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ファウストの悪魔ってどんなん?(ChatGPT)

いつもの息抜きにChatGPTに物語を教えてもらったら、「ファウスト」の話が出てきました。

話自体は知っていたのでふーんと思って読んでいたのですがふと、「悪魔を呼ぶ」って、ヨーロッパの物語の伝統では普通に出てくるのはなぜか気になりだし、深く聞いてみたら、中世あたりに書物としてまとめられた有名な黒魔術の本があるということが分かりました。

で、そういった魔術の本の一つである『レメゲトン』に、72体の悪魔の召還方法を記述した「ゴエティア」という章があるらしく、ウィキペディアにも載っていたので読んでみたらなかなか象徴的解釈のしがいがある面白い記述でした。

そこで、ChatGPTにいろいろ聞いてみました。寄り道し過ぎて最初の3柱の悪魔についての説明しか聞けませんでしたが。

黒魔術の悪魔はギリシャ神話の神に似てるなあとも思いました。キリスト教の世界観でハミ出てしまったパワフルで危ない奴ら、それが悪魔なのかもしれません。

ここには記載しないと思いますが、しばらく勉強合間の息抜きに72体全部についての説明を聞いてみたいです。

目次付けておきます。

「ゴエティア」に記載されている第1位の悪魔、バエルについて教えてください。

User
「ゴエティア」に記載されている第1位の悪魔、バエルについて教えてください。

ChatGPT
「ゴエティア」とは、悪魔や霊的な存在を召喚したり制御するための魔術的な儀式や方法を記述した文献の一部です。具体的には、16世紀のグリモワール(魔術の書)「レメゲトン」の第一部にあたり、72体の悪魔の名前と特性、召喚方法が記されています。

その中で最初に記載されている悪魔がバエル(Bael)です。バエルはしばしば3つの頭を持つ姿で描かれ、それぞれ人間、トード(ヒキガエル)、猫の頭があります。彼はまた、王冠を着けて蛇の姿をしていることもあります。彼が乗っているものは、しばしば猫やトード、時には蜘蛛とされています。

バエルは霊的な階級ではキング(王)に位置づけられており、彼に仕える霊的な存在は66の軍団を持つとされています。彼は偉大で強力な王で、話す者に見えないようにする力を持っているとも言われています。

また、バエルは未来を予知する能力を持つともされ、人々が彼を召喚する理由の一つとなっています。しかし、彼の助けを借りるには注意が必要で、彼は巧妙であり、信頼できないとも考えられています。

User
バエルの姿や能力に象徴的意味があれば教えてください。

ChatGPT
悪魔の象徴は解釈に広範な差がありますが、以下はバエルの特徴の一般的な解釈です。

三つの頭:三つの頭は、彼が過去、現在、未来を見る能力を象徴している可能性があります。それぞれの頭が異なる生物のものであることは、彼が物理的世界の多様性と複雑さを理解し、制御する能力を持つことを示唆しているとも言えます。

王冠と蛇:これらは一般的に権力と知識の象徴とされます。王冠は彼の地位と力を、蛇は古代の知識と智慧を象徴しています。

乗物:猫、トード、蜘蛛はしばしば魔術や神秘主義の象徴とされます。これらの動物は夜行性であり、人間にとって見慣れない行動をとることから、隠された知識や秘密を暴く象徴とされることが多いです。

透明化能力:透明化能力は、真実や知識を覆い隠すバエルの優れた詐欺能力を象徴している可能性があります。

これらの解釈は必ずしも絶対的なものではなく、バエルの特性や特徴が示す意味は文化的、個人的な視点により異なることを覚えておくべきです。また、「ゴエティア」自体が魔術や霊的な実践の一部として存在し、解釈はその背後にある信仰体系や哲学に強く依存するため、特定の象徴的な意味を持つと一概には言えません。

『レメゲトン』の構成を教えてください。

User
ありがとうございます。

『レメゲトン』の構成を教えてください。

ChatGPT
「レメゲトン」または「レッサーキー・オブ・ソロモン」は、17世紀に成立したとされる魔術の手引書(グリモワール)です。この書物は5つの部分から成り立っています。

ゴエティア(Goetia): 72体の悪魔の名前と特性、召喚方法を記載しています。召喚する悪魔によっては、財宝を見つけたり、秘密を暴いたり、敵を倒したりする力を得ることができるとされています。

