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旅行記 ベトナム3日目 ハロン湾ツアー

雨のツアー

12/30
目を覚ますとザワザワと音がする。
この音が何か知っている。なぜなら私は生粋の雨女だから。カーテンを開けるとやはり大粒の雨が降っていた。

雨のツアーにがっかりしそうになったが、雨だとどうせすることもないのでむしろハロン湾ツアーに申し込んでいてよかった。
デイバックにカッパとダウンジャケットを詰め込んで、さらに荷物は濡れてもいいようにビニール袋に入れた。

なかなかの雨

朝食を食べてロビーに行くと、ホテルスタッフの方がとても心配そうな顔をしていた。
昨日の夜、ツアーの予約をしてくれたのもこのスタッフさん。
8:00〜17:00までのツアーだったが、夕方には友達と合流するのでもっと短いツアーはないかと相談したらツアー会社に交渉して15時までに変更してくれた。神対応感謝!!!

スタッフさんは悪天候を私達よりも残念に思ってくれているようで、雨で寒いから必ず上着を持ってねと何回も言ってくれた。
本当に優しいスタッフさんだ。

ツアー会社の迎えがきて港に着くと雨も弱まって少しだけ太陽も見えてきた。

ナイティナインの船、覚えやすくていい

他のツアー参加者も集まり、みんなで船に乗り込んだ。
50人乗れる船らしいが、今日のツアー参加者は9人。私達夫婦とベトナム人家族とヨーロッパ系の家族。

豪華で綺麗な船内


昨日の夜まぁせっかくここまで来し世界遺産だしという感じで申し込んだハロン湾ツアー。
ノリで申し込んだのでツアー内容の詳細を知らない。

乗船後すぐにツアーガイドさんが丁寧に英語で説明してくれるが、英語力不足のためふわっとしか聞き取れない。「水着」とか「昼寝」とか「村」とか予想外の単語が聞こえてくる。

これから何が始まりどこに行くのだろう…オラわくわくすっぞ!!!

ここはランハ湾

出航してすぐに見事な景色が広がる、ポコポコと岩山が海に浮かんでいるような不思議な景色。
うーん素晴らしい景色、雨だけど。

ちなみに昨日訪れたタムコックは『陸のハロン湾』と言われているらしい。たしかにちょっと似ている。

港からすぐのところに海上の漁村もある。

これは帰りの写真、行きは雨がひどくて撮っていない


特徴的な岩には名前もついていてガイドさんが教えてくれた。が、もう名前をだいぶ忘れてしまった…ふがいない。

ペン岩…だった気がする
ジョンとジーンみたいな名前だった気がする…左が男性で右が女性の横顔


1時間ほど漁村や奇石を見ながらクルーズして、大きめの島が見えてくるとガイドさんが「あの山の向こうがハロン湾、ここまではランハ湾」と教えてくれた。
ハロン湾クルーズに申し込んだが実際はランハ湾クルーズだったということか。いや全然どっちでも大丈夫です。

水上タクシー

ハロン湾との境あたりに着くとガイドさんが私達のテーブルに座り何やら話しかけてくる。
何回も聞き返して「これからカヤック体験ができるがするなら水着に着替えないと濡れる、水着がないなら水上タクシー(有料)に乗るか昼寝をしてください」と言われていることが分かった。
当然私達は冬のベトナムに来ているつもりなので水着など持っていない。カヤックに乗りたかったが残念ながら水上タクシーをお願いした。

やっぱり他のツアー参加者さんも水着は持っていなかったようで、9人中7人が水上タクシーに乗った。
ベトナム人家族のパパさんとお子さんは着替えがあるそうでカヤックへ。いいな〜

カヤック乗り場にいる猫ちゃん
ライジャケ置き場にいた犬ちゃん達


水上タクシーってどんなんだろうと思っていたが、タクシーというか普通に舟だった。
ここでもまた女性の方が漕ぎ手。7人も乗った水上タクシーは意外にもすいすい進んでいく。

