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起業、就職、独立。そして2度目のスタートアップの舞台

結局何度タイムリープしてもスタートアップをやる世界線にたどり着いてしまうと思うんです。僕たちのような人間は。

こんにちは、ヨシタカギです。
先日会社からのプレスリリースも公開されましたが、株式会社RATELの取締役CPO(チーフ・プロダクト・オフィサー)に就任しました。まだまだ未熟ではありますが、これまでの経験を活かしつつ、会社と共に自分自身も成長させていきたいと思っています。

2度目のスタートアップ

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、僕は21歳で福岡の学生だった頃に起業家としてキャリアをスタートし、その後5年間の会社員経験を経て今に至ります。

1度目の起業では、右も左もわからず、周りがどんどん急成長していく姿を横目で見つつ、大した結果を残せずに終わっています。当時の株主の方にもまだ恩返しができていません。
今回の決断は、僕個人としてはリベンジマッチであり、1度目で失敗した経験、会社員時代に吸収したあらゆること、そこで出会った優秀な方々との関係性という武器を手に入れた状態での再挑戦であり、RATELという舞台を使って最高のチーム、最高の事業を作っていくことに全力で挑みます

日本には、学生起業で大きな事業を作れるような天才もたくさんいますが、そうではない僕のような人間は、やはり起業での失敗経験と会社員経験があるからこそ強くなれたと信じています。凡人には凡人なりの戦い方があって、プライドなんか捨ていかに戦略的に実力をつけていけるかを意識して20代を過ごしてきました。その答え合わせを30代でやっていくことになるでしょう。

あえてここで伝えたいのは、"︎︎早く成功したやつがすごいんじゃない。最後に勝ったやつがすごい"︎︎ということ。若干のポジショントークであることはご了承ください。
「最年少」なんて言葉が使われるくらいには、早く成功することにはやっぱり価値がありそうです。でも、それは他人からの評価であって、あんまり意識しすぎなくてもいいのかなと。結局大事なのは打率ではなくホームランやヒットの数であり、打席数を最大化するのが本質的ではないかと最近思います。もちろん、打席に立ち続けることが何よりも大切です。諦めたり、逃げたりすることもあるでしょう。でもそこから這い上がって、何度も何度も挑戦し続ける。一度や二度の失敗はむしろ経験であり財産であり、そういった過去を恥ずかしいと思う必要はないんだなと、ここまでの人生の中から学びました。

若い起業家には
「大胆に挑戦して大胆に失敗したほうがいい」
と。
同世代の方々には
「打席に立ち続けて打席数を最大化していこうぜ」
と、そういったことを伝えていきたいです。

起業家のセカンドキャリアというか、1度目で成功できなかった人はたくさん見てきました。(成功の定義にもよるし、成功確率を考えると当たり前ではありますが。)
そういった人たちが何度も立ち上がって挑戦していく姿を今後はたくさん見たいなと。僕でよければロールモデルにしてほしいなと、そう思います。

起業して、その後就職して会社員経験を積んだからこそ発揮できるバリューはたくさんある。むしろそれがアイデンティティになったり、強みになる場面はたくさんあります。人生100年時代、あなたは何度挑戦できますか?まだまだ僕らの旅は10%も終わってないはずです。

前回までのあらすじ

さてさて、熱い文章のあとにはやっぱりクールダウンが必要そうです。ここまでのおさらいですが、前回のエントリにもあるように、今年の5月に株式会社メルカリを退職し、フリーランスとして複数のスタートアップをお手伝いしながら次に何をやろうかとずっと考えていました。自分で起業する道もある。スタートアップで経営者として事業を作っていく道もある。大企業でプロダクトマネージャーとして働く道もある。時間に余裕があったため、ゆっくりと自分の人生、キャリアについて向き合うことができました。
(こういう時間の使い方本当に貴重でした。在籍しながらの転職活動ではなかなかできない経験なので、本当にオススメです!)

