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シドニー在住 東京のコーヒー屋オーナー

現在はオーストラリア、シドニー在住でありながら東京の南麻布にある『N t S coffee Tokyo』のオーナー。

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初めてオーストラリアに訪れたのは2008年のリーマンショックの最中。

当時の自分はオーストラリアに永住という目的も全くなく、渡豪の目的はただただ『語学習得』という事が一番の目的であった。

オーストラリアに渡る前は2003年からアパレル運営会社に所属しており、東京を中心としながら全国の店舗運営、開発、立ち上げ等で日本国内を渡り歩いていた。当時東京を中心にインバウンド勢の爆買いが密かに始まっており、当時は昨今と違い、客層は中国勢が中心ではなく、台湾、香港勢が中心だった。そしてやりとりは全て『英語』。 時を同じくして羽田空港の滑走路増設、国際化がすでに日本国内では最新のニュースとして話題となっており、今後更に東京を中心にアジア勢のインバウンドが増加していく事は目に見えていた。当時全く英語が話せなかった自分にとって、今後、未来を生き抜く上で『英語』というスキルの必要性を強く感じていた。

その後、オーストラリアへ渡ったのがリーマンショックの最中の2008年。世界中で株価暴落というの中でも当時のオーストラリアは中国バブルの恩恵を受けていた事で、立ち直りも非常に早く、そこから数年は不動産バブル、プチバブルに湧いていた。

2010年日本へ帰国後、以前のアパレル会社の人間と共に新たなアパレル運営会社を設立する。設立後数ヶ月で軌道に乗るも、翌年2011年3月の『東日本大震災』で大きなダメージを受ける。何とかギリギリの状態でビジネスを継続出来、困難を乗り切る事に成功。そこからアジア勢のインバウンドが年々増加したことでビジネスは無事に軌道に乗るが、自分の中には東日本大震災を機に『日本だけを拠点に生活して行く事の疑問』が生まれていた。それは地震、津波、原発を目の当たりにし、今後の未来を生き抜く上で、一つの拠点に留まらない『多拠点』の重要性を強く感じた。

2015年に再度オーストラリアシドニーへ移住。その時まだ日本には多くは浸透していなかったオーストラリアのカフェカルチャー(世界各国のフュージョン料理、レベルの高いコーヒー、人と人とのコミュニティ)に魅了され、10年以上続けたアパレルからキャリアチェンジを図り、シドニーの某有名カフェにて働く。

自分の大好きなオーストラリアのカフェカルチャーを自分の国の人間に知ってもらいたいという想いと国をまたいだ新たな未来の働き方を体現したいという想いが生まれ、『多拠点』のもう一つのベースである東京にオーストラリアンスタイルコーヒースタンドN t S coffee Tokyoを2018年7月にオープン。オープンから現在まで朝から活気のあるオーストラリアのカフェカルチャーとコミュニティを南麻布の住宅地のど真ん中で伝え続けている。

そして

現在は東京、南麻布の『N t S coffee Tokyo』のオーナーでありながら、オーストラリア、シドニー在住。

ここまでが自分の自己紹介。

今後『note』では、『N t S coffee Tokyo』のオーナーとしてではなく、『中村陽介』一個人として日々思う様々な事をここに残していこうと思う。


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