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森岡さん本を読み、エンタメで生きたい僕がUSJに行った感想

10/25

今日はUSJに行ってきました。

5年ぶり2回目の来訪でして、森岡さんのUSJ復興させた本とか自らがエンタメを志すようになってからは初なので非常に楽しみにしてました。

結論として、やっぱハリーポッターが1番面白くて勉強になりました

そんなハリーポッターも踏まえながら感想を書いていきます。

・ハリーポッターの場の作り込み方
ハリーポッターの場所に行くには、木で覆われた道を2分ほど歩きます。
その間ポップな音響だけで、見栄えは一切変わりません。
テーマパーク内でここまで何も代わり映えがない時間が続くことはないと思います。

普通だったらこれはダメな導線ですが、ハリーポッターは違います。この時間がフリなのです。

では、オチはどこかといえばもちろん入り口です。

この入り口には、大きく3つ工夫がありました。

・直前まで入り口が見えない道設計
・入り口が見えてから自然に、かつ一気にハリーポッター曲になる音響
・入り口から奥まで一直線に見える街並み

つまり、視覚聴覚で一気にオチをつけて、興奮度はマックスになりました。
(大のハリポタファン補正があるかもしれません)

・既視感と新しさのバランス
これは期間限定のドラえもんのアトラクションで最も強く感じました。

ドラえもんのアトラクションでは、のび太が住む家や近くの空き地が登場します。
その時、テンション上がるんですよね。

そのシーンがある分、後半のシーンはなんだかドラえもん感がなく少し白けてしまう印象でした。

一方で、ハリポタのアトラクションは既視感あるシーンがありながら新しさもあり面白かったです。

新しさの演出方法は、映像ではない方法でお客様に体験させることです。

日本語が意味不明だと思うので、説明します。

まず、ドラえもんのアトラクションはオール映像です。そして後半は見慣れない映像が流れ続けます。

一方、ハリポタは映画であった描写は躍動感ある映像で体験します。そして、それ以外の時間は映像から離れてドラゴンやディメンターの実物って言うんですかね、人形と相対します。いわばその瞬間は映画に出てきた舞台で、新しい体験(ディメンターの前では実際に涼しくなる)ができます。

この映画で見たシーンと、新しい体験をさせる工夫のバランスが難しくて、ハリーポッターは映像とリアルを上手に組み合わせていて面白かったです。
(映像酔いしやすい私の偏見もあると思います)

・仮装してる人の多さ
ディズニーみたいに被り物をしてる人はもちろんたくさんいますが、全身仮装してる人がUSJは多いです。
USJにアトラクションがない鬼滅の刃や、チァイナドレスとか種類はなんでもありです。

ディズニーは世界観を壊さないように確か仮装に制限があった気がするんですが、USJは映画を実体験できる空間に!みたいなかなりざっくりとした世界観のもとで設計されていて、それ故に幅広い仮装を可能にしています。

今はコロナでハロウィンイベントはやっていませんが、もはや自分が主人公のようにコスプレして他の客がもはやキャストになって楽しめる空間を作ったのは森岡さんの戦略成功で、すっげーと思いました。

・番外 コロナの対応
ジョーズでは、乗組員(キャスト)がコッテリした演技をすることで有名です。
そんな演技の冒頭。これまでだったら乗客にこんにちはと叫ばせるはずの場面が、こんにちはのリズムに合わせて手拍子に変わっていました。
細やかな所まで大変ですね、、。

とこんな感じでまだまだ発見もあって非常に面白かったです。

ただ、

酔うコンテンツが多すぎる

これだけはマジできつかったです。

映像作品のアトラクションを作るので、どうしてもそこに実体験を掛け合わせると

3Dや拡張現実✖️座席が揺れる

アトラクションが多くなります。これが三半規管が弱い僕には超きつかったです。

こんな僕に優しいコンテンツができると嬉しいなとも思いましたが、とにかく楽しい一日でした。

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