見出し画像

Technovation Girlsに2回挑戦して思ったこと

こんにちは!Yuriです。Technovation Girls日本公式ピッチイベントの1次審査が終わりましたね!
みなさん5か月間本当にお疲れさまでした。ファイナルに進んだ方は原宿でのピッチ頑張ってください。

今回はTechnovation Girls2023と2024に2回連続で参加した私が思ったことを書こうと思います。最後まで読んでくださると嬉しいです。

そもそもTechnovation Girlsとは?


Technovation Girlsは、2010年の開始から現在までに世界100か国以上、34,000名以上が参加している国際的なアプリ&ビジネス開発コンテストです。日本では、2019年より日本リージョン公式アンバサダーであるWaffleが、他の教育系NPOなどとも連携しながら、世界大会への出場者を支援しています。

日本公式ピッチイベントとは?
日本国内においては、世界大会とは別の独自プログラムとして、毎年ピッチイベントを行っています。スタートアップの起業家が、アクセラレーターや投資家に対してプレゼンテーションするのと同様に、事前審査によってチーム・名の中から選抜された10チームが、スポンサー企業の審査員に対してアプリと事業計画をプレゼンし、評価をしてもらいます。優秀なチームに対しては、スポンサー企業から賞品などが贈られます。今年はスポンサー企業のサポートに加え、文部科学省後援のもと、さらにパワーアップしたコンテストとなります。
引用:Waffle公式

​という感じなので日本の1次審査で落ちてもアメリカ本部の大会の結果はどうなるかは分かりません。実際、去年も日本のファイナリストになれなかったチームがアメリカのセミファイナルに進出していたり、逆に日本のファイナリストに選ばれたけどアメリカのセミファイナルには進めなかったという事例が結構ありました。私も密かにアメリカ大会での一発逆転を狙っています。

まずTechnovation Girls 2023について

中1の秋、良い課外活動ないかなーと探していたら、たまたまTechnovation Girlsを見つけました。それまではプログラミングには全然興味を持っていませんでしたが、TGのおかげでアプリ開発大好き人間になりました。

私たちのチームは海外進学を助けるアプリ、Flaviorを開発しました。
Broaden Horizon(@Flavior_by_BH)さん / X (twitter.com)
チーム編成がとても特殊で、私以外全員高2・高3!さらにビジネスメンターも中学生でした(2022でセミファイナルに進出したチームのリーダー)。年は離れてたけどみんな優しく接してくれて本当に楽しかったです。

2023の日本公式ピッチイベントはファイナルに進めませんでした。結果発表のあと大泣きしました。深夜まで本当にみんなで頑張ったので努力が報われなくて本当に悔しかったです。
アメリカ本部の大会も、クォーターファイナリストという結果で終わってしまいました。

なんとか立ち直ったあと、良かった点と改善点を分析してみました。

良かった点
・年が離れている、住んでいる県が違うとは思えないほど仲が良くて、コミュニケーションが活発だった。その結果、特定の誰かに負担がかかりすぎるということもなかった。
・某高校と協力して大規模な試験運用もできた。

改善点
・「留学」というテーマにかなり苦しめられた。「その課題が社会において重要な役割を果たすのか」という点を考えるのが大変で、ロジック立てに苦戦した。

なんだかんだ言ってアプリのテーマ設定が一番大切なんだなぁと実感させられた年でした。自分が好きなテーマを直感的に選ぶのではなく、「社会においてその課題がどれだけ重要か」「解決策が適切か」などを逆算してテーマを決めると後の自分が楽になるのかもしれないですね。1年目で学んだことを活かして2年目では絶対結果を残す!と誓いました。

Technovation Girls 2024 二度目の挑戦

二度目の挑戦をするにあたって心に決めていたことが2つあります。
・テーマ設定に時間をかける。アプリのアイディア出しをこれでもかというほどする
・シニア部門の「Business Plan」という提出物がめちゃくちゃ大変なので、それがないジュニア部門に応募する。そのためにチームは中2以下で固める


そうして始まったTG2024ですが、提出物の数は去年に比べて減ったはずなのに正直2023より大変でした…(その話は後ほど)

アプリ開発講座、ビジネス開発講座をクリアしていき、無事、中2のメンバー5人がそろってチーム結成できました。アイディア出しもたくさんして、テーマは「給食での食品ロスを減らす」に決定しました!!

挫折


そしてですね、学校の調理員さんにインタビューしにいきました。「きっと私たちのアイディアに賛同して応援してくれるだろうなぁ」とか呑気なことを考えてました。そしたら思っていたよりも100倍冷たい返事が返ってきて…(そんなアプリ使わない みたいな) 結構ストレートに言われて私の心はポキッと折れてしまいました。公務員である母に愚痴をこぼしたら「公務員は頭が固い人が多いから関わらない方が幸せだよ」と言われてしまいました

Xでもこのことについて呟いたら、寧々さん(去年お世話になったビジネス開発講座の講師)には「テーマ変えちゃえ」と言われる始末、先輩からもDMで「公務員が頭固いのは死ぬほど分かる。」とか言われて、テーマ変えたいなぁと思ってしまいました。
ただ、給食は今世界中で評価されつつあるので着眼点はめちゃくちゃ良いと思っていて、安易にこのテーマを捨てたくありませんでした。(いろんな人から「着眼点いいね!」と褒められてたし!)

