【百年ﾆｭｰｽ】1922(大正11)年1月21日(土) 米国の俳優テリー・サバラスがニューヨーク州ロングアイランドで誕生。ギリシャ系,父はギリシャ料理店オーナー。コロンビア大卒。代表作はテレビドラマ『刑事コジャック』(1973-1990),映画『終身犯』『女王陛下の007』など。1994没,享年72。
生い立ち
米国の俳優テリー・サバラス（Telly Savalas）がニューヨーク州ロングアイランドで誕生しました。本名はアリストテレス・サラバス（Aristotelis "Telly" Savalas）。父はギリシャ料理店のオーナーで、両親ともにギリシャ系でした。父方の祖父母は、ギリシャ南部のイエラカス村出身でした。
テリー・サバラスは小学校に入学する頃はギリシャ語しか話せなかったといいます。貧しい家計を助けるため新聞配達や靴磨きをしました。1940年にニューヨーク州フローラルパークのセワンハカ高校（Sewanhaka High School）を卒業しましたが、翌年陸軍に徴兵されましたが、1943年に自動車事故で重傷を負い1年以上の療養を強いられました。
ラジオ番組
第二次世界大戦が終了し、テリー・サバラスはコロンビア大総合学部で心理学の学士号を取得、続いて医学部に進み修士号を取る準備をしていましたが、国務省のVOA（Voice of America）の番組ホストの職を得て、そのままABCニュースでラジオ番組を持つとともに、徐々にテレビ番組にも出演するようになりました。
刑事役で人気に
1961年に『マッドドッグ・コル（'Mad Dog' Coll）』の警官役で映画デビュー。のち多くの警官役で映画やテレビドラマに登場するようになりました。映画『終身犯（Birdman of Alcatraz）』（1962）ではアカデミー助演男優賞候補となりました。
代表作となったCBSのテレビドラマ『刑事コジャック』は、1973年から1990年まで続く長寿シリーズとなりました。この番組はNBCの刑事ドラマ『刑事コロンボ』（ピーター・フォーク主演）と並ぶ人気を誇りました。1994年に癌で死去、享年は72歳でした。
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