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【百年ニュース】1921(大正10)4月15日(金) 羽仁もと子と羽仁吉一の夫婦がキリスト教プロテスタント精神に基づいた女子教育の実践のため自由学園を創設。学校名は新約聖書の「真理はあなたたちを自由にする」からとられた。趣旨に賛同した建築家のフランク・ロイド・ライトが校舎設計を引き受けた。

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クリスチャンの女性思想家・羽仁(はに)もと子と、その夫・元報知新聞編集長の羽仁吉一(はに・よしかず)の夫婦が、キリスト教プロテスタントの精神に基づいた理想教育を実践するため、東京府北豊島郡高田町に自由学園を創設。

学校名は新約聖書『ヨハネによる福音書』8章32節「真理はあなたたちを自由にする(Truth frees you)」からとられた。自由学園の趣旨に賛同した建築家のフランク・ロイド・ライトは、弟子の遠藤新(あらた)とともに、多くの校舎設計を引き受けた。

1921年1月に着手された中央棟は、特徴的な幾何学模様を装飾し、現在も自由学園明日館(みょうにちかん)として現存している。第二次世界大戦末期にはこの明日館に大蔵省主税局が置かれたこともあった。1997年、平成9年、国の重要文化財に指定された。1999年、平成11年から3年をかけ保存改修工事が実施され、その様子がドキュメンタリー映画『よみがえる明日館-フランク・ロイド・ライトのおくりもの-』に記録された。現在は文化財として見学に解放されているほか、結構式場やコンサート会場としても人気があり利用されている。

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