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【百年ニュース】1921(大正10)8月1日(月) テニス選手ジャック・クレーマーがネバダ州ラスベガスで誕生。父は鉄道員。1939デビスカップに18歳1か月で出場。シングルスで全英1回,全米2回優勝。ダブルスも合わせ四大大会で計10回優勝。1972男子プロテニス協会(ATP)初代会長。2009没,享年88。

アメリカのテニス選手のジャック・クレーマー(Jack Kramer)がネバダ州ラスベガスで誕生しました。父はユニオン・パシフィック鉄道の社員で,ジャックは子供のころから親の勤務先にあった古い運動場で、テニスを含む様々なスポーツに親しんだといいます。

14歳のときにロサンゼルス近郊のポモナでみた、当時最強のテニス選手、エルスワース・バインズのプレーする姿に影響され、テニスのジュニア・トーナメントに参加するようになりました。1938年には17歳で全米選手権に出場、1939年には18歳1か月でデビスカップに出場することになりました。第二次世界大戦中は、米軍に入隊し、沿岸警備の軍務につきました。

大戦が終結するとテニスの大会が再開し、1946年の戦後初のウィンブルドン選手権では男子シングルスは四回戦で敗退したものの、トム・ブラウンと組んだダブルスで優勝。その後も順調にキャリアを重ね、シングルスで全英1回,全米の2回優勝。ダブルスも合わせると四大大会で生涯10回の優勝を果たした。

1972年4月に男子プロテニス協会(ATP Association of Tennis Professionals)が発足すると初代会長、正確な肩書としては最高責任者(executive director)に就任。ATP選手のウィンブルドン・ボイコット事件などの波乱もありましたが、米国のテニス界の発展に大きな足跡を残しました。2009年癌のためロサンゼルスの自宅にて没、享年は88歳でした。

ジャック・クレーマー (2)

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ジャック・クレーマー (1)


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