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【総合型選抜・学校推薦型選抜】2021年小論文最強ルート【国公立・私立一般入試】

みなさんどうも、こんにちは。

スタサプ現代文講師の柳生好之です。

今回は「2021年小論文最強ルート」について説明します。

1,まずは「語彙力」「読解力」が前提

「小論文」の勉強といってもいきなり小論文を書き始めるのは無謀です。まずは基礎を徹底しましょう。「小論文」の基礎は「語彙力」と「読解力」です。

まず「語彙力」に関しては皆が必要だと感じるところでしょう。課題を読むときにわからない言葉があればもうお手上げです。また、文章を書こうとしても「言葉を知らない」「漢字が書けない」ようであればお話になりません。「小論文」といえどもまずは「語学」の延長線上にあるということを肝に銘じましょう。「語彙・漢字」の力をつけるためには『入試現代文の単語帳BIBLIA2000』がおすすめです。

『BIBLIA2000』は「漢字・語彙」を赤チェックシートで隠して「意味から漢字・語彙をアウトプットする」というトレーニングができます。「表現力」を鍛えるこのトレーニングができる本は『BIBLIA2000』しかありません。

また、小論文では課題として文章が出題されることがとても多いです。ですから、「読解力」も鍛えておきましょう。最終的には「要約」ができればよいのですが、「要約」はかなり難しいのでいきなりやると挫折します。『ゼロから覚醒』シリーズを使って、段階を踏んで「要約」トレーニングをしていきましょう。

2,「文法」→「作文」→「論文」の順番

次に、いよいよ文章を書くのですが、いきなり1000字の文章を書こうとすると挫折してしまいます。まずは「一文」を書くトレーニングをしましょう。

そのときに重要なのが「文法」です。なぜなら、「主語述語が対応していない」「修飾関係がわかりにくい」といった文を書いてしまう人が意外にも多いからです。これは大学生や社会人でも当てはまる人が多いです。(出版社の編集者さんはこの部分を修正するのに四苦八苦していると聞いています)

ですから、「文法」を勉強してから「一文」を正しく書き、さらに「指示語」「接続表現」を正しく用いた文章を書くためのトレーニング、「作文」をするべきなのです。

このような「作文」トレーニングが従来の小論文対策では抜けていました。いきなり「論文」を書かせる指導がとても多かったのです。

「作文」のトレーニングからはじめるためには、『柳生好之の小論文プラチナルール』『完全理系専用看護医療系のための小論文』をやると良いでしょう。これらの本は「文法」から「作文」へというトレーニングができるように作られています。

3,設問のタイプを知ろう

大学入試小論文には4つのタイプがあります。「テーマ型小論文」「読解型小論文」「議論型小論文」「問題解決型小論文」です。

「テーマ型小論文」とは「〜について、あなたの意見を述べよ」というシンプルなタイプの問題です。ただし、テーマに関する知識や論述の型を身につけていないと書くことができません。

このタイプは志望する学問分野に対して本当に興味関心があるのかを試していると言えます。「本当に関心があるなら、色々知っているでしょ」ということを問うていると考えてください。

対策としては、志望する学問分野に関する情報を新聞やインターネットで常に集めておくと良いでしょう。

「読解型小論文」はじつは現代文の問題です。「小論文」という試験の名前でありながら、実際には現代文の読解力のみを問うているという問題もあるので、注意してください。

このタイプは「あなたの意見」という言葉がありません。「どういうことか」「なぜか」と、現代文の設問のような問い方になっています。

対策としては、「現代文の勉強をする」ということになるのですが、実は「テーマ型小論文」以外は「読解力」があることを前提としていますから、先にも述べたように現代文の勉強は必ずやっておきましょう。

「議論型小論文」は「課題文の主張に賛成か、それとも反対か」を答えさせる問題です。自分の主張に対して「根拠」「具体例」を述べて、説得力のある形で論述できるかが問われます。

このタイプの問題は従来の小論文試験では主流でした。ですから、少し前の小論文対策の本は基本的に「議論型小論文」の書き方を説明するものが多かったのです。

「問題解決型小論文」は「課題の中から問題を発見し、原因を分析して、解決策を述べる」タイプの問題です。現在では最も主流となっているタイプは「問題解決型」なのです。

このタイプは課題が「複数の文章」「図」「グラフ」など、様々な資料が与えられる点が特徴です。また、設問も「1000字で論述せよ」といったものではなく、「問題点はなにか」「原因として何が考えられるか」「解決策として何が考えられるか」など細かく設定され、それぞれ200字〜400字程度で論述するようになっていることが多いです。

『柳生好之の小論文プラチナルール』『完全理系専用看護医療系のための小論文』ではこの4タイプに関する詳細な説明もありますので、ぜひ参照してみてください。

4,志望校対策

そして、最後に志望校対策に行きます。赤本などで問題と解答解説が手に入ればよいのですが、小論文は「問題が手に入らない」「解答解説がわかりにくい」など、受験生泣かせの分野でもあります。その場合には『完全理系専用看護医療系のための小論文』『世界一わかりやすい慶應の小論文合格講座』をやると良いでしょう。

ぜひこの記事を参考にして、小論文入試を突破してください。



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