vol.10

一所懸命にやってる人たちには大変申し訳ないんですけど。

広告って結構なあなあになってる世界だな、と昔から思ってる。

広告に限った話ではないと思うけれど、
高い理想や意義、目的意識は人を伝っていくにつれて薄れていき、
下流にたどり着く頃には形骸化されている。

Web広告屋さんを10年やっていて感じるのは
末端にとっては広告って作業だよ、ということ。

そして、末端から上流へ向かって、疲弊していく環境の中で
理想や意義よりも優先されるものが発現しては遡上して
そして、どこかで「どうなってるんだ!」の声が上がる。

どうなってるんだ!じゃないよ。こうなったんだよ。
理想や意義に共感する人たちは末端にはいないんだよ。
そういうシステムになっているんだ。社会は。

理想や意義で人を動かせるのは、それを言い出した人を直接知っている人までで、
そこから先は別の目的やゴール、目標、モチベーションを創造・提供しなければならないんだよ。

まぁ、それだけなんだけど。

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