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鹿児島の旅 【Day4・5】

<4日目>

11時に「長島大陸市場食堂」へ。お店でしんみさん、しのさんと合流して、名物のぶり定食を食べた。

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長島町は養殖ぶりの生産量が日本一だそう。お刺身も煮付けもおいしかった。しのさんはぶりの目玉を、悩みながらも初チャレンジしていてすごいなと思った。おいしいらしいが、ぼくは逃げてしまった。目は怖い。

2人はこのあと、うつわのお店を訪ねに出水市へ向かうとのこと。ぼくはひとり行動することにし、昨日訪れたカフェ「StopBy」を再訪した。お店に入るや、「あ、昨日いらしてくださった方」と店員さんから言われた。長島町の人口は約1万人。見慣れない人が来ると印象に残りやすいのかもしれない。本当は長島町でランニングもしたかったのだけど、あいにくの雨。コーヒーを飲みながら頭を整理する時間にした。

夕食はまたカイユーヤくんの手料理をいただいた。ニンジンのスープ、ブリのカマの塩焼きなどが出てきたあと、メインのぶりしゃぶ!感動するおいしさ!もう半年くらいぶり食べなくていいかも、と思えるくらいぶりを味わった一日だった。

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3人のおかげで長島町の滞在がとても充実したものになった。改めて感謝!

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<5日目>

長島町の「道の駅」で、サツマイモ(生キャラメル芋)、じゃがいも、ぼんたん、デコポンなどを大量に買い、実家に発送した。

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ヤマトは「箱の大きさ+重さ」で料金が計算されるが、ゆうパックだと「箱の大きさ」のみで料金が決まるらしい。だから重たいものを送るならゆうパックがいい。かなりの分量だったけど送料は1500円で済んだ。色々と味わうのが楽しみだ。

橋を渡って長島を出て、阿久根駅に立ち寄る。

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新しい駅舎が素敵だな〜と思ったら、JR九州の豪華列車「ななつ星」など多くの鉄道車両を手掛けた水戸岡鋭治さんがデザインしたものだった!

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併設のお土産屋さんも、心をくすぐる品ばかり!ぼんたん漬とさわーぽめろ漬を買った。鹿児島ではサワーポメロやスイートスプリングなど、聴き慣れない柑橘類が結構あった。

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駅構内の「阿久根屋食堂」で阿久根漁港のあじ飯とうどんを食べた。うどんの出汁もおいしい。

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食後は鹿児島市へ向かうのだが、そのまま向かってもホテルのチェックイン時刻(15時)まで時間が余ってしまう。鹿児島市内は車を止める場所探しに苦労しそうなので、阿久根でどこか休憩できる場所を探した。すると、阿久根の「道の駅」に「sunset&coffee」というおいしいコーヒー屋さんがあるようなので、そこでコーヒーを買い、海を眺めながら休憩。仕事のメール返信などをした。

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阿久根から鹿児島市までの国道3号線は、かつて自転車で走ったことがある。「ああ、こんな道だったな」と記憶を辿りながら走っていると、途中、自転車で旅している男性を見かけて、昔の自分の姿と重なった。車からは、こう見えていたんだな。懐かしく思った。あの頃は、ずっと必死に自転車を漕いでいた。車ではなんでもないような坂道も、自転車では苦しめられた。

当時はドライブに全然惹かれなかった。アクセルを踏むだけで進むなんて、簡単で、おもしろみがないと思っていた。自分の体力で進む自転車だからこそ味わえる達成感があった。

だけどこうしてドライブしているのも悪くない。むしろ、今回の旅でドライブが好きになった気がする。昨年観た映画『ドライブ・マイ・カー』の影響もあるかもしれない。なんでもないドライブのシーンが、やけに情緒的に映り、自分も淡々と車を運転してみたくなった。海を横目に、この旅で起きたことや感じたことを、思い出したり、振り返ったりしながら、スピードを上げて、前に進んでいく。景色が変わっていく。それが心地良かった。自転車には自転車の、車には車の良さがある。

15時に鹿児島市内、天文館のホテルにチェックインし、すぐにランニングウェアに着替え、フェリーで桜島へ向かった。ようやくランニングができる。フェリーはPASMOで支払いができた。船からの桜島の眺めは素晴らしかった。鹿児島の人にとって、この景色は誇りだろう。

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桜島の「溶岩なぎさ遊歩道」は最高のランニングコースだった。海のすぐ横にある松林を駆け抜けていく。途中、ネコが走るぼくを追いかけてきた。ゴロゴロと喉を鳴らしながらすり寄ってきてかわいかった。

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烏島展望台で折り返し、約5kmのコース。お腹が空いたので、フェリー乗り場近くの生協で、黒糖蒸しまんと桜島のみかんを買った。ウェアとシューズを持ってきて良かった。

夕食は「六白亭」にて、今日から鹿児島入りしてるデザイナーのWayanさんと豚しゃぶ。

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これまでやってきたこと、やっていること、これからやりたいことの話はエネルギーに満ちていて、とても刺激をもらえた。昨日までぼくがお世話になっていた長島のカイユーヤくんとも明日会うそうで、世間は狭いと感じた。鹿児島にはおもしろい人が多い。


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