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【百年ニュース】1920(大正9)8月16日(日)ヴィスワ川の奇跡。ポーランド首都ワルシャワに迫ったソビエト軍をユゼフ・ピウスツキが撃退。赤軍は5万人が捕虜となり、わずか数日で400㎞敗退する大敗北を喫す。赤軍司令官ミハイル・トゥハチェフスキーの生涯唯一とされる敗北。

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レーニンはポーランドの労働者が赤軍を資本家の軛からの解放者として歓迎し,ポーランドの革命がドイツと西欧への道を拓くだろうという期待に幻惑されたのである。トロツキーは反対した。反撃を指揮した司令官トハチェフスキーは進撃を全面的に支持し,赤軍をコミンテルンの軍にしたいと願っていた。

大胆と熱狂が勝利し赤軍は進撃したがワルシャワを前にしてこの処置の重大な過誤が明らかになった。ポーランドの労働者は沸きたたず,ピウスツキはロシアの侵略者に対する民族的抵抗を訴え成功した。この直前まで敵に敗北の屈辱を味わわせていた赤軍は,続く数週間に大敗北を喫した。

EHカー『ロシア革命』1979

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