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マーケティングのSEO対策を解説!検索エンジンに評価される方法とは

マーケティングでSEO対策を取り入れたい方には、

「Webサイトの認知を広げたい···。」

検索エンジンに正しく評価される方法が知りたい···。」

このように思っている方が多いでしょう。

SEOとは、Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の省略語です。

GoogleやYahoo!などの検索エンジンから、Webサイトへの流入を増やしたいときに取り組みます。

この記事では、マーケティングにおけるSEO対策の基本や、検索エンジンから正しく評価される方法を解説します。

Webサイトの認知を広げたい人や、Webサイトからの集客数を増やしたい方は必見です。


マーケティングのSEO対策とは

マーケティングのSEO対策とは
マーケティングのSEO対策について解説

マーケティングのSEO対策とは、Webサイトを検索エンジンの上位に表示させて、集客数を増やす施策です。

マーケティングでWebサイトから集客する方法はさまざまですが、SEO対策は成果が出ると半永続的に集客できるため、取り組む企業は多いです。

SEO対策は、検索エンジンに対してWebサイトの価値を伝え、検索したユーザーに対して最適な情報を表示させます。

マーケティングにおけるSEO対策の実務では、Webサイトの内部の最適化と、Webサイトの外部からの対応をします。

  • Webサイトの内部を最適化することを「内部対策」「オンページSEO」

  • Webサイトの外部から対応することを「外部対策」「オフページSEO」

と表現します。

SEO内部対策と外部対策を、それぞれ詳しく紹介していきます。


内部対策はサイトの内部を調整する施策

内部対策は、Webサイトの内部を、検索エンジンとユーザーが把握しやすいように調整する施策です。

具体的には、

  • Webサイトの段落を把握しやすいように整理する

  • タイトルに、Webサイトの名前や、そのページ内容の簡単な説明文を入れる

  • 見出しをうまく活用して、内容を読みやすくする

  • URLに、そのページの内容が伝わりやすい単語を入れる

  • スマホでも見やすい設計にする

などの施策があります。

ほかにも、コンテンツの最適化やコンテンツの企画を考える、といったマーケティング施策もSEO対策のひとつです。

コンテンツ施策は、タイトルや見出しなど、SEO対策と重なる要素も多く、検索エンジンからの評価に大きく影響します。


外部対策はサイトを宣伝する施策

外部対策は、Webサイトを世の中に宣伝するマーケティング施策です。

コンテンツ施策でキャンペーンやPRすることも含まれます。

具体的には、

  • ほかのWebサイトに自社サイトのリンクを貼ってもらう

  • SNSでWebサイトのシェアを促す

などの施策があります。

ほかにも、Webサイトのタイトルを直接入力して検索する「指名検索」を増やす施策もあります。

以前までは外部対策の影響力が大きく、ほかのWebサイトからリンクを張ってもらったり、指名検索数を増やす施策が注目されていました。

現在は、外部対策の効果は弱まりつつあるため、SEO外部対策はマーケティングの成功と失敗を分ける要素にはなっていません。


キーワード調査とコンテンツ制作も重要

キーワード調査とコンテンツ制作も、マーケティングのSEO対策に重要です。

外部対策では、ほかのWebサイトやユーザーへの行動を促す、という意味合いが強かったです。

キーワード調査とコンテンツ制作は、外部対策よりもマーケティングとしての側面が強く、SEO対策スキルやコンテンツ企画力よりも、顧客理解が大切です。

