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【Hレギュ】レパルダス型トドロクツキ【デッキ解説】

■デッキ紹介

レパルダス型トドロクツキを組んで回したところ手応えがあったのでnoteを書くことにしました。
デッキリストは下記の通りです。

デッキコード:Dcaxc4-f4opBZ-G48x8c

システムポケモンが1進化ポケモンという点は異なりますが

・ガンガン縦引きして必要札を揃える
・1ターンでアタッカーを場に出し、エネ加速までして攻撃する
・グッズとサポートでエネ加速する
・一撃でおよそどんなポケモンでも倒せる
・グッズでベンチを呼び出して倒すことに長けてる
・アタッカーの耐久力は基本的に期待できない

と、やっていることはスピードザシアンVSTARと似てます。
というより、スピザシをイメージして組みました。

Fレギュ当時使用していたスピードザシアンVSTAR

・クロススイッチャーはカウンターキャッチャーとプライムキャッチャーに。
・メタルソーサーはダークパッチに。
・とりつかいの3枚ドローはオーリム、バトル場のポケモンを逃がせる点はペパー(緊急ボードサーチ)に。
・キバナのエネ加速はオーリムに、確定サーチはペパーに。

スピザシのエッセンスはかなり引き継いで構築できています。

トドロクツキexのワザはザシアンと違い「強制気絶」なので相手の耐久を完全に無視できたり、
システムポケモンの採用で手札干渉に強かったり、
非エクアタッカーがしっかり採用されていたり、
Fレギュ当時のスピザシよりも進化している部分はありますが
ダークパッチやオーリムを使ってトドロクツキexを準備しているとき、私はメタルソーサーやキバナでザシアンを動かしていたときのことを思い出してます。
スピザシが好きだった方は、すぐにうまく回せるようになるかと思われます。

前置きはここまでとして、ここからはデッキの強み、デッキの回し方、そして採用カードについて説明していきます。


■デッキの強み

・アタッカーを1ターンで用意できる
 →1ターン目に必ずアタッカーを場に出す必要がない。
・終盤の手札干渉に対して耐性有り。
・非エクだけで盤面を埋められるので相手がサイドを2枚取れないターンを作り出すことができる。
・小物を処理できる非エクアタッカーと、どんな耐久の高いポケモンでも気絶させられるexポケモンの二刀流。

■回し方

- 序 盤 -
・チョロネコを展開する
・トドロクツキでエヴォリューションまたは仇討ち矢羽

- 中 盤 -
・隠し札、取引で山圧縮しながら仇討ち矢羽の打点を伸ばす
・相手のバトルポケモンがサイド1枚のポケモンなら仇討ち矢羽で倒す
・相手のバトルポケモンがV,exならトドロクツキexの狂い抉るでサイドを2枚取る
・相手のバトルポケモンが倒せず、カウンターキャッチャーも使えないタイミングはエヴォリューションでレパルダスを用意する

- 終 盤 -
・トドロクツキで相手のサイド枚数を調整し、狂い抉るとカウキャ、仇討ち矢羽でサイドを取り進める。
・最後はトドロクツキexの狂い抉るで勝ちを目指す。
※盤面次第ではラストターンに仇討ち矢羽を使う可能性もあるので、安易にトドロクツキを全部トラッシュしないようにしましょう。攻撃しないにしても、トドロクツキにオーリムでエネ加速して、付け替えを使うことも多いです。

■採用カード

【アタッカー】

トドロクツキex
…ダークパッチやオーリム博士の気迫で即起動できるフィニッシャー。
このデッキでは《カラミティストーム》は滅多に使わず、《くるいえぐる(狂い抉る)》を主に使います。
対面によりますが2〜3体を使うので3枚採用です。

トドロクツキ
…小回りの利くサブアタッカー。
序盤最初行う攻撃は基本的にこのトドロクツキの《あだうちやばね(仇討ち矢羽)》です。
構築上、仇討ち矢羽の打点がまけんきハチマキ込みで220点になるように調整しています。

ただ、現環境ではロストシティの採用もあったり、そもそもトドロクツキ1枚以外全ての古代カードをトラッシュしつつサイドが負けてる状況を作り出すのも困難なので、220点はあくまで理論値です。

ロトムV、ネオラントVまで射程圏内にしている非エクアタッカー。
このポケモンのお陰で相手のサイド調整をしやすく、カウンターキャッチャーが使いやすくなっています。
当初は2枚採用でしたが

・オーリムでトドロクツキexにエネ加速する際にトドロクツキにもエネ加速して後続のアタッカーとして準備する
・エネルギーつけかえを使うためエネをプールする
・最終盤でテツノツツミの《ハイパーブロアー》&テツノカイナexの《ごっつあんプリファイ》のコンボを防ぐ

等、単純な非エクアタッカー以外のやることが多かったので3枚採用。

【システムポケモン】

レパルダス、チョロネコ
…逃げエネ1個のシステムポケモン。
システムポケモンを選ぶ中で「緊急ボードで逃げられる」というのが必要条件の一つでした。
トドロクツキex&トドロクツキと最も相性の良いシステムポケモンだと思います。

