聴力の調整

最近思うこと。

私はよく喋る。意識をしていないと割と自分の話ばかりしてしまう。

それを友人から笑いながらも注意されてから、相手の話を最後まで遮らないで聴く。ていうことを意識的に心がけてきた。もともと共感性が高い方なので、相手の話をじっくり「聴く」スイッチを入れると、相手の話の世界観やイメージが目に浮かび、話に登場する人物の心情などを想像することは、それはそれで楽しく、人の話を聴くことが好きになった。

そうしているうちに、いつの間にか、人から誰にも言えない相談や、悩みを打ち明けられることが増えた。そんな話を聴いてしまっていいのだろうか?というほど、心に仕舞う意外に方法がない硝子のように繊細な話を聴くことが増えた。
そういう話ほど「聴く」スイッチと体力がいる。

私と話したあと、清々しい表情で「スッキリした!ありがとー!」て言われるのはめちゃくちゃ嬉しい。役に立てたら嬉しい。
けれど、気持ちよく去っていく人の背中を見送りながらちょっと寂しくなる。どっと疲れることもあり、その足でひとりカフェに入り、一息いれなおすこともある。

本音いうと、私も喋りたいーーー。なのです。

以前、占い師の求人を見かけたことがある。
そこには「未経験大歓迎。共感力高い方歓迎します。」と書かれていたことを、ふと思いだした。
占い師とかって、こんなお仕事なのではないだろうかと思った。

ちょいと疲れた金曜日。

そうか。
打ち明け話や悩み相談は、耳じゃなく心で聴いているんだと気がついた。
全力でスイッチいれると、そりゃ疲れるわ。

聴く耳の種類と音量調整、上手にしていこう。

そして、休日は目的なくダラダラお喋りしにいこう。

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