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無意識に人を傷つけているかも・・・。

歳を取ると肌の艶やハリがなくなってくる。ある日突然そうなるのではなく、徐々にに変わっていくのだろう。
これは女性だけの問題ではない。

先日、通勤時に隣に座ってきた男性の話である。小太りで、浅黒い男性だったが、マスクをせず、どことなく目が虚ろだった。ジワッと腰を下ろしてきた。汗ばんだ腕があたらないように横目で見ながら注意していた。男性は、座ってすぐに咳をしたのだが、掌で覆い、その手で顔を上下になでたものだから、思わず席を立ってしまった。

別に潔癖症ではない。ウイルスから距離を取るためには仕方ないかと言い聞かせたが、別の嫌な感情があったのも確かだ。

「うわっ、汚い」

この感情は、対象者の外見から勝手に判断したものだ。差別的な感情もあったのは確かだ。
すぐに席を立つことで、相手に嫌な思いをさせたのではないか、いや、嫌な思いをさせたかったから、すぐに立ったのではないか。残念だが、おそらく間違いない。このゴミクズのような自分の感覚は、幼い頃から蓄積されてきた、まさにクズ感覚に違いない。咄嗟の行動は条件反射のようなものだから否定しようがない。「汚い」のは、ゴミクズのような自分なのだ。
今までも同じような行動を繰り返してきたのだと思う。無意識に。

今回の出来事により、少しでもこの感覚に違和感を持てたことが、救いのような気がする。

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