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札幌の旅(3)DONGURIのパンに感動

3日目。今日は人と会う予定もなく、ただの食い倒れ日記である。札幌に来てわかったことは、この街の食を楽しむには4日間じゃとても足りない、ということだ。

ぼくは気になるお店を見つけると、Google Mapsでお気に入り登録している。その星マークが、日に日に増殖する。いろんな人が「ここおいしいよ」「これ食べた方がいいよ」と連絡をくれるので、もう市街地の地図上が星だらけで参ってしまった。

参ったといえば、今朝訪ねたパン屋がまたすごかった。浪人時代の友人であるせいじから「DONGURI」というパン屋がおいしいと聞いた。昨夜、依田さんにも尋ねたところ、「あ〜、DONGURIの惣菜パンは一番おいしいね」的なことをおっしゃる。札幌のおいしいものを知り尽くした依田さんが言うのであれば間違いないのだろう。今朝、ホテルから10分ほど歩いてDONGURIを訪ねた。そして一瞬で虜になった。

うおおおおおおお、なんだこのパン屋は!!

ただそこに並ぶ数々のパンを眺めるだけで、テンションは最高潮に達した。まずどのパンも明らかにおいしそう。そして大きくて安い。120〜200円の商品が多い。東京ならどれも倍はするだろうな、という価格帯で、値段を気にせず好きなだけ買える嬉しさがある。個性的なパンも多い。それぞれを紹介するポップがまた良くて、テーマパークのように楽しい。パンは大量に積み上げられ、お客さんたちはどんどん取っていく。そのことがおいしさを証明している。

参った。参りました。ため息が出てしまう。絶対にどれもおいしいのだが、さすがにたくさんは食べられない。3〜4個選ぶしかない。でもなかなか選べない。だから参っているのだ。

名物の「ちくわぱん」(160円)はマストだろう。ちくわの中に特製ツナサラダが入っているらしい。あとは「あんぱん」「あんバターサンド」「コーンマヨ」を買った。本当はもっと買いたかった。たくさん買って、半分に切ってちょっとずつ味わえたら・・・。トレーを持って悩んでいる間、結婚願望が増した。

併設のイートインスペースですぐに「ちくわぱん」を食べた。うまい。そして「あんバターサンド」。これもうまい。スタバのあんバターサンドは300円するけど、これはもっと大きくて145円。神だ。

残り2つのパンは明日の朝に取っておくことにした。まだ1軒目でお腹いっぱいになってはいけない。

続いて向かったのは、「サッポロファクトリー」というショッピングモール。ガラスアーチ状の天井がもたらす開放的な空間は、パリのオルセー駅(現在はオルセー美術館)を思わせる。

巨大なサッポロビールが上下していると思ったら、エレベーターだった。

この地下1階に、「星華楼」というお店がある。

「ここの豚まんがおいしいのでぜひ!」と教えてくれたのは、今年1月に鹿児島の長島町で出会ったしのさんだ。チーズ辛みそ豚まん(280円)を食べた。熱々でうまい。

お次は、「さっぽろ時計台 北のブランドショップ」でソフトクリーム(350円)を食べた。やはり北海道に来たらソフトクリームを食べなくては。これも満足の味だった。

そしてお昼の部最後は、昨夜依田さんが「ここのラーメンはぜひ食べてみてほしい」と激推しされた「Japanese Ramen Noodle Lab Q」へ。北海道ラーメンウォーカー総合1位のお店で、昨年10月には「情熱大陸」で取り上げられた。超人気店のため、40分近く並んでようやく食べることができた。

スープ、麺、食材、ひとつひとつへのこだわりが感じられる一杯だった。とくに麺の喉越しは独特。スープもおいしく、ぼくにしては珍しく最後まで飲み干した。これは飲み干したくなる味だと思う。あっさりしたなかにも深みが感じられた。

満腹でホテルに戻った。今日はランニングを休み、近くのスタバでのんびり日記を書いていた。

夜は悩んだ末にスープカレーのお店へ。初日の夜もスープカレーを食べたのだけど、実は目的としていたシーフードカレーが食材切れのため食べられなかったのだ。そのリベンジを果たすため、「SOUP CURRY KING」へ。

ここのシーフードカレーは非常においしかった。1500円くらいしたが、エビ、アサリ、ホタテがたっぷり入っていて大満足だった。

東京の「割合高い料理」はマーケティングやブランディングによって成立している面が結構あると思うのだけど、札幌で「割合高い料理」は素材にこだわるなど、真剣に良いものを作ろうとした結果この価格になってしまった、みたいな印象がある。価格に見合う、あるいはそれ以上のクオリティがあり、満足度が高い。そんなことを、カレーを食べながら思った。

結局、今日もひたすら食べていた。体型を維持するためにも、ランニングと筋トレをますます頑張らなくてはいけない。

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