見出し画像

【GPTs】ChatGPT Eduを採用した各大学のGPTs活用事例


大学でのChatGPTの組織的な導入:ChatGPT Edu

OpenAIは、学生、教員、研究者、そしてキャンパス運営を支援するためのChatGPT Eduを発表しました。

ChatGPT Eduは、GPT-4oモデルを搭載しているとのこと。

このサービスに対する私の印象を一言で言いますと、「ChatGPT Enterprise」(ChatGPTの組織向けバージョン)をアカデミック向けにディスカウントしたものです。

米国大学でのChatGPTの具体的な活用例

実験的に大学に導入されていたChatGPTは、以下の用途で使用されたそうです。

  • 学生向けの個別指導や履歴書のレビュー

  • 研究者の助成金申請書の作成支援

  • 教員の採点やフィードバックの支援

この中で注目したのは、助成金申請書の作成支援です。
助成金申請書はとにかく書類点数が多いので、この点をサポートできれば大学にとってものすごく価値があります。

では、次に個別の大学の活用事例を見ていきましょう。

①コロンビア大学の事例

コロンビア大学のナビラ・エル・バッセル教授は、薬の過剰摂取(オーバードーズ)による死亡を減らすためのコミュニティでの政策にAIを統合することを主導しています。彼女のチームは、大規模なデータセットを分析するGPTを構築し、数週間の研究作業を数秒に短縮しました。

https://sig.columbia.edu/news/revolutionary-collaboration-columbia-uses-ai-combat-overdose-deaths-new-york-communities?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=highlights021624

知識ファイルをGPTsにアップロードし、コードインタープリターで分析、可視化するGPTsを開発したと推測されますね。

②ペンシルバニア大学ウォートン校の事例

ペンシルバニア大学ウォートン校のイーサン・モリック教授のコースでは、学生たちがコース資料を基に開発されたGPTsとのディスカッションを通じて、最終課題を完了しています。
これにより、学生はChatGPTが学んだことについて深く考えるようになりました。

これに関しては、コース資料を知識ファイルとしてGPTsにアップロードし、GPTsとして学生に提供したと推測されますね。

③アリゾナ州立大学の事例

アリゾナ州立大学の助教授であるクリスティアーネ・レベス氏は、学生がドイツ語の会話に参加しながら言語レベルに応じたフィードバックを受け取るためのカスタムGPT(訳者注:GPTsのこと)を開発しています。このGPTは、学生のコミュニケーションスキルを向上させ 、教員の評価時間を節約するのに役立ちます。

このGPTsには、おそらくまだ解放されていない、GPT-4oのリアルタイム対話機能を使って、 ドイツ語専用にチューニングして、仕上げているのではないかと推測します。

まとめ

ここからわかる事は、 OpenAIが提供している事例は、結局は、ChatGPTのユースケースではなく、全てGPTsのユースケースであることです。
ChatGPTを使えば使うほど、GPTs にまとめたくなる、というニーズは、これから顕在化して行きます。
大学が、 自分たちで役に立つGPTsを内製化している事実は、今後の組織運営の先例になるでしょう。

【お知らせ】GPTsを内製化しよう

当社ではChatGPTおよびGPTsの内製化コンサルティングを行っています。
例えば以下のようなGPTsアプリを制作しています。

  • ネイル写真からネイルアートを評価・スコアリングし改善案画像を出力するGPTs

  • ちらかっている部屋の写真から捨てるもの、片付けるものを自動判別し、整理整頓の手順をアドバイスしてくれるGPTs

  • 飲食店舗の外観写真からお客さんの入りやすさ、バリアフリーなどを自動で評価・スコアリングし、改善後のファサード画像を出力するGPTs

など、当社サイトで140種類以上ものGPTsの無料デモをお試しいただけます(ChatGPT無料ユーザーもご利用いただけます)。
詳しくはこちらからご覧ください(画像をクリック)↓👇


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?