10年以上前のSEO対策は、検索エンジンを騙すハッキング思考が成果に直結してしまうこともありました。

しかし現在は、成果を出すためにはSEO対策をマーケティングの1つとして考えなければなりません。

かつての検索エンジンを騙すハッキング思考から生まれたSEO対策は、現在では通用しなくなっており、小手先のテクニックでは効果が出ません

マーケティングの根本は顧客理解であり、検索エンジンもそれを学習し始めています。


マーケティングでSEO対策する基本的な流れ

マーケティングでSEO対策の流れ
マーケティングSEO対策する流れを解説

マーケティングでSEO対策する基本的な流れを説明していきます。

さきほど紹介した具体的なSEO対策が、理想通り成果に繋がれば完璧ですが、時間もリソースも限られている現場では、取捨選択を迫られることがあります。

企業によってマーケティングの優先順位は違いますが、クライアントさまへ取り組める範囲でSEO対策していきたいといった場合、内部対策から施策することがおすすめです。

そのあと、コンテンツマーケティングへ取り組みます。

投資費用や時間が余った場合は、外部施策へ取り組みましょう。

この順番だと、最初から余分な費用がかからず、外部対策で急に関係者が増えないので取り組みやすいです。

土台となるWebサイトの内部からSEO対策して、徐々にコンテンツ制作へ取り組める体制を構築したほうが、マーケティングの成功確率も高くなります。

SEO外部対策を含めたすべて施策を完璧に行うよりも、初期投資も抑えられます

内部施策は、Webサイトを検索エンジンとユーザーにも好かれる状態にする施策になります。

そのため、

  • 検索エンジンが高評価するWebサイトの構造

  • ユーザーはが好きなWebコンテンツ

などを学ぶことができます。

自然検索から流入が増えることも期待できるため、最初にSEO内部対策に取り組むのはマーケティング施策としてのバランスも良いです。


マーケティングでSEO対策が重要視される理由

マーケティングではSEO対策が重要
マーケティングでSEO対策が重要なこと

マーケティングでSEO対策が重要視される理由を紹介します。

Webサイトから集客する方法は、SEO対策以外にも多数あります。

その中でもSEO対策が優れているのは、マーケティング施策が体系化されているからです。

内部施策や外部施策はさきほどご紹介したとおり、施策内容が具体化されています。

それぞれの事例も書籍やインターネット上に豊富にあり、取り組みやすいマーケティング施策の1つです。

SEO対策で検索エンジンから高評価されている間、ユーザーがWebサイトを訪問しているときにかかるコストはゼロです。

継続的に集客してもコストが大きく抑えられる、というのもマーケティングでSEO対策ならではの利点です。


ユーザーに興味のある要素を入れると再訪率UP

ユーザーに興味のある要素を入れることで、Webサイトへの再訪率を増やすことができます。

ユーザーが、休憩中にSNSを見ていて、

  • とあるWebサイトで面白そうなサービスを知った

  • 広告でたまたま興味のある商品を見つけて、家に帰ったらまた見みよう

と考えて、自宅で再度その商品やサービスをWebサイトで探す可能性があります。

商品やサービス名を覚えていることは少ないので、ほとんどのユーザーは関連するキーワードで探して辿り着きます

検索エンジンは、ユーザーの検索意図を把握し、関連しそうなWebサイトを表示します。

マーケティングでSEO対策していて、ユーザーが検索しそうなキーワードや、興味がありそうな要素をWebサイトに組み込むだけでも、Webサイトへの再訪率を増やせます。


