岡村久道著『個人情報保護法の知識』を読んだ
前記事に書いたような経緯で、伊藤真試験対策講座『行政法』2015年度版が改正対応できていなかった個人情報保護法の章を、市販の本で補いました。
岡村久道氏著『個人情報保護法の知識<第5版>』(日本経済新聞出版)
276ページあるとはいえ、文庫本なので、思ったよりは早く読めました。めちゃくちゃ面白かった上、今後の勉強で役立てたいことなどいろいろあったので、思いつくまま列挙しておきます。未整理なメモですみません・・。
・民間部門と公的部門が一つに
・行政法に含まれるのはそのせいか?
・2005年にできた新しい法律
・そして2021年の大改正
・判例の話がほとんど出て来ないのが印象的だった
・条文がすごく考えて作られているのは個人情報保護法も同じ
関連性と相当な関連性、とか、
本人に通知または公表と、公表の違いとか
同種の目的の規定は同種の効果が与えられるよう調整してるとか
うまく記号化したり色分けしたり出来るかもしれない
・新しい分、国際情勢とか、身近な勤務経験がこの法律と深く関連していたのを知り、感動
・想定されているケースなどが詳細に辿れるのは新しい法律の良いところ
・法律の作り方とか、逆コンパイルみたいにして再現できへんかなあ
・匿名加工個人情報とか、規定を作ったは良いけどあまり使われていないみたいな、立法側の意図が現実と合わないとか、普通に出てくるのも面白い
・著者のフローチャートとか概念図が分かりやすいのが印象的だった
・プログラマー時代に使っていた作図ツールとか、再学習したくなってきた
・法改正を見据えた一企業の具体的な制度整備の話も面白かった
・新設された「個人情報保護委員会」の存在感でか過ぎで笑った
・法と規則の補完関係も面白い
規則でここまで大事なこと決めて良いのか、とチクリと言う箇所もあったりで、なんか考えさせられた
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