その後もなんとか褒めてくれる人たちのことを信じてアプリの機能を練ったり開発を進めたりしました。そして3月にこのアプリのアイディアを2つのコンテストに応募しました。1つはSTEAM JAPAN AWARD、2つ目は社会をよりよくするアイディアコンテスト です。しかし、STEAMはまさかの1次落ち、もう1つの方も受賞できませんでした。ここで「もう無理だ」と悟り、テーマ変えを決意しました。

テーマを変えるとは言っても…

「テーマを変えたい」ということをチームメイトに伝え、また振り出しに戻りました。アイディア出しをしますが、いまいちピンとくるものがありません。悩みながらふとXをみると、Coder Dojo(とにかくすごいチーム)が今年は折り紙を使った認知症防止アプリを作るというのです。
XユーザーのSpes☺︎Dojo@TG2024🇯🇵さん: 「高齢者向けの認知症予防アプリ「OriPal」を製作中です。ものづくり展示会の #つくろがや の4月7日11:00~12:55にOriPalをふらっと展示します。ブラッシュアップしたいのでぜひ体験してアドバイス頂けたら嬉しいです🍎🐰🧸よろしかったらぜひ遊びにきてほしいんだがや〜🤩 #SpesDojo」 / X (twitter.com)

そこで閃きました。お弁当アプリつくろう!
実は10月のアプリ甲子園のアイディア部門に「テンプレートを使って楽しくお弁当作りをしよう」というアイディアを応募し、グリコ賞をいただいていました。そのアイディアが使えるんじゃないか…
お弁当は今世界で大人気だから海外ウケも良いはずだし、健康的な食生活を促せるし… え!最高じゃん!

ただ、今までやってきたことを無駄にしたくはないのでアメリカの大会にはお弁当アプリを、日本の大会には給食アプリを出そうと考えていました。

そして4月に入り、同じ学校に通っている友達とほぼ毎日Discordのボイスチャットで話しながら深夜まで作業していました。良い感じに提出物が仕上がり、無事提出も完了しました!

Xユーザーの𝒀𝒖𝒓𝒊さん: 「今この瞬間TGの提出が完了しました😭 約5ヵ月間走り切った!! Technovation Girls Japanの皆様ありがとうございました 引き続き日本のピッチイベントに向けて頑張ります https://t.co/rX2EdwomZn」 / X (twitter.com)


日本公式ピッチイベント

そうして日本公式ピッチイベント当日を迎えました。結局、給食アプリではなくお弁当アプリで戦うことにしました。かなり自信があったのですがファイナルには進めませんでしたね…

二度目の挑戦だからこそめちゃくちゃ悔しいです。今年もダメだったか…
まだ引きずってるし、5/25のファイナルも正気で見れるとは思えません。何がダメだったのかはフィードバックをもらわないと分かりませんが、とりあえずはアメリカ大会の結果を待つのみです。(セミファイナルには進めるんじゃないかと淡い期待を寄せています) 
おっと、フラグを立ててしまいました(^▽^)

今回1番大変だったこと

Technovation Girls2024で一番苦労したことは、ずばり「チーム内でのコミュニケーション」です。遠距離というのは本当に大変なもので、なかなかコミュニケーションがうまくいきません。多分、私は遠距離恋愛とか絶対無理です。去年はなぜあんなに仲良くなれたのか不思議で仕方がないです。

私のチームリーダーとしての素質が足りず、チーム内の仲を深めることはあまりできませんでしたし、仕事をふることもできませんでした。ほんとうにごめんなさい。でもこのチームメンバーに出会えて良かったなぁと思っています!某Rちゃんは勉強も課外活動もつよつよでたくさんの刺激を受けました。彼女がいなかったら私は今頃高校範囲の先取りなんてしてないと思う笑
某Mちゃんは気配りの神で、優しすぎて涙が出てきそうでした。彼女のDMにいつも励まされていました。あと、動画編集していて思ったのは「みんな英語うますぎ!!!!」 東京で一緒にピッチをすることは叶わなかったけど、いつかどこかで会えたらいいなぁ

最後に

私は結果を出すまでTGに参加するつもりです。もちろん来年も参加します!
これを読んでくださった女子のみなさん!絶対参加しましょう!一度は参加しないと損します。ほんとに。

最後に、私たちのチームを支えてくれたビジネスメンターさん、コーディングメンターさん、Waffleの運営の方、相談に乗ってくださったかぐやさん、Xで応援メッセージをくださった方、本当にありがとうございました!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?