SEO対策は成果が出るまで時間がかかる

SEO対策は、成果が出るまで時間がかかるのが難点です。

SEO対策するWebサイトの規模にもよりますが、損益分岐点を超えるまで半年ほどかかる場合もあります。

基本的には中長期的な取り組みになるので、今すぐマーケティングで成果を出したい方向性の場合はSEO対策に向いていません。

中長期的なマーケティング施策なので、SEO対策のみに投資するのはコストパフォーマンスが悪いです。

費用対効果が分かりにくいこともあり、どのSEO対策がどのマーケティングにどのくらい影響があったのか、というのを予測することが難しいです。

そのため、企業ではSEO対策以外のマーケティング部分で時間やコストを投資することが多いです。


マーケティングでSEO対策するメリット

マーケティングでSEO対策のメリット
マーケティングでSEO対策のメリットを解説

マーケティングにおけるSEO対策のメリットは、ターゲットユーザーの流入を増やしやすいことです。

  • SEO対策のメリット

    1. ターゲット流入を増やせる

    2. サービス動線を獲得しやすい

    3. 長期的に集客できる

    4. ほかの施策より低コスト

  • SEO対策のデメリット

    1. 成果が出るまで時間がかかる

    2. 難易度が高いジャンルがある

    3. 不特定多数の流入が難しい

ターゲットユーザーの悩みに合わせた検索キーワードでSEO対策すれば、見込み顧客やお問い合わせにつながりやすいユーザーが増えます。

その結果、サービス動線やサービス購入といったマーケティングの成果につながります。

SEO対策は長期的な成果を得られることもメリットです。

一度上位表示できれば、しばらくの期間は上位表示し続ける可能性があります。

上位表示している期間は、広告と違い、コストをかけずにターゲットユーザーからのアクセスを獲得できます。

SEO対策のデメリットは、マーケティングの成果が出るまで時間がかかることです。

SEO対策は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンからの評価を受ける期間が必要のため、マーケティングの成果が出始めるまで数ヵ月かかります。

YMYL(Your Money or Your Life)のように人生に影響を与えるWebサイトは、その分野の権威性や信頼性、専門性が高い運営メディアでないと、検索結果の上位表示は非常に難しいです。

YMYLで人生に影響を与える分野は、お金や健康、医療などが当てはまります。

たとえば、医療に関するキーワードは、製薬会社や病院、医師会や厚生労働省などのページが上位表示されます。

理由は、医療の分野で信頼できるWebサイトの情報を優先しているからです。

SEO対策には、このようなメリットとデメリットがあるので、SEO対策で自社のマーケティングの課題を解決できるかどうかは、事前に把握しておくことが大切です。

SEO対策でマーケティングの成果が出る期間は、基本的に3ヵ月〜半年ほどで成果が出ることが多いですが、Webサイトの規模などによって異なります。


マーケティングでSEO対策する前に準備すること

マーケティンでSEO対策の準備
マーケティンでSEO対策の準備を紹介

マーケティングでSEO対策する前に準備することを紹介していきます。

SEO対策はすぐに実施できるものではなく、Webサイトを分析し、改善するところを探すことから始めます。

まずは、Webサイトの分析に必要なツールを導入しましょう。

マーケティングのSEO対策では、以下のような分析を行います。

  • 検索エンジンにWebサイトやWebページが認識されているか

  • 検索結果に狙ったキーワードで表示されているか

  • Webサイトにユーザーの流入があるか

  • 自社サービスはユーザーに対する需要があるか

このような分析には、GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールという無料ツールを導入します。

これらのツールにWebサイトを登録すると、登録開始日からのデータが計測されるので、登録以前の過去のデータは分析できません。

導入していない方は、マーケティングの効果を分析するために、SEO対策する前に導入しましょう。


Googleアナリティクス

Googleアナリティクスは、Googleが提供しているアクセス解析ツールで、以前はユニバーサルアナリティクスと呼ばれていました。

現在はアップデートされて、Googleアナリティクス4(GA4)という名前です。

Googleアナリティクスは、訪問者数や滞在時間などの訪問者データ、検索流入数、ほかのWebサイトからの流入など、Webサイトに関する分析データを確認できます。


Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソールは、検索周りのデータを確認できるツールです。

検索周りのデータとは、Google検索の表示回数や平均掲載順位などのことで、Googleアナリティクスでは分析できないデータを確認できます。

GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールの2つのツールを活用することで、Webサイトの現状を網羅的に分析し、必要なマーケティング施策を決めていくのがSEO対策の事前準備です。