テウルギア・ゴエティア(Theurgia Goetia): 主に空気の精霊について記述しており、その精霊たちの特性と召喚方法が詳述されています。

アルマデル(Armadel): 高等な霊的存在や天使と通信する方法を記述しています。

パウロ(Pauline Art): 宇宙の秘密や天使の階級を理解する方法を教えています。

アルシュ・ノトリア(Ars Notoria): 知識と学問を高めるための魔術的な方法を伝えています。

これらの各部分は、召喚術、天使学、霊的階級、神秘主義的知識の獲得など、さまざまな霊的なテーマをカバーしています。また、これらの魔術の儀式や方法は、通常、特定のシンボル、印章、呪文、祈りなどを用いて行われます。

User
それぞれの書物の表題の意味を教えてください。

ChatGPT
「レメゲトン」に含まれる各部分のタイトルの大まかな意味は以下のとおりです。

ゴエティア(Goetia): ギリシャ語の「goēteia」から派生した言葉で、「魔術」や「魔法使いの行為」を意味します。

テウルギア・ゴエティア(Theurgia Goetia): 「Theurgia」はギリシャ語で「神の仕事」を意味します。したがって、全体としては「神の仕事の魔術」などと解釈できます。

アルマデル(Armadel): 「Armadel」の意味は明確ではありません。この語源や意味については学者の間で確定的な解釈はありません。

パウロ(Pauline Art): 「Pauline」はラテン語の女性名パウラ(Paula)の派生形で、「小さな、控えめな」を意味する「paulus」から来ています。「Art」は「技術」や「学問」を意味します。全体として、「パウラの技術」または「パウラの学問」などと解釈できます。

アルシュ・ノトリア(Ars Notoria): ラテン語で、「Ars」は「技術」または「芸術」、「Notoria」は「著名な」または「明らかな」を意味します。全体としては「明らかな技術」または「著名な芸術」などと解釈できます。

これらの解釈はあくまで推測であり、各タイトルが具体的に何を指しているか、またはそれらが何を象徴しているかは、その背後にある文化的、歴史的な文脈によります。

レメゲトンはどういう意味ですか?

User
大丈夫です。ちなみにレメゲトンはどういう意味ですか?

ChatGPT
「レメゲトン」または「レメゲトン・クラビス・サロモニス」(Lemegeton Clavicula Salomonis)のタイトルは、「ソロモンの小さな鍵」を意味します。ここでの「鍵」は、一般的には知識や秘密、力へのアクセスを提供する手段を指しています。

「レメゲトン」自体の語源については不明瞭な部分があります。ラテン語やギリシャ語の単語に直接的な対応するものは見つかっていません。しかし、「レメゲトン」はしばしば「レッサーキー・オブ・ソロモン」とも呼ばれ、「小さな鍵」という解釈は、この書物が魔術的な知識や力への入口、すなわち「鍵」を提供するという意味合いを持つと考えられます。

なお、「クラビス・サロモニス」(Clavicula Salomonis)は直訳すると「ソロモンの小さな鍵」を意味します。「クラビス」はラテン語で「鍵」、「サロモニス」は「ソロモンの」を意味します。「ソロモン」とは旧約聖書の王で、伝統的には高度な魔術の知識を持つとされています。

ソロモンについて教えてください。

User
ソロモンについて教えてください。

ChatGPT
ソロモンはヘブライ聖書(旧約聖書)に登場するイスラエルの第三代王で、ダビデ王の息子であり後継者です。紀元前970年頃から紀元前931年頃までの約40年間、彼はイスラエルを統治しました。彼の治世は平和で繁栄していたとされ、経済的な繁栄、外交的な成功、そして大規模な建設プロジェクトを経験しました。

ソロモンの最も有名な建設プロジェクトは、エルサレムに建設された第一神殿(ソロモンの神殿)であり、これは後にバビロニアによって破壊されます。この神殿はイスラエルの信仰の中心地であり、ユダヤ教における神聖な象徴でした。

ソロモンはまた、非常に知恵が深いとして広く知られています。彼の知恵の例として最もよく引用される話は、二人の女性が同じ子供を自分の子と主張したときの裁判の話です。ソロモンは、子供を二つに切ってそれぞれの女性に半分ずつ与えると提案しました。その結果、真の母親が子供の生命を守るために自分の主張を引っ込め、ソロモンが真の母親を見抜くことができました。

また、魔術や神秘主義の伝統では、ソロモンは強大な魔術師であり、悪魔や霊を制御する能力を持っていたとされています。これらの伝説は中世ヨーロッパの魔術の書(グリモワール)に影響を与え、その中にはソロモンの名前を冠したものも多く含まれています(例えば「ソロモンの鍵」や「レメゲトン」など)。

ドイツの哲学者イマニュエル・カントが『視霊者の夢』で批判的に記述したというスヴェーデンボリは、こういった魔術書の系譜に関係あるのでしょうか?

