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ながめくらしつ昔の話4

前回からとてつもなく時間が空いてしまいました…。この夏は、おそらく人生で一番忙しいんじゃないかというくらい忙しくて元々、時間がある時に書こうと思っていたので書けなかった、というのが言い訳です、すみません。今後もあまり期待せずに、ゆるりとお待ちいただければと思います。

ということで続きです。

初期ながめくらしつ最終回。2012年3月に上演した「起きないカラダ眠らないアタマ」という作品について。この作品は、もう9年前になりますが、今でも結構、覚えてます。(全て記憶を頼りに書いているので、間違いあるかも)

出演は目黒陽介、松田昇、鈴木拓矢、森田智博、山村佑理、小春、長嶋岳人の7名。ついにジャグラーが5人になり、最近特によく一緒にやっている山村佑理が初登場の作品です。そして小春とは、ながめくらしつとして一緒にやった最後の作品になります。この作品を機に、その後のながめくらしつの展開は、どどどー!っと大きく変わっていくのですが、それはまた別のお話ということで。

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会場は現代座。今でも大変お世話になっている劇場です。ジャグラー5人ということで天井高くて、それなりに広い、そしてそんなに値段も高くない劇場を探していて知人がTwitterで天井の高さを指定して検索出来る稽古場のサイトみたいなリンクを貼っていて、そこから「天井5m以上」と入力してヒットしたのが現代座でした。とりあえず勢いでメールして、現地まで行って、劇場の人に、こんなことやってますって以前のビデオを見せて、何だか気に入ってくれたみたいで、ここでやらせていただくことになりました。

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今回は美術も作ってもらって、舞台監督も雇って(ここで、ようやく舞台監督という人が必要だと実感する)照明さんは堀の外のジャグリングからお世話になっている寺田さんにお願いして(当時、日本で一番ジャグリング舞台の照明をしていたんじゃないかというくらい、ご活躍されてました。その時、照明プランを作るのは、これが最後かな、と仰っていたのが印象に残っています)今回で制作奥村初登場ですね。ついに巻き込んでしまいました。まさかこれから、あんなに大変になるなんて2人共思ってないでしょう…。

上演時間は約85分。稽古は4時間くらいを週3〜5回。期間は9ヶ月くらい。今では信じられないくらいやってました…。この時、自分たちのチームジャグリングの基礎みたいなものが固まった気がします。423とか今でもよく見る動きのほとんどは、この時に出来たものだったりします。よくこんなの本番でやってたなあっていうのもいっぱいあるんですけど、若かったんですね…。

ここまで気合い入れてやったことはないし、この先もないんじゃないかというくらいで、終わった後は少し燃え尽きたような感覚もあったような、なかったような。でもこの作品以降、段々ジャグリングだけではなくなっていったので、一つの区切りだったのは間違いないかと。今、同じくらいの熱量でジャグリング作品をしたらどうなるんだろうと思うし、やりたいとも思うんですが、うーん難しいよなー。でも何とかしてやりたいなー。

最近は、いつかチームジャグリングの新作のために色々と考えをためています。現実的な問題(主に予算)がクリア出来れば…いつか。




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