検索パフォーマンス

検索パフォーマンスは、Googleサーチコンソール内にある分析項目なので、Googleサーチコンソールを導入すれば利用できます。

Webサイトの登録後に2〜3週間データを溜めて、自社サイトへどのようなキーワードで流入があるのかを確認できます。

クリック数、表示回数、平均掲載順位など、Googleからの自然検索流入に関するデータをまとめて分析できます。

WebサイトのURL別、PCやスマートフォン別などの絞り込みも可能です。

しかし、自社サイトが検索結果に表示されていない場合は、検索パフォーマンスでもキーワードの検索データが表示されません。

検索データが表示されない場合は、検索窓に
「site:ドメイン」(例. site:https://examole.com)
と入力して検索することで、検索エンジンが自社サイトを認識しているか確認できます。

「site:ドメイン」で検索結果に自社サイトのWebページが表示されていれば問題ありませんが、表示されない場合は検索エンジンから認識されていない状態です。

検索エンジンに認識されていない場合は、Googleサーチコンソール内にある「URL検査」をしてみましょう。

URL検査で問題がある場合、画面に具体的な問題内容が表示されるので、内容に従って改善していけば問題ありません。

マーケティングのSEO対策は、必ず自社サイトの現状分析から始めます。

ここで解説した事前準備をしてから次の段階に進みましょう。


マーケティングにおけるSEO対策の具体的な方法

マーケティングのSEO対策方法
マーケティングのSEO対策方法を解説

マーケティングにおけるSEO対策の具体的な方法は、以下の5つです。

  1. 需要があるキーワードを選ぶ

  2. 内部リンクでユーザーの滞在時間を増やす

  3. スマホでの見やすさを意識する

  4. 表示速度を改善する

  5. リライトでキーワードを見直す

SEO対策が成功すると、新規顧客を獲得でき、売り上げの拡大につながります。

それぞれ詳しく理解して、最適なSEO対策ができるようにしておきましょう。


需要があるキーワードを選ぶ

需要があるキーワードを選ぶことで、自然検索での流入数を増やすマーケティング効果があります。

需要が少ないキーワードだと、検索する人が少なく、上位表示できたとしても集客アップを期待できません。

インターネット上で検索結果の多いキーワードを選び、Webコンテンツを増やしていきます。

キーワードの検索数を調べるには、Googleが提供している無料ツール「Googleトレンド」などを使うと良いでしょう。

そのキーワードに沿った内容のWebコンテンツを作成する工夫も、マーケティングには必要です。

たとえば、「SEO対策 ポイント」というキーワードを検索したユーザーをターゲットしているのに、Webコンテンツの内容が

  • 「SEOとは~」

  • 「なぜSEOが必要なのか」

などで始まると、ユーザーは検索結果に戻り、すぐ答えを教えてくれる他のWebサイトへ移っていきます。

キーワードとコンテンツのミスマッチは、ユーザーの離脱につながり、

「このWebサイトでは知りたいことが解決できず、ほかのWebサイトのほうが役に立つ」

と検索エンジンに低い評価をされることになります。

そのため、キーワードとコンテンツのミスマッチには、注意しましょう。


内部リンクでユーザー滞在時間を増やす

内部リンクは、

  • ユーザーの滞在時間を増やす

  • 検索エンジンがWebサイト内を把握しやすくする

  • ユーザーの回遊率を高める

といった効果があります。

ユーザーの滞在時間は、SEO対策の評価を上げる指標のひとつです。

