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人は言葉によって認識する
人がある対象を分かる、認識するということはつまり言葉によって名付ける、定義するということだ。
そして名付けたものを様々な分類に分けて当てはめる。これらの作業を通して、人はある対象を認識する。
大事なのはその分類の境目は往々にして曖昧で、グラデーションがあるということだろう。そして分類の仕方によっても見方が変わる。
例えばジャングルの生態系を考える場合、自然科学的な見方と、先住民族の長年の知恵では分類の仕方が異なる。よって見え方も変わってくるわけだ。
必ずしも自然科学的にいいことが全てではない。
つまりは今見えていることがある視点から当てはめたものであり、他方からは必ずしも正しい見方ではないかもしれないってことだ。
誰かの正義が他の誰かの悪であるという議論と本質的には同じかもしれない。
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