見出し画像

【百年ニュース】1922(大正11)1月6日(金) ミステリー作家の新章文子が京都府で誕生。本名中島光子。京都府立第一高等女学校卒。宝塚歌劇団29期生。同期は淡島千景,久慈あさみ,南悠子。1944(昭和19)宝塚を退団し京都市役所に勤務。1959(昭和34)『危険な関係』で第五回江戸川乱歩賞受賞。2015没,享年93。

ミステリー作家の新章文子しんしょうふみこが京都府で誕生しました。本名は中島光子です。

1939(昭和14)年に京都府立の伝統校である旧制第一高等女学校(現在の鴨沂おうき高等学校)を卒業し、宝塚音楽舞踊学校(現在の宝塚音楽学校)に進みました。宝塚歌劇団29期生で、同期は淡島千景、久慈あさみ、南悠子等がいます。

1944(昭和19)年に宝塚を退団し、京都市役所に勤務しながら作家活動に入ります。当初は童話を中心に『子りすちゃんとあかいてぶくろ』や『フォスター : 民衆の音楽家』などを刊行していましたが、のちにミステリーに移行しました。

1959(昭和34)年『危険な関係』で第五回江戸川乱歩賞受賞。その後も1960年代に『バック・ミラー』『朝はもう来ない』『こわい女』などを出していましたが、1970年代に入ると占い本に移行しました。

2015(平成27)年に老衰のため死去しました。享年は93歳でした。

新章文子(1922-2015)
新章文子(1922-2015)
新章文子『危険な関係』1959
江戸川乱歩から正賞シャーロック・ホームズ像を受ける新章文子


よろしければサポートをお願いします。100円、500円、1,000円、任意のなかからお選び頂けます。いただいたお金は全額、100年前の研究のための書籍購入に使わせていただきます。サポートはnoteにユーザー登録していない方でも可能です。ありがとうございます。