User
ありがとうございます。

違う話になりますが、ドイツの哲学者イマニュエル・カントが『視霊者の夢』で批判的に記述したというスヴェーデンボリは、こういった魔術書の系譜に関係あるのでしょうか?

ChatGPT
エマヌエル・スヴェーデンボリ(Emanuel Swedenborg, 1688-1772)はスウェーデンの科学者、哲学者、神秘家であり、彼は幅広い学問分野で業績を残しました。彼は自らが天使や霊と通信する能力を持つと主張し、この霊的な体験は彼の哲学と神秘主義の視点に深く影響を与えました。彼の思想はスヴェーデンボリ主義として知られ、宗教的な運動を引き起こしました。

スヴェーデンボリの思想は、彼の生涯を通じて体系化され、広範囲にわたる主題を取り扱いました。彼の著作は神学、霊的な現象、天使と悪魔、霊的な世界の構造、霊的な生活など、幅広いトピックを扱っています。

しかし、彼のアプローチは、「レメゲトン」のような魔術書の系譜とは基本的には異なるものです。彼の作品は、神秘的な体験や霊的な通信を通じて得られる知識を重視していますが、これは魔術書がしばしば取り扱う、特定の儀式や呪文、シンボルなどによる直接的な力の操作とは異なります。

イマヌエル・カント(Immanuel Kant, 1724-1804)は、スヴェーデンボリの主張について批判的な視点を提供しました。彼の著作『視霊者の夢』では、カントはスヴェーデンボリの霊的な体験とその哲学的な意義について議論し、その信憑性と意義について懐疑的な見解を示しています。

第2位の悪魔アガレスについて教えてください。

User
ありがとうございます。「ゴエティア」の72体の悪魔の話に戻ります。

第2位の悪魔アガレスについて教えてください。

ChatGPT
「ゴエティア」に記載されている第2位の悪魔アガレス(Agares)について説明します。

アガレスは、「ゴエティア」によれば、地獄の東部を支配する公爵(デューク)で、31の軍団を指導しています。彼はしばしば年老いた男性の姿で描かれ、鷹の姿で、または鷹を乗せた鱷魚(ワニ)の上に乗って現れるとされています。

アガレスは言語の知識を授けるとされ、話す者にすべての言語を理解させることができると言われています。また、逃亡した者を引き戻す力を持つとも言われ、この性質からアガレスは征服者や探求者に関連付けられることがあります。

彼はまた、地震を起こすことができるとされ、この力は物理的な変化だけでなく、象徴的な意味での変化や混乱をもたらすことを示唆しているとも解釈されます。

しかし、「ゴエティア」に記載されている悪魔たちは、基本的には中世の魔術的伝統における神秘的な象徴であり、彼らが表現する具体的な概念や力は文脈や解釈によります。悪魔に対するこれらの描写は、召喚や制御の儀式の一部として用いられ、個々の魔術師の目的や信念によってさまざまな形で解釈されました。

User
アガレスの姿や能力の象徴的意味を教えてください。

ChatGPT
アガレスの姿や能力はいくつかの象徴的な要素を持っています。

まず、彼がしばしば描かれる年老いた男性の姿は、経験、知識、叡智を象徴しています。年を重ねることで得られる洞察や理解は、彼が授けるとされる全ての言語の知識につながっています。これはまた、言語を通じたコミュニケーションや理解、橋渡しの象徴でもあります。

彼が鷹を連れている、または鷹の姿で描かれることは、鳥はしばしば高みからの視点、精神的な洞察、自由な精神の象徴とされるため、アガレスの霊的な知識や洞察を象徴している可能性があります。

