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紙のノートから「流れに乗る」感覚を取り戻す

先月、代々木の「手帳類図書室」を訪ねてから、毎日のように紙のノートを活用している。カフェに入ったら、いつもはすぐにパソコンを開いていたが、今はまずノートを開く。

思うことを何でも書き出すのだ!

そして現在の感情や、悩んでいることや考えたいこと、ふと浮かんだアイデアなど、なんでも自由に書き出す。大事なのは、ありのままを吐き出すこと。何も繕わず、自分の気持ちと素直に向き合う。そういう習慣をちょうど1ヶ月ほど行ってきた。

これは良い習慣になっている。書き出すことで、考えや感情が整理される。特にネガティブモードに入っているときこそ、紙に書くと良い。「堂々巡り」がなくなり、メンタルの安定をより早く取り戻せる。

しかし、ぼくが真にノートを役立てたいのは、ポジティブなことを考えるためである。今後の明るい未来について考えたい。正直言って、昨年は「明るい未来」を考える余裕がなく、常に「今」のことでいっぱいいっぱいだった(それには「孤独」に関する課題が関連していた。昨年末に何度かnoteに書いたのでここでは取り上げない)。

現在はようやく、未来のことを考えられるメンタルを取り戻せてきた。とはいえ、まだ具体的な目標や、この先の仕事や働き方をどうしていくか、ということはハッキリしておらず、そのことをちょうど考えているところだ。

今、仕事がそこまで詰まっていない分、比較的自由に使える時間がある。思い切った行動を起こすなら、絶好のチャンス。そこで、ノートに「もしお金と時間が十分にあるとしたら、何をしたい?」と書いてみた。妄想はタダでできる。

しかしパッと答えが思いつかないから、別のアプローチを考えてみる。

具体的に「これをやりたい!」と言えなかったとしても、ハッキリしている今の望みは、「自分を生かしたい」という気持ちである。ぼくはあまり気分が乗らないことを、「仕方ない」「我慢しよう」という気持ちでやると、どんどん勢いと自信がなくなってくる。昔から性格的に、何かを割り切ってやるのが苦手だ。心に引っかかりのない状態で、自由に楽しく、躍動するように生きたい。

今日読み終わった『RANGE(レンジ)知識の「幅」が最強の武器になる』という本からも、ポジティブな気付きがあった。

ぼくはいろんなことに興味がある。書くこと、旅行、モデル、本、添削、コンサル、サッカー、料理、ピアノ、心理学、筋トレ、などなど。「お前はこれだけやればいい。他のことは一切考えるな!」と言われたら、個性が死ぬ。あることをやっていても、どうしてもそれとは全然関係のない、別のことを考えてしまう。この「どうしてもやってしまうこと」を生かすのが、自分を生かすことにつながるはずだ。

「好奇心旺盛」は悪く言えば「飽きっぽい性格」だけど、この好奇心とフットワークの軽さは、強みとして生かさないともったいない。この本を読んでそう思った。純粋な好奇心、素朴な疑問、漠然とした違和感と向き合い続ける。

書いて書いて、書きまくるのだ!!

今朝、ふと「統合者」という言葉が浮かんだ。ぼくには様々な領域や分野を横断して、独自の発想や行動を生み出していける、そういう強みがある。統合的な生き方をしていきたい。

これまでの人生で、何度も「流れに乗る」感覚を味わってきた。流れに乗っているときは、必要なタイミングで必要な人が現れる。不思議な力が、自分のやりたいことを後押ししてくれる。「運が良い」「すごい偶然だ」と感じることが、立て続けに起こる。自分の精神のあり方と行動次第で、そういうことが起こりやすくなり、また起こりづらくもなることを、経験的に知っている。

ここ数年は、「起こりづらくなる生き方」をしてしまっていた。だから起こりやすくなる行動を取り戻していく。それって何なんだろう?と思うのだけど、「紙のノートやnoteに素直な気持ちを書き出す」もきっとそのひとつだ。つまりこの文章から、再び良い流れを取り戻していけることを信じている。

また、「受け身ではなく主体的に」というのも大事なキーワードだろう。流れに乗っているときの自分は、常に自発性と主体性があった。そのうえで、おもしろそうな話があれば思い切って「乗っかってみる」という姿勢。「嫌々乗らされる」という受け身の姿勢(被害者的意識)ではなく、「楽しんで乗っかってみる」という主体性が大切である。あくまでポジティブに巻き込まれ、ポジティブに人を巻き込んでいく。明るく楽しむこと。屈託なく笑うこと。

先日、知人から日光のワーケーション情報を得た。「おもしろそう!」「行きたい!」と思って即座に申し込んだ。こういう瞬発力、フットワークの軽さが、良い流れを生むはずだ。目先の損得など忘れて、興味を持ったらやってみる、行ってみる。それが何の役に立つか、なんて考えない。つい損得で判断しそうになる自分に、何度も何度も言い聞かせる。きっと損得勘定が悪い流れを生むのだ。人目を気にせず、やりたいことをやれ! 思い切ってダメになれ! 大胆に失敗しろ!

「もしお金と時間が十分にあるとしたら、何をしたい?」という問いには、相変わらず答えられない。でも、ここまで書いてきて、今進んでいる方向で間違っていないと感じる。自分の内側に力強さを感じられたらそれでいい。間違った選択は自分をどこか頼りない気持ちにさせ、正しい選択は自分を力強く感じさせる。それは頭ではなく、心(身体)でわかるもの。どこへ辿り着くかわからないけど、楽しそうな方向に進んでみよう。

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