鹿児島の旅 【Day3】

鹿児島市内のホテルをチェックアウトし、北西へ2時間ほどドライブして長島町を訪ねた。東京からこの町に移住し、現在「地域おこし協力隊」のメンバーとして長島町役場で働いているライターのしんみはるなさんと、彼女の友人でぼくと同じく東京から遊びに来ていた立山紫野さんと合流。紫野さんは保健師でありながら、バリスタでもあるのだという。2人ともおもしろい方だ。

・しんみはるなさんのnote

・立山紫野さんのnote

しんみさんのご案内で最初に向かったのは、長島随一の絶景スポット「針尾公園」

展望台からの眺望も素晴らしかったけど、ユニークなのはそこにあるトイレ。なんと一面が透明ガラスになっていて、景色を楽しみながら用を足せるようになっているのだ。さっき町役場のトイレを借りたことを少し後悔した。

続いて訪れた「行人岳」では、2月中旬から3月にかけて、山頂付近でツルの北帰行（ほっきこう）を見られるという。ツルたちは、越冬地の鹿児島県出水市から、繁殖地のシベリアや中国北東部などに向けて飛んでいくのだが、その際、行人岳周辺は上昇気流をつかむ絶好のスポットになっているらしく、ここで旋回しながら高度を上げ、北へ向かっていくのだそうだ。ここのトイレも眺めが良かった。

お寺で鐘を鳴らした。

ランチは西海岸沿いの「StopBy」で。ロケーションが素晴らしく、海を眺めながらおいしいハンバーガーを味わえる。長島は「赤土じゃがいも」が有名で、このフライドポテトがまたおいしい。

お店でゆっくりしたあと、海に突き出したテラス席から、雲間から差し込む光を眺めた。

午後は長崎鼻灯台、ながしま風車公園などいくつか巡って、しんみさんの家で小休憩。夜は「食堂 あさひや」で、料理人のカイユーヤさんが作る絶品ごはんを堪能した。

デコポンビールで喉を潤し、カブのポタージュ、デコポン入りのサラダ、枝豆、パニプリ（珍しい料理！）、カツオのたたき、赤土じゃがいも、むじょかサバ、イカとジャガイモの味噌クリームパスタ・・・どれもおいしい！

だれか鹿児島県は長島町で2泊3日くらいで泊まりにきてくれよう。
お店を1日手伝ってくれれば、宿泊費も要らないし、なんなら毎日朝ご飯作ってあげるよう。Wi-Fiもあるから仕事もでるよう。だれか泊まりにおいでよう。 pic.twitter.com/xKrsNScG3m

— カイユーヤ/つきひとあさひや (@yuuuyayan) October 30, 2019

夜はこの食堂がある古民家にそのまま泊めさせていただいた。カイさんは2年ほど前、食の経験のためにイタリア・フランス・スペインのミシュランの星付きレストランなどをたくさん巡ったそう。120万円を1ヶ月半で使い切ったが、このときの経験が料理に生きているという。大胆なお金の使い方が素晴らしい。とても勉強になった。