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44歳という年齢

仕事で一緒だった50代半ばのおじさん。
最近マッチングアプリで出会った彼女(50歳)の話を遠慮なしにしてくる。
聞きたくない話にも無感情で相槌を打たなければならない。
男性社会、は、まだ日常の最中。

「朝の4時までエッチしちゃった」
と、性欲と知性の全く感じられない言葉に嫌気がさして、作業中の手も止めずに聞き流していたら、

「もしかして、もう(生理)あがっちゃった?」
と笑いながら聞いてくる。

本当に愚かだ。


44歳という年齢から、自分の身体が中年体型に変化している事は気づいている。
身体だけではない。
月に何度か訪れるムラムラとした感情、今は3カ月に一度あるかどうか。

もし、今、パートナーができて1番心配なのは、そういったタイミングで、そういう気分になって、身体が反応して、うまくできるのか。
正直、自信がない。

44歳というのはそういう歳なのだろうか。

書類を捌きながら、おじさんに呪いの言葉を念じた。

「おじさんの借金がバレて、破談になりますように。自分の事を「かわいい?」と赤ちゃん言葉で話す癖にドン引きしますように。情事を他人に話しているのがバレますように。ビデオ通話している時、スクショいっぱい撮っているのが見つかりますように。」

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