Webサイトに訪れたユーザーが、内部リンクをたどって、どれだけ自社サイト内を回遊したかを示します。

関連記事への内部リンクは、自然検索から流入したユーザーに、さらに知りたい情報を自社サイト内で解決してあげることで、滞在時間を増やせます。

たとえば、このページではマーケティングのSEO対策について記載しています。

しかし、マーケティングはSEO対策やWeb広告による集客だけでなく、サービス購入に向けたWebページの最適化やユーザーのリピート対策などもあります。

このページを読むユーザーが、

SEO対策について理解できたから、次はサービス購入率を上げるマーケティング施策が知りたい」

と思うようなタイミングで、サービス購入率を上げるマーケティング施策について書かれた、自社サイトの内部リンクを設置します。

ユーザーは内部リンクにより、サービス購入率を上げるマーケティング施策について書かれたページへ移動することで、知りたかった情報を得られます。

そして、

「このWebサイトからは今後も役に立つ情報が出てきそう」

と判断して、お気に入り登録をしてもらえると、リピート率向上につなげられます。

ユーザーの役に立つWebサイトは、検索エンジンから高い評価を受けるので、内部リンクは量ではなく、タイミングよく張ることでマーケティングの成果が出やすくなります。


スマホでの見やすさを意識する

スマホでの見やすさを意識することでも、検索エンジンからの評価が高くなります。

現代ではスマホの使用率が高く、Webコンテンツの閲覧はPCだけでなく、スマホでも多く閲覧されます。

スマホでのWebコンテンツの閲覧については、見やすさや分かりやすさに重点を置いて設計することが、マーケティングのSEO対策には重要です。

PCでじっくり調べる検索とは違い、スマホの検索は「すぐ知りたい」「ちょっと知りたい」といった即時的な要素が求められます。

結論をすぐに出すことに注力するだけでなく、

  • 実際に自分のスマホで確認したときに見にくくなっていないか

  • 内部リンクが押しにくい場所にないか

などを意識して設計しましょう。


表示速度を改善する

表示速度を改善すると、ユーザーのストレスを軽減し、検索エンジンからの評価も高まります。

表示速度を改善する方法は、

  • Webサイト内に利用している画像の容量を小さくする

  • Webサイトの仕組みを簡素化する

などの方法が有効です。

マーケティングのSEO対策で上位表示できても、Webコンテンツの表示速度が遅いと、待ち時間が長くなり、ユーザーは離脱してほかのサイトへ流出してしまいます。

こうしたWebサイトの離脱が連続的に発生してしまうと、検索エンジンからの評価が下がり、Webサイトの検索順位が落ちるなどの影響が出ます。


リライトでキーワードを見直す

リライトでキーワードを見直すことでも、検索エンジンからの評価が高くなります。

マーケティングのSEO対策では、需要の高いキーワードは競合が多いので、キーワードに関するWebページの作成や内部リンクなどを絡めて設計する必要があります。

たとえば、「ダイエット 方法」というキーワードで上位表示を目指す場合は、ダイエットグッズ、エクササイズ、食事制限など、具体的なダイエットの方法を網羅的に紹介できるWebサイトにします。

「ダイエット 方法」というキーワードは競合も多く、自社サイトを上位表示できるよう育てるには、時間がかかるでしょう。

その場合、競合が少ない「部分痩せ 方法」など、「ダイエット 方法」という広い単語から絞り込んだキーワードに見直してみると良いでしょう。

制作したコンテンツをリライトするときは、上位表示されているサイトを参考に、自社サイトで不足しているコンテンツや不要なコンテンツを見直し、リライトしていきましょう。


