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凱杯まとめ

どうもyosです。

1/27~2/13にかけて行われた凱杯が遂に一区切りつきました。
凱杯に出てみて、短期間のうちに目まぐるしく環境が変わることの面白さや、リモート対戦であったため、自分の住んでいる地方とは別の地方の方と話す機会もあったりと非常に満足感が高かったです。

凱杯Online Seriesには大体参加できたので、出たデッキの話と環境の話をざっくりと話しながら振り返ろうと思います。

OSmini#1
使用:三神ザシアン 結果:5-0

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初回の凱杯は三神ザシアンを選択しました。
見せ合いルールということだけ聞かされていて、どんな人が参加するか、どんなデッキが流行っているのかもよく分からなかったので、とりあえず三神ザシアンで出てみたという感じです。
リストがぐちゃぐちゃなのは視認性を悪くすることで相手を撹乱しようという作戦ですが、あまりにも姑息でくだらなかったので次の回以降は普通のリストに戻っています。

環境が定まっていないとは言いつつも、
新弾で登場したウーラオスVMAX
ウーラオスによってムゲンダイナが減ったことや、ウーラオスに弱点を取れるパーフェクション系統ドラパルトVMAX
レベルボールが再録されたことによりデッキパワーがとんでもなく上がったマッドパーティ
などがいることを意識しつつ山を作りました。

いちげきウーラオスは後攻2ターン目には三神を飛ばすポテンシャルがあって、三神ザシアンはデッキの性質上三神が飛ばされた後の復帰が難しいものの、スタンプで動きを止めることで継戦能力は低く、ヘルガーの特性でダメカンが乗ると「くちたけん+オルタージェネシスの乗ったブレイブキャリバー」でウーラオスVMAXを飛ばせることから、スタンプ3枚とくちたけんの採用に至りました。

あなぬけのひもが入っていたり、トキワの森と混沌のうねりが両方採用されていることに関しては見せ合いを意識した部分です。初回ということもあり、ウーラオスVMAXが多くなるのではないかということを意識してあくのとうを剥がせるカードを増やしています。

結果として5-0で優勝という形にはなりましたが、練習では炎タイプが軸のデッキ、特にレッドパーフェクションに対して押し負けることがありこの不安は凱杯のかなり後半まで残ることになります。

OS#1
使用:マッドパーティ 結果:2-1(バイトでドロップ)

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mini#1が終わり、デッキの分布が出て、それをもとにこの日のデッキを作ろうとしていたのですが、直前になってからバイトがあったことに気付き、全てがどうでも良くなり、テロリストの気持ちでこのマッドパーティを選択しました。

レッドパーフェクションやウーラオスであったり、三神ザシアンの影響で肩身が狭いものの一定数存在する非ルールデッキに軒並み有利が取れていますが、三神ザシアンに不利という致命的過ぎる欠陥のあるデッキという評価です。

海外で結果を残している構築にあった「サカキの追放」を多く採用しており、これで場からデデンネGXやクロバットVをいなくさせることによって戦いを有利に進めることができています。
後手から殴れることや、ポットデスが弱点を突ける範囲がかなり広いという点から、環境次第ではまた頭角をあらわす日は来ると思います。

OSmini#2
使用:三神ザシアン 結果:4-1

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三神ザシアンが一番活躍できるのは環境初期だとはいいつつも前回勝ったしこのままいくか〜と思いながら三神ザシアン。

いちげきウーラオスはキョダイイチゲキで三神をワンパンしてくることを目標に戦う相手であればリセットスタンプから切り返しが効くため、炎タイプのヒードランGXやファイアローVをアルティメットレイで突破できる「げんきのハチマキ」だけが変更点となりました。

タッグチームGXは基本的にザシアンVにげんきのハチマキをつければ打点が間に合っているので、いちげきウーラオスやミラーマッチよりも炎を重く見ての判断でした。


OS#2
使用:三神ザシアン 結果:6-2 ベスト8

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お前まだ三神使うんか、って感じですが迷いに迷った挙句デッキが無さ過ぎてこの決断になりました。
結果としてはこの辺りから三神ザシアンが大量発生し、トーナメントも5/8が三神ザシアンというとんでもないことになってしまい、三神ザシアンの選択はここら辺から最適では無くなってきたように思います。

しかし幸か不幸か前回から1枚だけ変えた部分が、見せ合い用の構築的に少し三神ザシアンミラーに有効になりました。


三神ザシアンのミラーというのは、
どちらが速くオルタージェネシスGXを宣言するか

オルタージェネシスGXを打たれた返しに盤面を体力190以上のポケモンだけにできるかorボスの指令を引かれないか

サイドを3枚取ったあと、スタンプの返しでボスの指令orくちたけんを引けるか(+ツールスクラッパーを引いて三神のお守りを剥がす必要がある可能性あり)

もちろんブレイブキャリバーから入る試合もあるためこれに限らないですが、基本的にこのセオリーに従って対戦が進み、オルタージェネシスGXを宣言し、相手がシステムポケモンを出し、ボスの指令アルティメットレイまで滞りなく言えることが多いため、先攻が有利となります。

この流れで対戦が進むならば先攻側はシステムポケモンをいくら出しても後攻側は間に合うことがないのですが、後攻を取ってしまった時、相手にアルティメットレイを宣言される番にサイドを1枚も取られないように盤面を作れば、先攻後攻がひっくり返ります。

