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インサイド・ヘッド2を見てきたので感想を書いていく

小学1年生の娘と2人でインサイド・ヘッド2を見てきました。

ということで映画の感想と、小学1年生でもインサイド・ヘッド2は楽しめるのか疑問だったので、そのことについても書いていきます。

インサイド・ヘッド2のあらすじについてはこちらからご確認ください。



小学1年生でもインサイド・ヘッド2は楽しめたのか?

インサイド・ヘッド2は、13才になったライリーの物語。

思春期が始まり、感情が複雑になっていくさまを描いた話なんですけど、6才の娘に理解できるのか心配だったんですよね。

結論としては、問題なく楽しめていました。

途中の感動するシーンでは泣きそうになったと娘は話していて、しっかりと物語の世界に入り込めているんだなって思いました。

僕が見る限り、小学生が分かりずらいような表現はなかったです。

「ヨロコビ」や「カナシミ」といったこれまでのキャラだけでなく、新しく増えた「シンパイ」や「イイナー」といったキャラはどれも分かりやすくて、小学生の子供にも理解できる内容になっていました。

ということで、小学生のお子さんでも安心して連れていくことができますよ。

インサイド・ヘッド2の感想


多少ネタバレを含むので、内容を知りたいくない方はここから先は、映画を見てから読んでくださるようにお願いします。




ということで感想を書いていきます。

最初に小学生でもインサイド・ヘッド2は楽しめるって書いたんですけどね

でも

とちらかと言えば、いろんな経験をしてきた大人にこそ見てもらいたい映画だなと思いました。


インサイド・ヘッドでは「カナシミ」の存在意義がテーマだったのですけど、インサイド・ヘッド2ではそれが全体的に広がった感じで

失敗した記憶

恥ずかしかった記憶

遠くに追いやってしまいたくなるような記憶も、そのどれもが自分という人間を形作るのに大切なものなのだと理解できる映画でした。


いま何かつらいことがある人

悩みがある人

この世の中、順風満帆に進まないことの方が多い。

それでも、そんな経験も全てが大切な思い出になるんだなということが分かりました。


今、仕事でいろいろ嫌になることが重なって、だいぶ精神的につらくなっていたんですけど、インサイド・ヘッド2を見たおかげで、今のこのつらい体験も、後にはいい思い出になるのだろうなということが理解できたんですね。

あーつらい

いやだいやだと、鬱になりそうなのを堪えて暗くなるのではなく、これは後のいい思い出になるのだと確信を持って思えるようになること。

この思考の変化だけでも、見る価値のある映画だったなと思う。


親として見るインサイド・ヘッド2


これから思春期の子供を抱える親世代としても、この映画は見ていてよかったなと思います。

映画の中で両親がライリーにホッケーの合宿どうだった?って聞くんですけど、ライリーにとってはいっぱいいろんな事がありすぎて、何から話したらよいか分からないぐらい盛りだくさんだったんです。

で、ライリーはそんな時に「ダリィ」を引っ張りだしてきて

「よかったよ」だけですませて素っ気ない態度をとったりする。

ちっちゃな子供だったら、思いつくままにアレもコレも聞いて聞いてと話してくるのでしょうけど、賢くなって理路整然と話せるようになると、その整理する作業が面倒に思えてくることもある。

そんなことも理解できていると、これまでのように話してくれなくなったという変化も受け入れられるようになるんじゃないかと思います。


息子に映画の説明をしていて


今日は息子も行きたかったのですけど、息子は他に用事があって行けませんでした。

だから、どんな映画だったのか説明していたのですけどね。

今回の映画は「シンパイ」が頭の中の司令部で存在感をしめしていました。

直接的にあぶないことから守るのが「ビビリ」で、これから起こる未来のことから守るのが「シンパイ」なのですよね。

まだ息子には「シンパイ」はいない。

だから今はテストの点数がどうだとかあまり自分では気にしてないと思う。

だけど将来にとっては勉強についていって、よい高校、よい大学に入ることは、自分の可能性を大きく広げることになる。

息子には「シンパイ」はいないけど、ママには「シンパイ」がいて、息子の将来を考えているからこそ、勉強を一生懸命に教えてくれているんだよって説明しました。

息子はなぜこんなにも勉強させられているのかと、イヤイヤやらされていたのかもしれない。

でも「シンパイ」の力で、将来起こるであろう危険から守ってくれているんだよっていうことが、この映画の説明の中で少しは理解してくれたかなと思う。

こういう、お互いが何を考え、何を思っているのか、じっくりと話し合うことができたことも、この映画を見てよかったことですね。


インサイド・ヘッド2は100分以内に抑えられているから、物語の進行は突拍子もないところはあるのですけど、あまり深くツッコミをいれずに、受け入れて見る事ができたら、見る人それぞれにとってよい学びを得られる映画でした。

ぜひいろんな経験を持つ大人が

子供と一緒に見ること

自分のこれからの感情変化を予習できること

どの人にとってもいい学びとなるインサイド・ヘッド2

誰にとってもおすすめできる良い映画でした。

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テル@星詠み
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