テレビをもっと役立てるには?〜やってみる楽しみ
昔こんな記事をどこかで読んだ時に、確かにっ!、と膝を打ちました。
私も含めて、生まれた時からリビングにテレビがある人がほとんど。日本各地の出来事や、世界情勢の多くを昔ならブラウン管、今なら液晶・プラズマ画面を通じて知ってきました。
ただ、この「知ってきた」というのが曲者です。
知識としては入ってくる。けれども生活に役立てていたか。そう聞かれると怪しい。そんな言葉にしていなかった感覚を、冒頭のフレーズが確信に変えてくれました。
そう、「知っていても、やる人、続ける人はほとんどいない」のです。
もっとテレビは、何をスべきか紹介する以上に、それを続けるためにどうすればいいのか、受ける側の習慣事情にまで触れてほしいものですね。
と、今後の課題に触れたわけですが、面白いネタが数多くあるのもテレビの魅力です。
確かにテレビは、みなさんもやってみて!と促す義務はありませんから、やるかどうかは私たち次第です。
その心のハードルをちょっと乗り越えて、受ける側がその楽しい仕組みを汲み取れば、ただ見る楽しみから、試す楽しみが味わえます。
いわば受け身のエンタメから、自分から楽しむエンタメへの転換です。
すぐ試せる面白い番組があるので一例を。
「芸能人格付けチェック」はご存知でしょうか。
朝日系列のゴールデン時間帯に放送している、食材、音楽、その他芸能を比較当てするクイズ番組です。
これが、家族とやってみると、大変面白い。
自分の五感で本当に試してみると、テレビ以上にどちらが正しいのかわからなくなります。
自分の感覚の不明瞭さ、それを言葉にできないもどかしさ、一つにしぼりきれない悩み。そんなドキドキした気持ちを、1.5倍増しで体感できます。
観ているだけだと、「(食材を)食べてないから、味の優劣つけようがない」という、ちょっとした疎外感を味わってしまいこと、ありますよね。しかし、実際にやってみると違います。
昨晩のことですが、家族でやってみました。
「赤ワイン」「白ワイン」「ぶどうジュース」の飲み比べです。
言葉で書くとカンタンそうですが、、、いや、テレビ通り難しい。100%確信がもてません。
舌だけ。ボトルのシールや、見た目の情報を一切断って、本当に味覚だけで味わう機会なんて、ついぞ生活の中で体験しないからでしょう。
食卓にちょっとした非日常がやってくる。そんな刺激が味わえます。
ちなみに私はどうだったか?というと、、、なんとか三つとも当てました。
義理の父は不戦敗。酔っているからわからん!と言われてしまいました。残念。
中学生の娘は、赤ブドウジュースと、白ぶどうジュースを匂いだけで当てていました。さすが感覚が鋭敏です。
ちなみに、昨晩だけでなく過去にも職場の仲間と何度かやってみましたが、その都度、手を変え品を変え盛り上がるイベントでした。
今日の教訓。テレビのマネごとも悪くない。
日々の生活を、つまらなくなりがちな受け身の姿勢から、反転自分事させる。変化のきっかけにできるからです。
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