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ヨウタロウ傑作選

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初めての方はまずこちらから。つまみ食いして美味しかったら他のもチャレンジしてみてね。 ちなみにこのブログを読んで1番笑っているのは僕です。
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2019年5月の記事一覧

②大変失礼いたしました

バカみたいに重い。 派遣のバイトには設営という現場での雑用仕事がある。 真冬の野外イベントの設営はマジで地獄of地獄だった。 当時バスケ仲間だったTと群馬の上の方にいた。 腕が引きちぎれそうだった。 Tとは放課後よくバスケをしていた。 高校3年生の頃の1番の楽しみは体育の授業でのバスケだった。 授業はほぼ毎回バスケだった。 体育が1番の楽しみなんて健全な高校生だ。 当時、超イケメンでバスケがうまく、オシャレでイケボという神が創りたもう芸術品のKに密かに憧れを寄せてい

①あゝ愛おしき吹奏楽部よ

前回の吹部話がなぜか好評だったのでもう少し書こうと思う。 僕も戻れるものなら戻りたいと思えるほど楽しかった。 読んでてわかると思うが僕は吹奏楽部という、その特殊な世界が愛くるしくてたまらないのだ。 当時は楽譜が配られるたびに 「なぜこんなに四分音符が並んでいるのか」 「ふざけないでほしい」 「印刷ミスか何かか」 「リズム練習してるみたいだ。3Dだこんなの」 (3Dは当時の基礎練本。緑色。旧盤と新盤でページ数にズレがある) と悪態をついていた。 チューバは単純で奥が深い楽

①ほぼサバイバル旅行記

茨城には苦い思い出がある。 今回の旅行(遭難に近い)はモカとひこまる(仮名)と共に茨城の海へ向かった。 モカはいつぞやの記事で書いた観葉植物本物派野郎だ。 ひこまるは当時同じクラスだったお茶目ツッコミ担当だ。 3人ともSHISHAMOにはまり「君とゲレンデ」を聞いて涙していた。 なぜ茨城かというと、私の祖母の実家が空き家としてそのまま残っているのだ。 行く前に祖父に「ハクビシンがいるから気をつけろ」という超怖い情報をもらった。 休暇先のホテルのハクビシンがいるなんて一大事

風呂は長いが判断は早い

友達の友達のエピソードはなぜか面白いことが多い。 全く知らない人の話なのにウソみたいに笑えるのは不思議だ。 但し友達の恋人の話はなぜかつまらない。 体育の授業中、友達の恋愛話を永遠に聞かされて卓球が嫌いになりかけたことまである。 卓球からしたら大迷惑な話だ。 とにかく友達エピソードはなんだか心が温まるし面白い。 私も自慢の友人の話をするとしようか。 はじめに言っておくがこのブログに人生における教訓とかライフハックとかは何一つ無い。 マジでない。 ただクスッと笑ってもらえ

①河内、ちょっと裸踊りしてくれ

今日は大好きだった吹奏楽部の記事を書く。 完全に僕の偏見と体験なので一般論だと思わないでほしい。 僕も主語を大きくしすぎないよう努力してみる。 吹奏楽部は、ちょっと特殊な部活だ。 現在中高生の方は「吹奏楽部に入っている男子はナヨナヨしい」などという偏見を持っているかもしれないが、そんなことはない。 ぜひ一度ステージで演奏している姿を見てくれ。 きっと惚れるぞ。 吹部男子は大体おもしろい。 生粋のスットコドッカーたちが女子部員の尻に敷かれながら今日も音を外し、目線を外し、

涙で前が見えません

バカみたいに寒い。 自分でも信じられないが今日でこの会社を退職する。 思い起こせば楽しい7年間だった。 きっと私より残業した社員はいないくらい働いている。 というかお前らもっと労えと思うくらい働いている。 マジでもっと労ってほしい目ついてんのか。 社長にも課長にも部長にもほぼ毎日顔を合わせてるのにまともに挨拶もされない。 私が働きすぎているせいでなんか存在自体が当たり前になってしまっている。 空気だ空気。 なんで毎年の表彰に「空気賞」がないのだ。 当選確実なのに。

①先生、猫の首がありません

いくつか前のブログにも書いたが、僕は高校1年生の頃特別進学クラスにいた。 隔離された教室、少人数、教卓には悪魔、手元には課題の山である。 ここにいる全員は特進になることを希望したわけではなく、入学試験の成績がよかった生徒が無造作に詰め込まれる。 つまり皆希望してここにいるわけではない。 中には僕のような推薦受験でさっさと決まり、ゲームセンターの隅で時速160kmの車を暴走させることにはまっていたスピード狂もいる。 1組に集められた男子は13人だった。 そのうち6人は馬鹿だ