マーケティングのSEO対策で気をつけること

マーケティングでSEO対策の注意
マーケティングのSEO対策で注意すること

マーケティングのSEO対策で気をつけることは、Googleのガイドラインに違反しないことです。

ここまで基本的なSEO対策について解説してきましたが、Googleのガイドラインを知っておくことも非常に重要です。

Googleは検索結果の品質を保つために、ガイドライン(ルール)を設定しています。

違反してしまうとペナルティを受け、自社サイトが検索結果に表示されにくくなるので、しっかりと確認していきましょう。


リンクプログラムへの参加はガイドライン違反

リンクプログラムへの参加は、Googleが設定しているガイドラインに違反するので気をつけましょう。

Googleのガイドラインである、Web検索に関するポリシーにはいくつかの項目があります。

SEO対策するうえで、特に注意しなくてはいけないものが、リンクプログラムへの参加です。

リンクプログラムへの参加とは、人為的なリンク操作、業者からリンクを購入するなどが当てはまります。

ガイドラインの違反は、長期に渡ってサイトが検索結果に表示されにくくなります

リンクに関する怪しい話を持ちかけられても、購入しないように気をつけましょう。

リンクの購入以外にも、営業会社からさまざまなマーケティングに関する「お得な話」を持ちかけられることがあるかもしれません。

そのような話には裏があると思い、最初は上手くいったとしても、SEO対策で気づかないうちに違反しているような状況にならないよう注意しましょう。


マーケティングではSEO対策以外の手法も必要

マーケティングでSEO対策の他には
マーケティングでSEO対策の他の施策

マーケティングでは、SEO対策の他にもさまざまな手法が必要です。

SEO対策と比較したり併用したり、マーケティング施策の一部として取り組むことの多い手法について解説していきます。


SEMで検索エンジン周りのマーケティングをする

SEMで検索エンジン周りのマーケティングをすることで、さらに成果を得られやすくなります。

SEMは「Search Engine Marketing」の省略語で、検索エンジンに関する広告を指すことが多いです。

たとえば、ユーザーが自然検索したときに、検索結果の最上位に表示されるリスティング広告(自然検索広告)などがあります。

SEMには、SEO対策も含まれて表現されることもありますが、SEMはリスティング広告を指す言葉として使われることが多いです。

マーケティングの実務では、SEO対策もSEMも併用し、ひとつの目的に対してお互いの領域を補い合いながら使います。


コンテンツマーケティングで認知を拡大する

コンテンツマーケティングで認知を拡大していくことも、SEO対策と併用することが多いです。

コンテンツマーケティングは、SEO対策と同様に中長期的な施策のひとつです。

ユーザーに価値を与える質の高いコンテンツを発信し続け、自社の商品やサービスを認知してもらったり、リピートに繋げるために取り組みます。

インターネットや書籍にあるSEO対策についての解説では、コンテンツについて書かれていることが多いですが、マーケティングにおいてSEO対策とも関連があります。

SEO対策とコンテンツについて書かれていることが重複していることがあるほど、この2つは関連性が高いです。

コンテンツマーケティングとSEO対策が重なる領域を、「コンテンツSEO」と表現することもあります。

コンテンツマーケティングは、自然検索以外も含めて、ユーザーに価値を与えるコンテンツを発信することで、最終的に商品やサービス購入まで繋げることを目的としています。


コンテンツSEOで検索エンジンの評価を高める

コンテンツSEOで検索エンジンの評価を高めることも、マーケティング施策に有効です。

コンテンツSEOは、コンテンツを通して、

  • 検索エンジンからの集客

  • 自然検索で訪問するユーザーの増加

  • 商品やサービス購入率の増加

を目的としています。 

  • コンテンツマーケティング

    1. 目的:リピートを含む

    2. ターゲット:メルマガ、SNSを含む

    3. 手法:商品やサービスの深い内容を提供

    4. 内容:SNS、メルマガ、動画、会員向けなどを含む多様なコンテンツ

  • コンテンツSEO

    1. 目的:上位表示に特化

    2. ターゲット:自然検索ユーザー

    3. 手法:検索エンジンからの評価を重視したテキストコンテンツ

    4. 内容:新規ユーザー向けのコンテンツ

コンテンツマーケティングのほうが、ターゲットが広く、ユーザーによってコンテンツの出し方を変えることが多いです。

コンテンツSEOは、基本的に新規ユーザーへ自社サイトを認知させるためにコンテンツを出します。