これが水上タクシー!
連日舟で岩の下をくぐっている
大きなクラゲを発見
カヤックの団体さんもクラゲに夢中


ツアー参加者のベトナム人ママさんがとても朗らかな方でみんなに話をふってくださり水上タクシーはとても楽しい時間になった。

ママさんの言葉をよくよく聞いているとものすごく英語が堪能というわけではない。知っている単語を思い出しながら話している。
もし私がママさんくらい英語が話せたとして、はじめて会った外国人と和やかに会話ができるだろうか。いやきっとびびってできない。
ママさんは英語力が高いのではなくてコミュ力が飛び抜けて高いのだ。
圧倒的なコミュ力の前では言語の壁も関係ない。真のカミュ力が何たるかを目の当たりにした。
このママさんに出会えただけでこのツアーに参加した価値があると思った。

カヤック&水上タクシーを終え、ナイティナインの船に戻ると昼食だった。
ヨーロッパ系の家族と一緒に食事をとったが彼らはベジタリアン、自然とポテトはそちら、魚の煮付けは私達と食べる役割分担ができていく。
ベジタリアンだからか白米にも慣れているようで、ご飯に豆腐の煮物の出汁と醤油をかけてねこまんまにして食べていた。
いいねぇ、ご飯の1番美味しい食べ方ってそれよ!!

料理が山のように出てくる

こちらのヨーロッパ系の家族のパパさんもとても素敵な方だった。
船の乗り降りは必ず1番先に行きみんなの乗り降りを手伝ってくれた。女性やお子さんだけでなく我が旦那にまでちゃんと手を差し出してくれる。
男性に手を差し出されることなんて滅多にない私達はめろめろになった。
めろめろって今はもう言わない?

贅沢な時間

食事が終わると次は昼寝タイムだった。
本当に昼寝タイム。ガイドさんに寝ろって言われた。
船長さんもガイドさんも寝始める。

この時には雨も止んでいた。薄らと日差しが差し穏やかな海面にきらきらと反射している。
こんな素晴らしい景色の真ん中で昼寝ができるなんて!贅沢だ!!

そう思いながらガチで昼寝した。
途中起きてベトナム人家族のお子さんと遊んだりもしたが、結構がっつり寝た。

贅沢な時間

ミステリーツアーふたたび

1時間ほど昼寝をしたらまたガイドさんが相談に来た。たぶん「次は泳ぐかこの船を降りて村に行くか昼寝をするか選んでください」と言っている。
やたら昼寝をすすめてくるツアーだな。
他にも色々説明してくれるのだけど聞き取れない。
昼寝はさっきしたので村に行くことにした。
村に行って何をするんだろ。ミステリーツアーふたたびである。

泳ぎの提案もあったので他の参加者さんがこの時期でもベトナムの人は泳ぐのか?とガイドさんに聞いていた、ガイドさんは「普通に泳ぐけど今日は寒いから泳がない」と答えていた。
潔くていい答え。


船を降りエレキバスに乗り村に着くと、そこに用意されていたのはまさかのドクターフィッシュだった。
みんなでキャッキャとドクターフィッシュを楽しんだ後は自転車を差し出された。次はサイクリングってわけね!

日本にいるやつより絶対でかい
村ぐるりとまわっても自転車で5分くらいだった
村の鳥さん達
村の牛さん
村の犬ちゃん


サイクリングを終えると15時に近くなり船は私達を降ろすため一度港に戻ってくれた。

ツアーというと色んなことを詰め込まれて大変そうなイメージだったが、今回のツアーはゆったりのんびりしていてとても良かった。お昼寝タイムの船の中の心地よいだるーんとした雰囲気が忘れられない。

ガイドさんもツアー参加者の方も適度にゆるく、とても親切で優しく、このツアーに参加して良かったと心から思った。

カットバタウン散策

ツアーを終え友人が来るまで少し時間があったので、街を散策することにした。

さすが観光地、ベトナム料理店よりも欧米人向けのカフェやバーが多い。価格も観光地仕様で日本とあまり変わらない気がする。
ビールだけは変わらずどの店も安いよ!!

美味いが高いフィッシュ&チップス


その後レンタルバイクをして岩場の偵察に行ったりした。

暗くなった頃、友人2人とホテルで無事に合流し、近くのレストランで食事をとった。
フォーとかチャーハンとか色々食べたけど友人との会話に夢中になり写真を全く撮っていない。

明日はついにクライミングです。

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