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ゼロから覚醒Nextフレームで読み解く現代文


みなさんどうも、こんにちは。

スタサプ現代文講師の柳生好之です。

今回は『ゼロから覚醒Nextフレームで読み解く現代文』について説明します。

1,論理的読解をする上で重要なポイントを短文で確認

論理的読解をする上で重要なポイントを、入試問題で確認できる本がほしいと思いました。論理的読解や論理的思考に関しては、国家公務員試験や法科大学院適性試験では一般的に行われています。例えば、私が参照した本は『論理トレーニング101題』『新版論理トレーニング』のような本です。

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ところが、大学入試の世界では論理的思考に関する出題があるにも関わらず、あまり対策が行われていませんでした。そこで、大学入試対策の参考書で論理的読解や論理的思考について説明する本を構想しました。実際に授業の中で論理的思考について生徒たちに教えたところ、「こんな国語の授業を求めていました」という声を多数いただくことができました。そこで大学受験学参にはあまり類を見なかった『ゼロから覚醒Nextフレームで読み解く現代文』が誕生しました。

この点に関しては、編集者さんのご協力が非常に大きかったと思います。普通ならばあまり前例のない本は出しにくいものなのですが、担当の編集者さんは「ぜひ柳生ルートを完成させましょう」とおっしゃってくださいました。この場を借りて感謝を申し上げます。

2,「論証」「条件法」など、論理的思考トレーニングを入試問題で行う

「論証」に関しては大学入試現代文の中でも最も重要な考え方であるにも関わらず、従来の参考書ではあまり詳しく説明されていませんでした。この「論証」という考え方を大学入試現代文に本格的に持ち込んだところが本書の最大の特徴と言って良いでしょう。もちろん、本書以前に「論証」や「条件法」に関して説明されている現代文の参考書は存在しました。それは『現代文解釈の基礎』という本です。

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私が「解釈」という学習段階の名前をつけたのはこちらの本に由来しています。こちらの本では「論証(三段論法、演繹、帰納)」や「条件法(命題、逆、裏、対偶)」などが説明されており、現代文で論理的読解が有効であることを示しています。『ゼロから覚醒Nextフレームで読み解く現代文』はこれらの本のエッセンスを受け継ぎ、大学入試問題に応用することを目指しました。実際に2020年の早稲田大学商学部で出題された問題などはまさに論理的思考を問うもので、その問題は本書に収録されています。

3,文章をもとに一文の解釈を行う

文章において、一つ一つの文は単独では存在しません。他の文との関係において存在します。文章の中の一文を、自分の「体験」や「読書経験」、およびそれらから導き出される「常識」と結びつけて読み取るのではなく、あくまでその文章の中の他の文との関係で読み取るのが、大学入試における「解釈」です。そして、この点を徹底することが「現代文解釈」なのです。このことを理解し、実践するというのが『ゼロから覚醒Nextフレームで読み解く現代文』の最大の特徴です。私が世に送り出した本の中でも最高の自信作、ぜひその神髄を味わってみてください。

4,2021年最新版柳生ルート

下記の記事で2021年最新版柳生ルートが解説されています。是非参考にしてください。





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