また、鱷魚の上に乗る姿は、危険や恐怖に対する制御と勇気を象徴している可能性があります。この姿は、厳しい状況や困難に立ち向かう能力を表しているかもしれません。

彼が地震を起こすとされる特性は、物理的な変化だけでなく、状況や生活における深刻な変化や混乱を象徴しているとも解釈できます。これは、変革や変化をもたらす力、または不安定な状況を制御する能力を示しているかもしれません。

彼が逃亡者を引き戻す力を持つとされる点は、迷走や迷いからの回帰、あるいは過去の問題や未解決の問題に再び向き合う必要性を象徴しているとも解釈できます。

このように、アガレスの特質や姿は、多くの象徴的な意味を持ち、それらは魔術師の目的や意図によりさまざまに解釈される可能性があります。

第3位の悪魔ウァサゴについても教えてください。

User
ありがとうございます。

第3位の悪魔ウァサゴについても教えてください。

ChatGPT
「ゴエティア」に記載されている第3位の悪魔、ウァサゴ(Vassago)について説明します。

ウァサゴは、同書において強大な力を持つプリンス(王子)として描かれています。ウァサゴは26の軍団を指導しており、クリスタル占いや予知の技術に精通しているとされています。

特に彼は未来の出来事だけでなく、過去や現在の出来事についての知識も授けるとされています。この能力により、ウァサゴは隠された情報を明らかにし、失われた物を見つける能力を持つとされています。

ウァサゴの姿については詳細な記述はないものの、「ゴエティア」に記載されている他の多くの悪魔と同様に、彼も恐ろしいまたは異形の姿で描かれることが多いと思われます。

しかし、ウァサゴは他の悪魔とは異なり、善良な性格を持つと記述されています。これは、彼が召喚者に対して協力的であり、情報を開示することによって援助を提供する傾向があることを示しています。

それにもかかわらず、「ゴエティア」に記載されている悪魔の召喚や操作は、しばしば危険であり、多大な注意と準備が必要とされています。これらの悪魔は強大な力を持ち、しばしばその力は制御が難しいとされています。

ゴエティアに記述されている悪魔の召還方法は危険なのですか?

User
ゴエティアに記述されている悪魔の召還方法は危険なのですか?

ChatGPT
「ゴエティア」は、悪魔を召喚し、問い詰め、そして従わせる方法について詳しく説明しています。これは、知識や力を得るための手段として描かれています。しかし、これらの儀式は危険なものと広く認識されています。

まず、悪魔を召喚する行為自体が、未知の力を操作し、自己の精神的、霊的、物理的安全を危険にさらす可能性があります。悪魔はしばしば欺瞞的で、強大な力を持つとされており、それらを誤って扱うことは危険な結果をもたらす可能性があります。

さらに、このような儀式はしばしば非常に複雑で、厳密な手順と儀式用具が要求されます。これらの要素の一つ一つが正確に準備され、実行されなければならず、そうでなければ、儀式は失敗し、または予期しない結果をもたらす可能性があります。

また、「ゴエティア」のような魔術的なテキストは、しばしば象徴的かつ隠喩的な言葉で書かれています。その意味を正確に解釈することは困難であり、誤解や誤解釈は危険な結果をもたらす可能性があります。

最後に、魔術の実践は、多くの文化や宗教において禁忌とされています。それは、道徳的、倫理的、宗教的な問題を引き起こす可能性があります。

したがって、「ゴエティア」のような魔術的なテキストの使用は、一般的には非常に注意が必要であり、しばしば危険と見なされています。

ウァサゴの召還方法として記述されていることを教えてください。

User
ウァサゴの召還方法として記述されていることを教えてください。

ChatGPT
「ゴエティア」に記載されている悪魔召喚の一般的な手順はウァサゴの召喚にも適用されます。それは非常に複雑で儀式的なプロセスであり、さまざまな要素―魔法の円、祈り、呪文、記号、特定のタイミングやアイテムなどを必要とします。

具体的な手順は以下のようなものが含まれますが、詳細はテキストごとに異なり、また各々の悪魔に応じて特異な要素もあります:

魔法の円の準備: 魔術師は自身を保護するために魔法の円を描きます。円の内部には、魔術師自身の名前や神聖な名前、様々なシンボルが記されることがあります。また、魔術師は円の内部で儀式を行い、その外側に悪魔を召喚します。

祈りと呪文の唱える: 魔術師は神聖な名前や祈りを用いて悪魔を召喚します。これらの祈りや呪文は、悪魔に力を与え、その存在を確認し、その従順を要求することを目的としています。

