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通勤時間が抑うつに影響する

「通勤時間と抑うつの関係を知りたい」

これらを解決するきっかけになる記事です。

本記事は、下記の文献を参考に紹介していきます。

Association between commuting time and depressive symptoms in 5th Korean Working Conditions Survey

研究の目的

OECD加盟国の中で平均通勤時間が最も長く、抑うつ症状が最も高いとされる韓国において、通勤時間の長さと抑うつ症状との関連性を検討すること

対象者

20~59歳の賃金労働者23,415人を対象としています。

方法

聴取した項目

・5つの幸福度指数(Five Well-Being Index)
 →合計点が13点未満の患者を抑うつ症状があると定義
・通勤時間
・抑うつ症状
・性別
・年齢
・学歴
・収入
・地域
・配偶者の有無
・子供
・職業
・週労働時間
・交代勤務
など

結果

通勤時間が短い場合(30分未満)と比較すると、通勤時間が長い場合(60分以上)は抑うつ症状と関連していた。

抑うつが低い人の特徴
・女性
・大卒以上の労働者
・高所得労働者
・既婚労働者

抑うつが強い人の特徴
・中規模都市の労働者(大都市圏の労働者に比べると)

まとめ

・韓国においては、通勤時間が長いと抑うつ症状を呈する可能性が高いことがわかりました。
・抑うつが低くなる特徴では、女性、大卒以上の労働者、高所得労働者、既婚労働者があげれていました。
・一方で、抑うつが強くなる特徴では、中規模都市の労働者があげられていました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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