心のすり減り方にご用心
皆さん、初期摩耗という言葉をご存知でしょうか。
物と物が擦れた時に、だんだんすり減っていく。
つまり摩耗が起きるのですが、これは初期初期に一気に摩耗が進み、しばらくはあまり磨耗しなくなります。
この初期に起きる一気にすり減ってしまう現象を初期磨耗と言います。
初期磨耗を終えるとしばらく安定期に突入するのですが、ある瞬間を迎えるとそこから一気に止めどなく磨耗が進行します。これが磨耗限界、寿命となるわけです。
これは人間の心にも当てはまるんじゃないかと思っています。
最初慣れない時には一気にすり減ります。
安定期に突入すると、一見大丈夫になった。慣れた、タフになったと思いがちですがこれが危険。
自覚なき安定期は絶え間ないストレスにより一気に寿命を迎えてすり減ります。
こうして頑張り屋さんは疲弊し、折れてしまうんじゃないかなと思うわけです。
さてさて、磨耗を防ぐにはどうしたらいいでしょうか。
・それはお互いのふれている圧力を上げる
・摺動数を減らす
・潤滑油を絶やさない(一昔前の就活生の常套句ですね)
心も一緒。
・お互い無駄に尖らずに圧を下げる(刺々しくしない)
・変なすれ違いを減らす(無駄な軋轢を生まない)
・円滑なコミュニケーションの環境を整える
さあ、心の磨耗にも是非ケアを。
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