標本化定理について(PCM)

標本化定理って、聞いたことありますか。だいたいの電子・情報系の学科を卒業された方なら聞いたことくらいはあると思います。

ある周波数f以下の成分しか含まない信号であれば、サンプリング周波数2fでサンプル(標本化)すれば、同じ波形を再生することができる、というものです。

これにより、300Hz~3.4kHzの音声を通信することが決められている電話回線では、8kHzでサンプリングすることで、正確な音声が伝送できるのです。そのときの1サンプルを8ビットで表すと、8bit×8kHzサンプリングとなるので(1秒あたり8000データが出てきて、それぞれが8ビットなので)64kbpsとなり、この64kbpsが、音声コーディングの基本となります。

この方式をPCM(Palse Code Moduration)と言い、これを24回線集めることができる装置をPCM24と呼んだりしてきました。これにより、300Hz~3.4kHzの音声を通信することが決められている電話回線では、8kHzでサンプリングすることで、正確な音声が伝送できるのです。

※基本的にわかりやすさを優先しています。正確な表現でなくてすみません。