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【百年ニュース】1921(大正10)6月26日(日) 女性スパイ,ヴィオレット・サボー(Violette Szabo)誕生。父は英国人,母は仏国人。第二次世界大戦中,英国特殊作戦執行部(SOE)に所属し,ドイツ占領下のフランスで活躍した。1944年ドイツ軍に捕まり,翌年ドイツのラーフェンスブリュック強制収容所で処刑された。

ヴィオレット・サボー2

女性スパイ,ヴィオレット・サボー、あるいはヴァイオレット・サボーがフランスのパリで誕生しました。父チャールズ・ジョージ・ブシェルは英国人,母レーヌ・ブランチ・リロイは仏国人でした。五人兄弟の2番目として生まれたヴィオレットは、兄弟のうちの唯一の女の子でした。彼女は子供のころからたいへん活発で、体操やアイススケートなどを得意にしていましたが、父親からピストルの銃撃を習い、その射撃の腕は大変に正確なものだったと言われています。

第二次世界大戦中,英国特殊作戦執行部(SOE、Special Operations Executive)に所属し,ドイツ占領下のフランスで活躍した。1944年6月ノルマンディー上陸作戦前の通信妨害ミッション中にドイツ軍に捕まり、拷問をうけたのち、翌年ドイツのラーフェンスブリュック強制収容所で処刑されました。戦後になり女性としては2番目のイギリス・ジョージ・クロス勲章を贈られました。墓地は不明ですが、テムズ川のアルバート堤防と呼ばれている一角、ランベス宮殿の前にヴィオレット・サボーのブロンズ胸像が建てられています。

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ヴィオレット・サボー1

ヴィオレット・サボー3

ヴィオレット・サボー4

またヴィオレットの生涯は、1958年のルイス・ギルバート監督の映画『スパイ戦線(Carve Her Name with Pride)』によって世界に広く知られるようになりました。映画の中では女優のヴァージニア・マッケンナがヴィオレット・サボーを演じています。

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