また、検索エンジンがSEO対策で評価しやすいテキストコンテンツに特化させることがあります。

コンテンツマーケティングの柔軟な考え方を基本にして、一部、コンテンツSEOを考えて再編集するといった運用方法をすると、対応範囲が広くなります。


マーケティングのSEO対策は広告と併用する

マーケティングでSEO対策と広告
マーケティングでSEO対策と広告について解説

マーケティングのSEO対策は、基本的に広告と併用することが多いです。

SEO対策は、比較的体系化されているので取り組みやすいです。

しかし、成果が出るまで時間がかかるため、広告などを併用すると効果的です。

SEO対策以外のマーケティング施策を深く理解しているからこそ、それぞれの施策の利点を活かして併用することができます。

SEO対策だけに注力することなく、ほかのマーケティング施策とのバランスを考えることが重要です。

逆に言うと、SEO対策は他のマーケティング手法と協力させやすい施策です。

この利点を最大限活用するためにも、関係してくる施策をしっかりと理解し、取り組んでいきましょう。

ここからは、マーケティングでSEO対策と広告を併用する実践的な事例について紹介していきます。


成果が出るまでは広告を最適化する

SEO対策で成果が出るまでは広告を最適化していきましょう。

SEO対策は、さまざまな施策を積み上げる必要があり、短期間で最適化することは難しいです。

しかし、成果が出るまでの課程で、思いがけない発見や気づきを得られることがあります。

たとえば、新しい流入キーワードの発見です。

検索数は少なくても、安定して商品やサービス購入に繋がっているキーワードが見つかる場合があります。

このようなキーワードは、キーワードについて調べられるGoogleツール「キーワードプランナー」でも見つかりにくかったりします。

検索数の少ないキーワードは思いがけないキーワードであることが多いですが、具体的な悩みの解決策を探しているものもあります。

マーケティング担当者が気づいていなかったユーザーの悩みに気づけたり、新たな切り口が見つかることで広告文の幅が広がることもあります。

マーケティングの成果が出るまで時間のかかるSEO対策だからこそ、広告文をさらに効果的にするなど他の施策に活かせることがあります。


SEO対策で気づいたことを広告に取り入れる

SEO対策で気づいたことを広告に取り入れていくのは、SEO対策と広告を併用するうえでよくあることです。

たとえば、リスティング広告は即効性もあり、ランディングページ(ユーザーが最初に入るページ)の管理やキーワード、除外するキーワードまで調整することができます。

Google広告に関するガイドラインで、好きな広告文を作成することも可能です。

SEO対策では広告のような高度な管理は難しいので、リスティング広告だけの強みです。

しかし、高度な管理で運用が最適化されていくごとに、先ほどのような、上位表示している思いがけないキーワードに気づけないことがあります。

SEO対策では狙ったキーワードを把握できるため、広告運用では気づかなかったキーワードを見つけることができます。

SEO対策で見つかった、検索数が少なくても成果が出ているキーワードは有用であり、広告にも使うとさらに効果的です。

思いがけないキーワードに気づいたときは検索数が少なかったけれども、年月が経つにつれて検索数が増えていき、収益に大きく貢献してくれるようになることもあります。

商品やサービスの購入につながる重要なキーワードは、ほとんどユーザーのニーズから生まれます。

SEO対策は、そのニーズに早い段階で気づける重要なマーケティング施策です。

そのニーズから生まれた重要なキーワードを広告に取り入れることで、競合他社が広告を出稿するまで低単価で顧客を獲得し続けられる可能性が高くなります。


マーケティングのSEO対策はユーザー理解が重要!

マーケティングでSEO対策の重要点
マーケティングでSEO対策にはユーザー理解が重要である

マーケティングのSEO対策は、ユーザーのニーズを理解することが何よりも重要です。

お客さまの声を聞き、求めている価値を知ることがマーケティングの基本です。

顧客理解を行わないマーケターはいない、と言われるほど重要なことですが、実際に行うのはとても難しいです。

データとして検索数の少ないキーワードだとしても、データからは感じとれないお客さまの潜在的なニーズが新たに見つかるのは、マーケティングにおいて非常に価値があります。

SEO対策は成果が出るまで時間がかかりますが、地道に施策を積み上げる課程でお客さまのニーズが分かり、ほかのマーケティング施策の成果を後押しすることができます。


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