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【Retty】コロナ後の2つの成長戦略(書き起こし)3/3

吉田:ここからは今後の成長戦略ということについてお伺いしていきたいと思います。
これまではコロナも影響して業績が少し落ちていた中で、徐々に飲食店の客足も戻ってきていると思うんですけど、御社の決算説明資料を見ると、今後結構積極的に投資をされていくことが謳われています。この辺りについて少し詳しくお伺いしてもよろしいでしょうか。

奥田:我々としては、今後外部環境が回復していく中で、それに合わせてオーガニック回復していくだけではなく、このタイミングをチャンスを捉えて今まで以上の早い成長をしていくための下準備といいますか、いわゆる受け皿としての機能を強めるために積極的に投資していきたいと思っております。
その中でここにも書いている通り、大きく二つの方向性での投資があって、一つはDXプロダクトへの投資と書いてあるところで、これはいわゆる既存のサービスの改善というものも含めてのDXプロダクトへの投資となっています。やはり今後、サービス自体もどんどん使いやすくしていってより多くの方に支持していただく必要があるので、そこに積極的に投資していきたいというところもありますし、あとは我々が提供している既存の集客支援ではない商品、つまりモバイルオーダーであったりとか、そういった新しいものをどんどん作っていって、飲食店のデジタル化による経営改善に資するような存在になれるために開発体制の強化をしていきたいというところがあります。

一方で、先ほどのお話でも何度か説明させていただいたんですが、新たに有料で入っていただく飲食店の数を増やしていくというところが、やはり直接的に大きな成長のドライバーにはなってくるので、そこの部分を強化するために、直販でセールスを担当してもらう人を採用したりですとか、代理店の新規開拓や既存の代理店にさらに活躍していただくための仕組みづくりであったり、そういったところにお金を使って行きたいなと思っています。

吉田:ちゃんと飲食店の客足が戻ってきたタイミングで、御社も着実に伸びるように、そうした下地を整えていくということなんですね。

奥田:はい。

吉田:飲食店さんとの繋がりが既にたくさんあるからこそ、DXプロダクトが完成した際に売り込んでいきやすいみたいな、そういった側面もあったりするんでしょうか。

奥田:まさにおっしゃるとおりで、今実際に使っていただいている有料のお店会員と無料のお店会員を合わせると、4万程度のお店さんとコネクションがあるという形になりますので、まさにそこの方々に導入していただくように働きかけていくというところもあります。
一方で開発する際もですね、普段グルメサービスを提供させていただいている飲食店さんとコンタクトが取れる関係にあるので、そこで直接的にフィードバックをいただいたり、そういった開発しやすい環境にもあります。

吉田:なるほど。ただ、短期的に業績インパクトがあるところはどちらかというと後者の販売チャネルの拡大で、前者のDXプロジェクトはどちらかというと割と足の長いというか、中長期で形になっていくよねっていう、そういったイメージでよろしいのでしょうか。

奥田:そうですね、この二つの投資を相対的に分けるとすれば、おっしゃるような整理になるかなと思います。

吉田:ありがとうございます。これから外部環境が良くなっていくと思われている中で、今後その業績見通しみたいなところも、可能な範囲で何かお伺いしてもよろしいですか。

奥田:業績の見通しに関しては開示している通りの数字にはなるんですが、やはり2024年度ですね弊社で言うと2024年9月期には、黒字化をしたいということを発表させていただいておりますが、そこはやはり我々としても意識していきたいところではあります。

吉田:まさに今2024年の黒字化に向けて販売チャネルを拡大されているところだと思うんですけど、例えば直販だと、社員を採用した結果、その社員が営業で十分な成果を上げられるようになるまでの育成期間は大体どれぐらいになってくるのでしょうか?

奥田:もちろん個人差のある話ではあるのですが、過去のデータを見ている、平均3ヶ月ほどで戦力となると考えています。というのも、やはり営業の種類として例えば2年間かけて提案して、100億円規模のものを売るという形の営業ではなくて、もう少し高頻度で、価格帯もそこまで高くないものであはるので、そこのPDCAが回しやすいというところもあります。
そのため、比較的短い期間でといいますか、スピーディーに一人前に成長していくことができているのかなと思います。

吉田:そういった意味でも、この販売チャネルへの投資がうまくいけば、比較的短期間で成果として出てくる可能性が高いと考えてもよさそうですね。

奥田:そうですね。

吉田:本日はいろいろとお話お伺いできて本当に良かったです。ありがとうございます。最後に奥田さんから、視聴者の方々に向けて何か一言だけメッセージをお願いしてもよろしいですか。

奥田:これまでかなり外部環境が厳しい中でやってまいりましたが、やっと飲食業界にも少しずつ明るい兆しを見せ始めてきました。飲食業界の発展に寄与しながら我々自身も力強く成長していきたいと思っておりますので、引き続き応援のほどよろしくお願いします。

吉田:ありがとうございます。ということで、本日は「新たな食体験を作り上げ人生もっとハッピーに」という、とても素敵なビジョンを掲げられてるRettyさんにいろいろお話をお伺いすることができました。本日は奥田さん、お忙しい中お越しいただきどうもありがとうございました。

奥田:ありがとうございました。


今回の企画やRettyさんに関するアンケートをご用意しています!お手すきの際にぜひ回答いただけると嬉しいです!!よろしくお願いします。

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