vol.17

僕はExcelが得意だ。

広告業界に入って11年。毎日Excelを触ってきたことがもっとも大きな理由だと思うけれど、より重要なのは「Excelをどう使うのがもっとも効率的か」を思考してきたからだと思う。
新卒で入った会社が、というかその時のメンバーや先輩がとんでもない早さでExcelを扱っていたことが、僕のExcel人生のスタート地点だった。

僕の中の常識はそこで作られている。

・正となる情報と結果を照らし合わせる=精度が重要である
・ローデータはいじらない=振り返れることが重要である
・マウスは使わない=速度が重要である
・再現性のある処理をする=継続的に効率を上げることが重要である

データを提出用フォーマットにぺたぺた貼り付けることから始まった人とは、そもそもスタート地点が違うと思う。

採用をしていると、「Excel使えます」と面接で話す人たちとは、”使える”の定義が違うことに気づいた。
彼らの”使える”は、触ったことがある、だ。
僕の考える”使える”は、使いこなせる、だ。

今の会社でExcel研修などを開いているおかげで、社内での僕のプレゼンスが分かりやすく、かつ伝わりやすく、そして頻度も高く頼ってもらえるようになった。これは組織に属している以上、非常に有益な話だ。

Excelが使えると、自分のスキルとなって別の会社に移っても一定の価値を早く創出できる。これは、市場における自分の価値を作ることである。
今日明日の話ではなく、数年単位で自分の価値を保有できるのだから、この業界で生き残っていく上で、分かりやすい武器を持つことは重要だなと考えているし、その武器としてExcelはとてもとても優れている、と思う。

座右の銘は「Excelは何でもできる」です。
現場からは以上です。

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