このゲームに勝つための条件はオルタージェネシスGXを言うことでもアルティメットレイを言うことでもなく、サイドを6枚取り切ることであるため、相手のアルティメットレイでサイドを取ることができず、逆にこちらのアルティメットレイでサイドを取ることさえできれば、逆転の目があります。

前置きが長くなりましたが、今回の構築で前回から変更したのはクチートGXの1枚です。リセットスタンプを減らし、この枠を2枚にすることで出さずとも相手の手札にあるシステムポケモンをベンチに引き出せる可能性を秘めていると考えました。

例えばもしこれを読んでいるあなたがこのリストと対面して、結構強い動きができたとして「デデンネGX エネ エネ」みたいな手札のまま番を返せるかという話です。もし万が一クチートGXを出されたらまずい手札で番を返しにくくなるかなと思ってクチートGXを2投しました。

結果として三神ザシアンミラーを5回ほどすることになりその4回が後攻でしたが、2回は相手にシステムポケモンを出させることを強要しこちらはアルティメットレイを打たれる番にサイドを守り抜き逆転することができました。

ミラーで負けた2回が同じ方だったので非常に心がしんどかったです。

OSmini#3
使用:ビクティニレッパ 結果:4-1

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そういうわけで、三神ザシアンミラーはもうやりたくないという思いもありこの大会では三神を選択せず、その上で三神ザシアンに不利を取りにくいものを選択しました。

OS#2で準優勝された方のビクティニVMAXデッキを参考にし、構築をしました。

ビクティニVMAXやマルヤクデVMAXと言った、手張りだけでも攻撃に辿り着くことのできるデッキは博士の研究やマリィを採用することができるというところが一つの評価ポイントですが、実際にプレイしてみると、博士の研究を打っていて間に合うのは後攻1ターン目、ひろがるほのおと合わせて使うシーンや、先攻2ターン目に前にVポケモンがいる場合など比較的限定されていて、基本的には溶接工とボスの指令には勝てないという印象でした。

そのため、溶接工とボスの指令をフルで投入し、先攻2ターン目のダイビクトリーに重きをおいたデッキとなりました。
先攻2ターン目にボスダイビクトリーが決まらない」と言っている方の構築はビクティニが4枚じゃなかったり、ボールやデデンネ、ワタシラガが1枚少なかったり、カマドやボスの指令が4枚じゃなかったり様々な要因があると思います。
しかしそもそもこのゲームに勝つ条件は先攻2ターン目にボスダイビクトリーを言うことではなくサイドを6枚取り切ることなので、先攻2ターン目にひろがるほのおを言うこともあります。

また、この構築はかなり後攻が弱い構成なので次ビクティニVMAXデッキで出るなら1〜2枚はボルケニオンを入れるかな、とも考えていました。

余談ですが、この日全勝されていたmasa(@masa96493434)さんの三神ザシアンが非常に強かったです。自分で組んで回してましたが本当はこう言うのが使いたかったなぁと思いながら使っていました。正直ここまで辿り着けませんでした。無念

OS#3
使用:マルヤクデVMAX 結果10-0 優勝 

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しばらくは先ほど文面で紹介させていただいたmasaさんの三神ザシアンを使っていたのですが、どうしても入れたいカードの枠を捻出することが難しく、凱杯mini#3〜#3までの2日の間では構築が間に合わないと断念。

ビクティニレッパもフレアドライブGXに辿り着くのが難しく、レッパの要素で戦うならレッパでもいいのではないかなどブレ始め頓挫。

使うデッキが無く適当にそこらへんにあるデッキをいじりながら前日深夜に練習をしていたら、普段からモクナシゴリランダーが好きそうな人と超越が好きそうな人がマルヤクデVMAXを使っているのを見て、

・三神ザシアンに有利
・レッドパーフェクションに微有利
・ビクティニにも勝ち筋がある

という点を評価し、使うに至りました。

またmini#3で使用したビクティニ、そして三神ザシアンはジュナイパー対面が非常に重く、当たった瞬間かなり嫌な顔になってしまうので、その解答がある点も評価しています。

今回のボルケニオンが2枚の構築では「ビッグパラソル2枚・ウィークガードエネルギー2枚・ブリザードタウン4枚」のジュナイパーにも勝てるように作られているため、これらが採用されていない配信卓のジュナイパーにも勝つことができました。

数枚性格の都合で変えた枠がありますが、元のデッキは一緒に練習している仲間が作ってくれたものなので深くは掘り下げませんが、ヒードランGXとフィオネ、ワタシラガ2枚は非常に使用感が良かったのでおすすめです。


ここまで読んでいただきありがとうございました。

デッキの大枠を作ってくださったり、いつも練習してくれる方々感謝しています。特にリモートは人によってモチベーションがわかれるところなのにも関わらず毎晩いつでも練習してくれるのは環境に恵まれてるとしか言いようがありません。
また、大会を主催してくださった凱さんもありがとうございました。

めちゃくちゃつまんない自粛期間が楽しいのはみんなのおかげです!

有料部分にはマルヤクデVMAXのマッチアップと配信卓のプレイの解説でもおまけでつけておきます。
優勝祝いということで投げ銭してくれると嬉しいです!大したことは書けません!

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