分からず連れ回されているよんださんも、ありがとうね。

サポートいただくと元気が出ますし、本をためらいなく買う後押しになります。でもお気持ちが一番うれしいです。