・ペパーで不要なポケモンのどうぐをサーチし、それをドローに変換できる。
・悪エネを切ってダークパッチを使いやすくする。
・古代カードをトラッシュして仇討ち矢羽の打点を上げる。
・先攻でスタートポケモンがチョロネコだったとき、手張り2回でワザが使える。
等々

盤面的には、場に4体のレパルダスを用意するのが理想です。
ただ、ゲッコウガを置くことも多いので現実的な目標として3体置くことを目指します。
サイド落ちや序盤に倒される可能性を加味して4枚採用。

チョロネコもレパルダスも、背景に月が描かれてるところがデッキイメージと合ってて好き。

かがやくゲッコウガ
…逃げエネ1個のシステムポケモン。
レパルダスだけでは足りないドロー枚数を底上げしてくれるポケモン。
終盤は隠し札を使うほどエネに余裕のないこともあり、相手の《崩れたスタジアム》、テツノツツミの《ハイパーブロアー》、《ライム》で差し出しやすいのもポイントです。

マナフィ
…月光手裏剣対策。
相手のゲッコウガによる手裏剣はもちろん、自分もゲッコウガをベンチに出す関係上、ミュウexの《ゲノムハック》までケアする必要があります。
狂い抉るを使ったトドロクツキexとベンチのチョロネコを取られるとサイドレースで絶対的に間に合わなくなってくるので必須です。

【グッズ】

ネストボール
…アタッカーからシステムポケモンの進化前までサーチできるグッズ。4枚採用。

ハイパーボール
…レパルダスをサーチできるけど「手札が少なくなるから案外使わない」しかし「不採用だと何かと困る」という調整の結果2枚採用。
仇討ち矢羽の打点を上げるため、ラストターンにハイボでトドロクツキをサーチして取引でトラッシュする必要が出ることもあるため、状況次第で温存しないといけません。

なかよしポフィン
…チョロネコを展開するためのグッズ。
逆にチョロネコとマナフィ以外サーチできないため、調整の結果2枚採用。

大地の器
…ペパーでサーチできるエネルギー。
仇討ち矢羽の打点を手っ取り早く上げるため4枚採用。
場のエネが潤沢なら使わず取引でそのままトラッシュします。

ダークパッチ
…ペパーでサーチできるエネ加速手段。
最初期に3枚採用を試しましたがすぐに4枚採用になりました。
サポート権を使わずアタッカーへのエネ加速ができるので4枚採用が必須です。

エネルギーつけかえ
…ダークパッチの5枚目。
オーリム博士でトドロクツキexとトドロクツキにエネ加速して、片方のエネを付け替えるために使います。
トドロクツキexでスタートした場合、2ターン目に攻撃できる確率が非常に低いので採用。調整の結果1枚。

カウンターキャッチャー
…ペパーでサーチできる呼び出し札。
トドロクツキをアタッカーにすることで相手のサイド枚数を調整しやすく、かなり使いやすいです。
2枚採用から1枚採用に減らし、しばらく試しましたが、トドロクツキで相手のベンチを狩りたいタイミングが多く2枚採用に戻しました。

プライムキャッチャー
…ペパーでサーチできる呼び出し札。
ACESPECを何にしようか悩みましたが「サポート権をボスの指令に使わなくて良い」ということで、このデッキと最も相性が良いです。

【ポケモンのどうぐ】

緊急ボード
…ペパーやタウンデパートでサーチできる入れ替え札。
ロストスイーパーで割られると困るので2枚採用。
また、終盤はエネが枯渇しがちなのでレパルダスやゲッコウガが縛られそうになることも多く、2枚採用は必須です。

きんきゅうゼリー
……狂い抉るを使ったトドロクツキexのHPを回復する道具。
ブーストエナジーとの選択がありますが、ゼリーで回復すると残りHPが150になって非エクで簡単に取れない状態になります。
ここで再び相手がV,exで攻撃してくれば次のターンもう一度トドロクツキexを用意してサイド2枚取れる可能性が高いです。

残りHPが150あると《ごっつあんプリファイ》でサイド3枚取りされにくいところも重要です。
ブーストエナジーですとどうしてもロストスイーパーで割られてヒトカゲのヒートタックル等で気絶してしまう裏目が存在しますが、相手の構築に左右されにくい道具として強力です。

エヴォリューション
…レパルダスを準備するためのカード。
後攻1ターン目にしか使わない、なんてことは全然ありません。
後1は仇討ち矢羽でサイド1枚を取って、2ターン目にエヴォを使うこともあります。

盤面を非エクだけで埋めておくとエヴォ後にカウンターキャッチャーが使えるようになるので、対面次第では2ターン目以降にエヴォを使ってもサイドレースでちゃんと間に合わせることが可能です。

まけんきハチマキ
…打点アップカード。
カラミティストーム250点、仇討ち矢羽の打点アップ等、何かと使える1枚。
げんきのハチマキとは良し悪しありますが、打点アップさせたいタイミングは+10点じゃ足りないことが多いので、まけんきを採用。
対面によって有効かどうかがハッキリ分かれるカードなので、大体取引でトラッシュしがちです。

