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読書日記 エッセイ ルポ

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2024年5月の記事一覧

「流星ひとつ」 沢木耕太郎著 新調文庫

その歌を最初に聴いたのが、中学1年の時だったと思います。 「15、16、17と、私の人生暗…

向後善之
4か月前
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「六つの星星」 川上未映子 著 文春文庫

以前読んだ「みみずくは黄昏に飛び立つ」の中で村上春樹さんにインタビューする川上未映子さん…

向後善之
4か月前
5

「クマにあったらどうするか」 姉崎等 語り 片岡龍峯 聞き手 ちくま文庫

語りの姉崎さんは、アイヌのクマ撃ち猟師です。北海道にいるヒグマは、雄の成獣で200キロくら…

向後善之
4か月前
8

「F1地上の夢」 海老沢泰久 著 朝日文芸文庫

日本が、ホンダが最も熱かった時代の物語です。オートバイでトップになったホンダは、本田宗一…

向後善之
3か月前
7

「嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか」 鈴木忠平 著 文藝春秋

名将野村監督のID野球がどうしても攻略できなかった打者は2人。イチローと落合博満です。彼ら…

向後善之
3か月前
5

「作家との遭遇」 沢木耕太郎著 新潮文庫

20代前半の頃でした。実家のあったA駅の改札の前に綺麗な女性が立っていました。彼女は誰かに…

向後善之
3か月前
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「貧乏だけど贅沢」沢木耕太郎 著 文春文庫

沢木耕太郎さんの対談集。 対談相手に、高倉健、井上陽水、群ようこ、田村光昭の名を見つけ、こりゃ、買わなきゃと思いました。 対談相手によってその場の空気感が違って、どれも面白かったのですが、一番しびれたのは高倉健さんとのエピソードです。 1980年10月、沢木さんが、モハメド・アリ対ラリー・ホームズの試合を見た時の話が出てきます。その時、沢木さんは、少し出遅れてしまってチケットが手に入らない。この試合は、「モハメド・アリが引退してもう一回カムバックしようという試合」で、ア

「ドリフターズとその時代」笹山敬輔 著 文春新書

ドリフターズは、いかりや長介が作ったのかと思っていたのですが、そうではありません。いかり…

向後善之
3か月前
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