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毛筆川柳 漢字にまつわるエトセトラ その11『藪北茶』

サブタイトル『毛筆アートで勝手にCMパロっちゃえ』として『藪北茶編』をお届けします❗😅

『やぶきた茶』『やぶ北茶』『藪北茶』

時は明治。静岡市駿河区の竹藪を開墾して茶畑を造成した杉山彦三郎は、ある日北側の地に生育した一本の木に眼を止めた。

木は鮮やかな緑色を発色し、まるで茶聖のごときオーラを放っている。彦三郎は眼を剥いた。

いつもなら駿河湾からの海風が潮の香りを運んでくる。しかしこの時、彦三郎が嗅いだのは潮の香りではなかった。豊潤でコクのあるふくよかな茶葉の甘い香りだった。

その瞬間、彼の眼を射ったのは流星のごとき閃光だったに違いない。そしてそれはやがて揺るぎのない確固たる自信と信頼の礎として彼の頭上で北極星のように輝いていくことになったことだろう。

竹藪の北側の大地で誕生した茶聖の木。よって『やぶきた』と名付けられた『やぶきた茶』は、今や日本全土の実に80%ものシェアを占めている。

彦三郎の夢と努力と執念を実らせた『やぶきた茶』の原樹は、静岡県の天然記念物に指定され、『杉山彦三郎記念茶畑』で老木となった今もなお大きく茂っているという。

ひらがなと漢字の一部分を『流星のごとき閃光』が貫いて、両者を一体化しています。

『八女茶』『狭山茶』『静岡茶』『宇治茶』『知覧茶』などは産地を表す銘柄名で品種ではありません。

お茶の品種はなんと100種類以上❗😲『やぶきた茶』は圧倒的シェアを誇りそのトップを独走する日本茶の品種の代表格なんですね。わお~知りませんでした❗😅何気なく飲んでいましたが、今後はもっと味わい深く飲ませて頂きたく存じます❗👍

では最後に川柳を一句❗👍

🎶川柳
『藪北に 後光挿したる 茶聖あり』(やぶきたに ごこうさしたる ちゃせいあり)

以上、漢字にまつわるエトセトラその11『勝手にCMパロっちゃえ 藪北茶編』でした。有難うございました。またね~👋🤭

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