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【完全解説】どうやってパーソナルトレーナーになったら良いのか?

こんにちは。Yosukeです。
今回の記事は、【どうやってパーソナルトレーナーになったら良いのか】というテーマで書いていきます。

パーソナルトレーナーになるためにはいくつか方法があります

  • 大学や専門学校でトレーナーのための勉強をする

  • 民間の養成校などで短期勉強をする

  • フィットネスクラブでバイトして経験を積みながら研修を受けていく

  • 自分自身で身体を鍛え独学で勉強する

大きく分けてこんな通り道があると思います。そのお話をする前にそもそもパーソナルトレーナーの資格について触れておこうと思います。

パーソナルトレーニングスタジオ Zilch海老名店

パーソナルトレーナーは国家資格が存在しません

民間資格で有名なものが
・NSCA-CPT,CSCS
・NESTA
・NASM
・JATI
・アスレチックトレーナー

になります。
この資格を持っていると業界の中では最低限の知識を持っている証明になりますが必須ではありません。

トレーナーといっても体にまつわる国家資格を有しているトレーナーもいます。

  • 柔道整復師

  • 鍼灸師

  • あん摩マッサージ指圧師

これらの国家資格を持っていると幅が広がります。関節治療を推していきたいのなら、柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師などが合った方が良いでしょう。スポーツ選手に帯同したい想いがあるなら尚の事です。

治療系国家資格に関しては最低でも3年間の専門学校の卒業が最低条件となり、その後国家資格に合格しなければなりません。卒業に必要な単位が国家資格を受けるために必要事項になります。2023年現在通信はないため時間を費やす覚悟が必要です。

私は民間のスポーツ整体資格を持っていますが、どんなに腕が良くなろうと「治療」という単語は使えないため、柔道整復師を取るべきだっと後悔があります。

まずはあなたがどんなトレーナーを目指したいのか?これによって選ぶべき道が変わってきます。

大学や専門学校でトレーナーの勉強をする場合

大体それぞれ400万円ほどはかかると思った方が良いでしょう。専門学校の場合は通常3年、大学で4年あるため生活費も中々大変です。
これらの進路を通った場合、魅力的なことは「コネクション」の部分です。
上手いことスポーツチームを紹介してもらえたり、大手フィットネスクラブの採用面接に合格しやすいといったメリットはあります。

当たり前ですが、最低限の知識は身に付くためこの業界では働き口に困ることはないでしょう。もちろん中々仕事につけない方もいらっしゃると思いますが、その場合は別の問題があると思います。

治療系国家資格などの取得を目指している場合はとても良いと思うのですが、それ以外の場合は先でも述べました通りトレーナーには国家資格が存在しない問題を考えておく必要があります。

スポーツ系大学や専門学校を出たからといって、強い資格が取れるわけではありません。

また、授業に関しては幅広く学ぶため『無駄が多いこと』『講師の現場経験が足りないことが多い』というデメリットがあります。

民間の養成校などで短期勉強をする場合

上記の方法よりも最短でトレーナーになることが可能です。2ヶ月〜6ヶ月ほどのところが多いようです。NSCAやNESTA取得を目指すための内容であることもあれば、学校発行のよくわからない資格が発行されるところもあります。
学費は60万円前後のところが多くなっています。

これらのスクールでは無駄が省かれているものの、解剖学系の複雑なコンテンツに弱い印象があります。筋肉の触診などの授業はまずないと思います。

社会人を経験している方が主なターゲットだと思います。スクールの選び方としては、NSCAなどの有名な資格取得を目指しているところの方が就職に困ることはなくなるでしょう。
理由としまして、採用担当からすると有名な資格を保持している方が安心感が違うためです。

フィットネスクラブでバイトして経験を積みながら研修を受けていく場合

この場合、大手フィットネスクラブでの『ジムトレーナー』からになると思います。パーソナルジムですと完全に未経験の場合採用が難しいかもしれません。普段からトレーニングをしており、人に教えられるという方は採用されるところが今では多くなっています。

これまで様々なトレーナーを面接している身としては自分のトレーニングができるだけ未経験者は疾患・解剖学の知識が乏しくお客様に怪我をさせてしまうリスクが高いため不採用にしています。

大手フィットネスクラブでジムトレーナーからとなると、『広いジムエリアで立っているだけ』たまにマシンの指導をしたり、お客様と会話をしますが非常に暇で退屈な時間を過ごすことになります。ある程度経験を積むとパーソナルトレーナーの研修を受けることが可能です。

