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【百年ニュース】1921(大正10)5月22日(日) 第11回日本学士院賞授賞式。東京美術学校にて。辻善之助(日本仏教史之研究)と布施現之助(脳の解剖的研究)が恩賜賞。松本彦七郎(クモヒトデの研究)と俵国一(日本刀の研究)が帝国学士院賞。田原良純(河豚の毒素の研究)が桂公爵記念賞。

第11回日本学士院賞の授賞式が東京美術学校(現在の東京芸術大学)にて開催されました。辻善之助(日本仏教史之研究)と布施現之助(脳の解剖的研究)が恩賜賞を受賞しました。また松本彦七郎(クモヒトデの研究)と俵国一(日本刀の研究)が帝国学士院賞、田原良純(河豚の毒素の研究)が桂公爵記念賞をそれぞれ受賞しました。

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東京美術学校

今回恩賜賞を壽書した辻善之助は日本仏教史の研究で著名なほか、田沼意次を再評価したことでも知られています。賄賂政治家のイメージが強かった田沼の功績を公平に評価し,時代の先駆けとなる開国思想をもつ近世最大の自由思想家として描きました。

辻善之助

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