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Sunday Morning Call







また、やってきた。

日曜日、朝の往診の時間だ。

君がドアに頭をぶつけてる音が聞こえる。

君は靴を履いて、のろのろ外へ出てきたね。

得るものも何もない、一日の始まりだ。

何のために…?







君の頭の中

感じているものがあるだろう。

それは、思いもしなかったもの。

君は、欲しいものが手に入る。

でも、それは金の要る事だ。

君に必要なものは、時間なんだ。

だって、永遠じゃないだろう?

君の考えや言葉は。

僕にだって、わかりはしないよ。

上手くやっていけるかどうか、なんてことは。

でも、それでいいんだよ。

いいんだよ、それで。









君がひとりきりのとき

君は聞くことになる。

夜になると頭の中でこだまする

小さな声を。

鼻をすする。

涙を、誤魔化すために。

だから、君は踊ってるんだろう。

朝日が差し込むときまで。

…大きな代償を払ってまで?









君は、頭では感じていただろう。

予期してもみなかったことを。

君は、欲しいものが手に入る。

でも、それは金で手に入るものだろう?

君に必要なのは、時間なんだ。

だって、

君の思いや言葉は、永遠に続くものじゃないだろう?

上手くやっていけるかなんてことは、

僕にはわからないよ。

でも、それでいい。

いいんだよ、それで。









君は感じている。

頭の中で。

思いもしなかったことを。

欲しいものは手に入ったけど、

君が本当に望んでいたものではなかっただろう?

手に入れたかったものは、

金で手に入れるものではなかっただろう?

必要なのは、時間。

だって、

君の思いや考えは、ずっとは続かないから。

いつか…いつか、

いつの日か、上手くいくのだろうか?

僕にはわからない。

いつか…いつか、

いつの日か、上手くやれるときがくるの?

だって、上手くやれたことなんか、なかったから。

ない、一度として

なかったから











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