私が大手フィットネスクラブでアルバイトしていた時は徐々に徐々に研修があり、お客様にご案内できることが増えていきました。
半年ほどで、1番簡単な『少しだけ特別なトレーニング指導』ができるようになりました。パーソナルトレーナーまでの道筋は結構険しかったです。

アルバイトの求人があった場合、パーソナルトレーナーとしてデビューすることは可能なのか、しっかり確認しておくべきでしょう。

また、アルバイトから正社員になれることもあります。

自分自身で身体を鍛え独学で勉強する場合

ここ数年、この形が1番増えているような気がします。自分自身で鍛えてコンテストに出場する。その経歴からパーソナルジムに採用されて、研修を受けるケースも非常に増えています。
まず一つ厳しいことを言いますと、自分で鍛えるのとお客様を指導することは天と地ほどの差があります。

自分のトレーニングでは楽なことが、お客様の身体状況によっては禁忌な種目が数多く存在します。中にはヘルニア予備軍であったり、臼蓋形成不全といった関節の状態が隠れていることが結構な確率であります。これは丁寧にヒアリングをしたとしてもお客様も気づいていないことが多いため、正しい身体の知識が必要です。怪我をさせてしまったら大変なことです。

私はスポーツ学校出身ではありません

私は、大手フィットネスクラブ・フリーランスで月商100万円全国一位という経歴があり、現在ではパーソナルトレーニングスタジオZilch(ヂルチ)を4店舗経営しています。またキッズダンススクールビジネス(リディアダンスアカデミー海老名校)にも参入しています。
スポーツ系の大学を出ているとよく勘違いされますが、全然そんなことありません。

私は医療福祉系大学を卒業し、卒業後に「社会福祉士」「精神保健福祉士」という2つの国家資格に合格。そのまま精神科病院で『ソーシャルワーカー』として働いていました。心理カウンセラーとしての仕事もしながら、ソーシャルワーク業務を行なってきました。
全然関係のない道を進んできたのです。

パーソナルトレーナーになって、35歳までに自分をジムを持つ!と決めたのが26歳の時です。

年齢的にも今更時間をかけていられなかったため、私が取った行動は
・大手フィットネスクラブでアルバイトをする
・独学で勉強をする
・スポーツ整体の養成校に通う

というものでした。

この大手フィットネスクラブは半年ほどですぐに辞めました。理由としては『時間の無駄』と考えたためです。先に述べた通り、いきなりパーソナルトレーナーになれるわけではありません。

勉強したものは、インターネットで買った解剖学の簡単な教科書がスタートです。何気に学校でも使っているところもあるみたいですね。読む本は段々と難しい専門書にかわっていきました。

スポーツ整体を学び、ある程度人の身体をほぐせるようになった私は、低単価リラクゼーション店にて業務委託契約をしました。技術を高めるのにうってつけの場でした。たった数ヶ月整体の学校で勉強しているだけの私が指名率No.1になりました。

夜はリラクゼーション店、昼はパーソナルジムの受付。隙間時間にSNSで募集したモニターの方にパーソナルトレーニング指導を無料で行い、経験を積ませて頂きました。

NSCA-CPTという資格に合格した私は早速大手フィットネスクラブでフリーランスにてデビューします。すぐにクライアントがつき、ある程度生活できる収入になっていきました。

その後は、徒手の筋膜リリースを学べて尚且つコンディショニング特化のパーソナルトレーナーとしてフリーランス活動可能な大手フィットネスクラブと業務委託契約をしました。今思えば、研修時間は時給が発生しているかなり良い待遇でした。業務委託でこれはまずあり得ません。技術が足りていないなら、むしろこちらが研修費を払うことが一般的です。

ここで月商100万円、全国売上一位という実績を作ることができたわけです。

いかがでしたか?パーソナルトレーナーになるには、さまざまななり方があります。あなたの目指す目標に向かって最善のルートを考えてみてください。

ちなみに、私はこれまで100名近い採用面接をしてきていますが、パーソナルトレーナーの採用にかなり苦労しています(笑)
理由としては
・勉強していないのがすぐ分かる(勉強しようという意志がない)
・でかくなるためだけのトレーニングしか知らない
・一般常識がない人が多い(履歴書に顔写真貼っていないとか・・・)
・コミュ力が低い

など。問題が山積みでして、お客様を任せられないと判断してしまうことが多いです。



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