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スピーチで人の心を惹きつける話し方のコツ

今日は会社の歓送迎会があった。

4月というのは大きな異動の時期であり、今回は歓迎する方・送られる方が10名ほどおられました。

会社でのこういった異動を伴う飲み会というのは、スピーチがつきもの。

歓送迎される主役はもちろん、上司や関連する人にもスピーチのお役が回ってくる。

僕はこのスピーチが大の苦手でした。

自分の順番が回ってくる前から緊張が高まり、順番が近くなると心臓はバクバク、いざ話し出したら完全に頭が真っ白になり、話そうと思ってたことが全く話せず、しどろもどろになったり、沈黙の時間を作ったりと散々であった。

そんな人前で話すことが苦手な僕だったのですが、鴨頭嘉人さんが学長を務める「話し方の学校」に通ってからは、そんな苦手意識から脱することができたんです。

なぜスピーチの苦手意識がなくなったのかというと、スピーチではうまく話す必要はないと理解したからです。

今日もいろんな方のスピーチを見てて思ったのですけど

人を惹きつける話というのは決してうまい話でなくてよいのだなということ。

もちろん話術の達人のような人で、聞かせるスピーチをされる方は稀にいる。

でも、今日のような普段スピーチなんてしない人が、うまいスピーチをしようとしても、ぜんぜん心に響かないスピーチしかできないのです。

話の流れが読めるような型通りのスピーチはつまらないし

以前の僕のように緊張でガチガチしているスピーチも見ててつらくなる。

今日のスピーチを見てて、一番いいなと思ったのは、ぜんぜん話し方はうまくないのだけど、つまりながらなのだけど、ただ自分の気持ちを、自分のあふれる思いを伝えようとしたスピーチでした。

スピーチというのはうまく話す必要はない。

素人のスピーチに関して言えば、話し方よりもマインドが全てなのだ。

自分がどんなマインドを持って話すことができるのかが全てなのだ。

自分をよく見せたい。

うまく話さないと恥ずかしい。

そんな風に自分に矢印が向いた人のスピーチでは、誰の心にも響かない。

それよりも、つまりながらでも、聞いてくれる人に感謝を伝えようだとか

自分ではなく、相手に矢印を向けて話す人の声は、聞いている人にしっかりと届くのである。

今日もいろんなスピーチを聞きながら、やはりスピーチというのはマインドが全てなのだと改めて思ったのでした。

読んでくださるだけで幸せです。 サポートいただけるほど、何か心に残るものが書けていたのだとしたのならこんなに嬉しいことはありません。