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心を動かすものがあれば、まずはやってみる(「ずらし転職」の後書きより)

このnoteの概要

こんにちは、村井庸介です。

就職・転職における内定取り消し、自宅待機が増え今後のキャリアについて悩む方の話を聞く中、僕が世の中に貢献出来ることは何かと考え、働き方・キャリアについて、出版した2冊の著書をもとに、このnoteを始めました。

いまは、転職などを考え始めている方向けに、
「ずらし転職」(ワニブックス)
から、実践できる内容をピックアップし、お届けしてまいります。

今日は「ずらし転職」の後書きで書いた、後書きに一部加筆を加えながらお届けしたいと思います。僕自身の等身大のキャリアの考え方、

私自身が今何を考えているか

これまでキャリアのつくり方についてみなさんに提案してきましたが、最後に私自身のキャリアの今後のビジョンについてお話しします。

私はビールのような歴史ある産業に、株主・役員の立場から「どうやってうまくITを使うか」という作戦を考え、実施に運用まで携わってます。

歴史ある産業がデジタル化で成功して、かつ中小企業でうまくデジタルを活用してビジネスが伸びていったという事例をいくつかつくりたいと思っています。

ビールのほかにも、柔術ジム、日本酒など、従来あまりデジタル化が馴染みのなかった産業でビジネス成長に絡めて行くことを考えています。

そして、また掛け算を重ねて、周りの人とは違うポジション、違うフィールドに結果としてたどり着くのかなと考えています。

大きなトレンドとして、あらゆる産業がデジタル化していくのは避けて通れない道なので、IT側にいるよりも、いろんなITを活用して自ら産業を変えていく立場にいたほうがおもしろいような気がしています。

ITによるビジネス変革が起きれば起きるほど、組織の中の人の価値観や細めな気遣いが付加価値の源泉となり、逆に人材開発が重要にもなると思っているので、それにも力を入れていきたいなと思っています。

これは、いまの会社でやっていくというのもそうですし、クライアント先の役員の名刺をいただき、その立場として事業に携わるのも含めての話です。

「今後のキャリア」というと、サラリーマンが課長になって、部長に昇進して、ということを考えがちですが、自分の立場がどう変わっていくかというのはキャリアとは違うと僕は考えます。

それはキャリアというより役割変化の話であって、キャリアというのは、世の中に対して何かしらの価値提供を残すという話だと思っています。

価値提供の方法は人それぞれですが、私はいままでコンサルティングやITに関わってきたので、その経験を違う分野に価値提供できたらよいなと感じています。

いろんな分野に関わっていくと、より自分のなかの「掛け算」を実感しやすいのでよいと思います。

心を動かすものがあれば、まずはやってみる

人生は一度きり。何か少しでも心を動かすものがあるなら、まずはやってみることが大事です。

「ずらし転職」や社内の新しいプロジェクトなど、小さなことを繰り返していくうちに、自分のやりたかったことへの企画の承認が得られたり、独立のきっかけになったりすることもあります。

なので、少しでも心が動くのであれば、自分の心のアンテナに従って動くとよいでしょう。自分の人生の楽しみや幸せを決められるのは、結局自分でしかありません。

自分自身をいたわって大事にしてあげながら、そのなかで転職や社内異動という選択がとれるのであれば、臆することなくとっていきましょう。

何か新しいチャレンジや行動を始めるときに、人と違うということに対して「あいつちょっと変わってるな」という目でみられることもあります。

メガネチェーンの再生プロジェクトに中のメンバーとして関わることは、仲良かった人からも「本当に大丈夫?」と心配されたりもしました。ただ、結果として、再生した社長からの学びや自ら主体となって、色々と新しい企画も立上げ、むしろ貴重な経験となりました。

なので、むしろ「マイノリティにこそ価値がある」と思って、受け止めてみる方が良いと思います。

マジョリティであるということは「替えが利く」ということでもあるので、徹底的にマイノリティに向かっていったほうが、自分にとってプラスになるのです。

それこそが、結果的に「自分らしさ」をつくっていきますし、そういう人生を楽しんでもらいたいです。

出展:ずらし転職(ワニブックス)

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