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すべてはときにかなって美しい

今回は好きな言葉の紹介です

すべてはときにかなって美しい

私はキリスト教信者ではありませんが、
1つの物語としてとらえて聖書を読んだ時期がありました
難解なところも多く、それを完読した友人がいまして、影響され
彼女とは違って私は何度か旧約聖書でも新約聖書でも挫折してまして、
それでも旧約聖書に出てくる「伝道者の書」(人生論)だけは読みやすくときどき今でも読み返します。
もし旧約聖書を読む機会があったら、「伝道者の書」がページ数もそんなになくおすすめです

内容は何もかも所有し支配しすべてを体験できた王様が栄華を極めても何もコントロールすることはできず最後は妻と仲良くして暮らすことにしか希望(神様の恵み、 恩寵)がないというようなとんでも絶望話しです
ともかく最初は虚しい事実を列挙しまくります
所有の極みを経験したことがない私にとって、
なぜだろう?と印象に残りました

男性目線の内容が多いので、例えば魅惑的な女性の誘惑を苦々しいと表現したりと私にはさっぱりわからず、夫に尋ねたら、そもそも非モテ男子だった夫は(言ったら怒られそう💢)そんな誘惑あったことないといわれました
そっか、フツーの男の人にはなかなかおとづれない経験なんだ
有名で富多い王様は大変なんだね💦

「伝道者の書」はキリスト教信者の男性がよく読む聖書の箇所と
信者の方から伺っています
結構私は男性性もあるようです


引用「伝道者の書」3節
この地上には、何をするにも時がある
生まれる時、死ぬ時、植える時、収穫する時
病気がなおる時、壊す時 建てる時
泣く時、踊る時、石をばら撒いて不毛の地にする時
石を集めて取り除く時 抱き合う時 それをしない時
探す時、諦める時
引き裂く時 縫い合わす時、黙っている時、話す時 愛する時 憎む時 〜

神様のなさることは、皆ときにかなって美しい
引用終わり

その時はあると実感できたのです
聖書だから「神様のなさることは」がポイントだけれど、それを横に置いても
例えば子供をいくら愛情が深くギュッと抱きしめていてもずっと抱きしめている状態は無理です
必ず離れる時がやってくる
それが、すべて時にかなって美しいという
まるで映画のワン・シーンのように
その時は満ちた時だということ
コップに水が満杯になるような、
はじまりと終ろうというときがあるような
月が欠けて見える時、満月の時、やがてまた欠けがはじめるような変化の瞬間

そうゆうタイミングをとらえるために私はワクワクしながら生きています
つまり、意味があとからやってくるとき、変化してみえる瞬間がわかる
そんな感じがなんともツボなんです

身近な例で言いますと調理にそれを感じます
美味しくなろうとするとき 美味しい時 美味しくならない時
というような変化を調理中に感じながら作っています

具体的には煮物や野菜スープ、和食の汁物、チャー飯などのようないろんな具材が混ざり、おいしく調和する旨みができあがってくる瞬間が鍋の中で現れてくるのでそこで止めています
それは私の独特な感覚かもしれません

なので、計量することはお菓子作り以外はしません
かえって計量すると上手く仕上がってこないのです
集中して五感を使っています
夫に計量しないで美味しくできるよねとよく不思議と言われています
なので彼は今私の横について修行中です
それは、料理を覚えるだけではなくて
私が先に逝って1人になったとき困ってしまわぬようにという
配慮もありますけどね

ところが、息子にはよく鍋に蓋をされていました
鍋の中の変化を見ることで変化に気づくので、
蒸したりするとき以外は使いません
息子はエネルギーを使うから蓋をしたほうが効率的と言います
ですが、野菜だっていつも同じ状態で購入できないんですよ
例えばにんじん
材料切りながら、手でさわっていると水分含有量の違いがあるし、同じ野菜でも品種が違うとまた味や水分含有量も違ってくるしで、それで調味料の加減も決まるしそれによって煮る時間を微妙に多くしたり、短めにしたりするので鍋の中での変化を見ていたいのです
ちなみに同じ調味料も販売会社によって微妙ですが味違います
極めると材料費高くなので
原則はスーパーで調達できるものに限っています

息子がいる時は「ハイハイハイ」とやり過ごしていますかね🙄
彼はそんなに台所で横に立つこと回数ないので、まあいっかとなります
かーちゃん楽しんだよーと心の中で叫んではいますけれど笑

余談ですがきのう、私はご褒美もらう時でした
きのうの外出中、車の中でのお話しです
それは、同期がみな大病を経験したり調子が悪く、夫だけが体調よく元気なんだそうです。夫たち、そうだよもう年寄りになったよね
皆さん若い頃しか思い出せない
加えて夫の職場は今でも相当激務です
胃腸の弱い夫で、ほぼ家庭料理しか食べません。
きっと彼の仕事の一部を支えているに違いないと心の中でほくそ笑みました

今時あまり評価のない家事が好きな私には、彼の健康が
実はご褒美なんだろうな
健やかに生きていきます

以上です
読んでくださりありがとうございます🍀





















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