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【百年ニュース】1921(大正10)6月29日(水) この頃中国駐在コミンテルン代表マーリン(馬林)が上海到着。第1回中国共産党大会の開催準備に入る。本名ヘンドリクス・スネーフリート。当時の共産党二大巨頭,陳独秀と李大釗が欠席のまま7月23日開催。なお中国共産党は公式な結党記念日を7月1日としている。

この頃までに中国駐在コミンテルン代表マーリン(馬林)が上海に到着し、第1回中国共産党大会の開催準備に入ったものとされます。マーリンの本名はヘンドリクス・スネーフリートと言い、オランダ出身の社会主義者でした。当時の中国共産党の二大巨頭は陳独秀と李大釗でしたが、この2人が欠席のまま7月23日に第1回中国共産党大会が開催されました。なお中国共産党の公式な党結成記念日は7月1日とされています。

なお最新の研究成果によると、中国共産党が事実上成立したのは陳独秀が広東へ向かう直前の1920年11月のこととされています。陳独秀らは「中国共産党宣言」を作成し、雑誌『共産党』を刊行しました。また翌年の第三回コミンテルン大会には代表を送り、その承認を受けているます。

菊池秀明『中国の歴史10ラストエンペラーと近代中国』講談社,2005、232頁

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マーリン (1)

マーリン (3)

マーリン (2)


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