【サポート】

ペパー
…序盤使いたいメインサポート。
基本的な展開補助に関する強みは言うに及ばず、「ダークパッチをサーチできる」という点でものすごく強力なサポートです。
もちろんカウンターキャッチャーやプライムキャッチャー、大地の器を持ってこられることもあり、様々な場面で活きるサポートです。
ただし、終盤はエネ加速がダークパッチ1枚と手張りでは到底足りない状況になることが基本なので、中〜終盤は取引でどんどんトラッシュしていきます。

オーリム博士の気迫
…サブサポート。
中〜終盤にかけて使うサポート。
3枚ドローで解決せずとも、このデッキはそのドローした3枚のカードを取引で増やしていけるのでレパルダスと非常にシナジーのあるサポートです。
トドロクツキex2体にエネ加速すると、片方が狂い抉るを使ったとき後続を攻撃されて次のターンに狂い抉るが使えなくなるので注意。
トドロクツキex、トドロクツキの2体にエネ加速していくのが理想です。

ナンジャモ
…ドローサポート/手札干渉手段。
ペパーもオーリムも、あるていど盤面が完成しているときに強く働くサポートなので、ナンジャモの手札リフレッシュはデッキに欠かせません。
終盤はドロー枚数が少なくなりますが、取引で増やしていけるので問題なし。
ただ、終盤のエネ加速にオーリムが必須となるケースが基本なので、ペパーと同じく中〜終盤でトラッシュしがちです。

【スタジアム】

シンオウ神殿
…ミストエネルギーを対策するために2枚採用。
このカードの採用により、ポケモンのワザや特性以外、相手は狂い抉るを防ぐことができなくなります。
ある意味、このデッキの根幹を成すカードです。
1枚採用も試しましたが、温存することが難しかったです。
このデッキは取引や大地の器を使うため、重要なカードもコストにすることが多々あります。
最終盤にいきなり相手のアタッカーにミストエネルギーが張られても対処できるように2枚採用。

相手の《ポケモンリーグ本部》を割ったり、カラミティストームのコストにもなるので、クリムゾンヘイズ発売後も《改造ハンマー》に変えることはありません。

ボウルタウン
…主にチョロネコとトドロクツキを展開できるスタジアム。
ボールの枚数が少なく、序盤の展開で躓くことが多かったので採用。
現環境はスタジアムが割られにくいので2回以上使える可能性があります。これにより、ネストボールが温存できる可能性が上がります。
できればネストボールではトドロクツキexやかがやくゲッコウガを展開したいので、このデッキと相性が良いです。
1度目はチョロネコ、その次のターンも残っていたらトドロクツキを展開していきます。
※3月20日加筆
これまでタウンデパートを入れていましたが、調整の結果差し替えることにしました。

【エネルギー】

基本悪エネルギー
…大地の器、オーリム、ダークパッチとの兼ね合いで、調整の結果8枚。
手張り権が非常に大事になるデッキなので、隠し札の運用は計画的に。

□不採用カード

このデッキは《すごいつりざお》《ともだちてちょう》《エネルギー回収》といったリソース回復系のカードは全て抜いています。

ヘタに山札に戻すよりもトラッシュに置いてあるほうが仇討ち矢羽の打点が伸びる、という大前提はありますが
そもそもネストボールのバリューが高く「釣り竿で山札に戻してネストボールで場に出す」という余裕が全くありません。

さらにハイパーボールはデッキとの相性が悪く採用枚数が少ないため、このデッキは純粋に物量を増やして素引きするべきと割り切って、現物多めで構築しています。

また、《ヒスイのヘビーボール》もしばらく採用して試しましたが、最終的にはカウキャや付け替えに枠を譲るため抜いてしまいました。

このデッキは「シンオウ神殿+狂い抉るで環境にいるほとんどのポケモンを倒せる」という大きな攻撃の軸があります。
そのため様々なメタカードもかなり削ぎ落としています。

ロストスイーパー
…構築的に「絶対に剥がさないといけないポケモンのどうぐ」が現環境で見当たらないため不採用。

ボスの指令
…このデッキのアタッカーは、攻撃すると次の相手のターンで大体倒されます。
相手の攻撃を耐える可能性がかなり低いので、毎ターン攻撃できるアタッカーを用意していかないといけません。
そうするとサポート権をボスに使っているタイミングがないので不採用になりました。

デヴォリューション
…ボス不採用と似た理由ですが、超高確率で毎ターン相手にサイドを1〜2枚取られるデッキなので「1回相手のポケモンに攻撃を当ててデヴォリューションで気絶!」というギミックを使っているタイミングがありません。

エナジーターボ
…組み始めてすぐの頃は採用していましたが、トドロクツキの仇討ち矢羽を序盤の攻撃に使うこと、エネルギーつけかえの採用によって序盤のエネ加速については大きな課題にならなくなったこと、2点の理由で不採用になりました。

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