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【百年ニュース】1920(大正9)5月28日(金)新任イタリア大使ラニエロ・パウルッチー・デ・カリボリ(Raniero Paulucci di Calboli)の信任状奉呈式。療養中の大正天皇に代わり皇太子裕仁親王が代理。カリボリ家はロマーニャ州フォルリに続く古い貴族。午餐会では近々日本到着のイタリア飛行団の話題。

「午前9時30分御出門、御参内になる。10時30分牡丹の間において、本邦駐箚イタリア国特命全権大使ラニエロ・パウルッチー・デ・カリボリより信任状ならびに前任大使の解任状の捧呈を受けられる。午後0時30分より豊明殿における午餐に御臨席になり、皇后および載仁親王・同妃智恵子・邦彦王・同妃俔子、イタリア大使夫妻と御会食になる。内閣総理大臣原敬・宮内大臣波多野敬直・外務大臣内田康哉その他が陪食する(昭和天皇実録)」

「御陪食被仰付、伊太利大使来任に付てなり。皇后陛下、皇太子殿下御臨席ありたり(原敬日記)」

イタリア飛行団はローマから東京まで総距離1万8000kmのルートを飛行し東京を目指し飛行中。2日後の30日に大阪(城東練兵場)、翌31日にゴールである東京(代々木練兵場)に到着する予定。大阪と東京の両都市で大規模な歓迎会が予定され準備が進められているところ。

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