悪魔の召喚: 一旦儀式が始まると、魔術師は特定の悪魔―この場合はウァサゴ―を召喚します。これは、その悪魔の特定のシンボルやシジル(符号)を用いて行われ、またその悪魔の名前を唱えることで行われます。

命令と制御: 悪魔が召喚されると、魔術師はそれに対して命令を発します。これは通常、情報の提供や特定のタスクの遂行などを要求する形で行われます。魔術師はまた、悪魔がその命令に従うことを確実にするための制御の手段を用いることがあります。

悪魔の放逐: 最後に、魔術師は悪魔を放逐し、儀式を終了します。これは通常、特定の祈りや命令を用いて行われ、悪魔が元の領域に戻ることを確実にします。

このような儀式の全てのステップは非常に注意深く行われるべきで、ミスや不注意は危険な結果を引き起こす可能性があります。

なお、私が上記で述べたことは、あくまで「ゴエティア」の内容の説明であり、召喚儀式の試みや実践を奨励したり推奨したりするものではありません。

なぜ魔術の提唱者はこういった霊的存在を、 「悪魔」という良くないもの、醜いもの、交流すべきでないものとして描いたのでしょうか?

User
ありがとうございます。

ところで、これまでの3柱の悪魔について知る限りでは、姿こそ異形なものの、その能力は文化によっては「神」に属するものとされていても全然おかしくないように思えます。

なぜ魔術の提唱者はこういった霊的存在を、 「悪魔」という良くないもの、醜いもの、交流すべきでないものとして描いたのでしょうか?

ChatGPT
これは非常に深い問いで、異なる視点からの答えがあるかもしれません。以下にいくつかの可能性を示します:

宗教的な視点: 「ゴエティア」は、キリスト教の枠組みの中で書かれています。そのため、霊的な力を持つ存在は「神」か「悪魔」のどちらかに分類される傾向があります。悪魔は、その神聖なる力を神から離反した存在として描かれることが多いです。彼らは力強いが反逆的で、従うことを好まないと見なされます。

倫理的な視点: 「ゴエティア」のような魔術書は、多くの場合、知識や力を求める個人によって使われます。このような目的は、しばしば社会的、道徳的、または宗教的な規範に反すると見なされることがあります。そのため、これらの存在を「悪魔」として描くことで、その非正統性や禁断性が強調されるかもしれません。

力の制御: 「ゴエティア」のような魔術書は、知識や力を求める人々に対して、それらの存在は危険で、制御が難しいというメッセージを伝えることがあります。悪魔としての描写は、その力が制御できないときにどれほど破壊的で危険であるかを強調するためのものである可能性があります。

以上の視点は、いずれもなぜ霊的な存在が「悪魔」として描かれるのかを説明する一部の観点に過ぎません。さらに深い理解を得るためには、特定の文化や歴史的背景についての詳細な研究が必要でしょう。

キリスト教という伝統の中で生きている人々を思うとき、力のある霊的存在が悪魔として観念されうるということは大いに納得できます。

User
ありがとうございます。挙げていただいたそれぞれの観点に、かなり納得できます。

とりわけ、キリスト教という伝統の中で生きている人々を思うとき、力のある霊的存在が悪魔として観念されうるということは大いに納得できます。

ChatGPT
それは嬉しいです。確かに、多くの宗教や伝統では、霊的な存在が二元的な視点から評価されることがよくあります。これは、人間の経験や道徳的な判断を理解し、説明するための手段として提供されます。

キリスト教の視点では、悪魔は神の反対側に位置する存在として描かれます。彼らは罪、誘惑、反逆の象徴とされ、しばしば非道徳的な行動や災害の原因とされます。しかし、同時に彼らは非常に力強く、知識豊富な存在でもあり、これらの特性が霊的探求者や魔術師にとって魅力的に見えるかもしれません。

そうした視点から見れば、「ゴエティア」のようなテキストが「悪魔」という概念を用いて、霊的な存在の力と知識を描写する理由が理解できるかもしれません。それは彼らの能力を尊重し、その危険性を強調し、そして悪魔との「契約」を通じて何が得られ、何が失われるかを示す一つの方法とも言えます。

なお、この解説はあくまで一部の視点を提供するものであり、全てのキリスト教徒や霊的探求者がこの視点を共有しているわけではないことを明記しておきます。

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