退職エントリを公開してすぐに、たくさんの企業の方からお声をかけていただけたこともあり、自分の中にたくさんの選択肢を持てたことはとても感謝していると共に、ご期待に添えなかった方々には申し訳ない気持ちもたくさんありました。どの会社も会社のフェーズや事業内容、チームが様々で、身体がいくつもあればすべての会社で働いてみたいと思ったほどでした。

自分の予想では、年内くらいはゆっくりと次の道を探すことになるのかと思っていたのですが、予想よりもだいぶ早い意思決定ができたのは、それだけRATELと自分がフィットしていたからだと思います。

なぜRATELにジョインしたのか

よく質問されるので、なぜRATELに決めたのかをここに綴っておきます。

1.シード期ということもあり、事業、組織、カルチャーをゼロから作れるフェーズである
5年間会社員を経験した上で、やっぱり僕は組織を作っていく側が好きだなと実感しました。退職ブログにも綴っているように、メルカリのような素晴らしい組織を作りたい(もちろん簡単ではないことは理解しています)。自分が推進役となって組織拡大を行っていけるのは、シード期のスタートアップが適していると判断しました。

2. グローバルへの挑戦を視野に入れている
ここまでの社会人経験の中で、まだ実現できてないことはたくさんありますが、その一つがグローバルへの挑戦です。メルカリは会社としてはグローバルで展開しているし、かなり成果を上げている会社ですが、チームとしては国内事業とUS事業が分かれているため、僕自身はグローバルの事業に携わる機会がありませんでした。次の挑戦では必ずグローバルへの挑戦をしたいと思っていたので、そういった点でもRATELとは考え方が一致し、同じ目線で会話ができました。

3. チームのみんながeスポーツに熱狂していて、eスポーツという市場のポテンシャルがとてつもない
このブログの読者の方の中には、「eスポーツ」という言葉は知っていたり、盛り上がっているよねという感覚の方もいるかもしれないですが、実際、かなり熱いです!!!

僕自身もゲームはすごく好きで、特にスプラトゥーンは1500時間以上プレイするほどですし、ゲームをプレイすることが好きになった延長で、ゲーム実況を観たりや世界大会を観たりするなど、自然とeスポーツの世界とは関わりがありました。

ただ、僕の知っていた世界はとても狭かったなと感じたのが、Apex LegendsやVALORANT、Call of Duty MobileやPUBG Mobile、荒野行動などの競技シーンをRATEL経由で知ったときです。日本一、世界一を目指すためにプロのプレイヤーとして活動する方々、それをチームとして支えるスタッフの方々、また、そのプレイヤーたちを声援で支えるファンの方々。みんなが楽しくゲームができたり視聴できるよう日々コンテンツ制作をする実況者の方々。熱狂の渦が他のスポーツと同規模、いや、世界で見るとすでに野球以上の熱狂となっていて、年々その規模が膨らんでいると。こんな世界を僕は知らなかったのかと反省したと同時に、その熱狂の渦に一瞬で飲み込まれていきました。

数字で見るeスポーツ

ヨシタカギとRATELとの出会い

僕とRATELとの出会いはちょうど1年前まで遡ります。2020年10月、代表のしんぺーからTwitterでDMをもらったのがきっかけでした。同じ福岡出身ということもあり、すぐに意気投合し、プロダクトチームを手伝ってほしいとのことで2020年12月から少しずつお手伝いをするようになりました。

経営陣としては、CEOのしんぺーとCOOのさつきさんがいて、2人はそれぞれeスポーツとの関わりが長く、知識量と業界内の人脈がすごいです。一方、プロダクト開発経験はなく、そこに自分が入ることで弱点を補い合い、役割も明確になり強い経営チームが作れるのではないかと自分は感じました。経営陣2名も同じように考えてくれていたので、今回ジョインする運びとなりました。eスポーツの世界で圧倒的No.1を勝ち取るためには、まだまだ力不足です。これからさらに最強のチームを作っていきたいと思っているので、我こそは!という方がいたらぜひお話させてください。

ヨシタカギは何をやるのか

で、お前は何をするんだ?と気になっている方もいますよね。RATELには2つの事業があります。一つは、自社大会であるGGLや、パートナーと共同で開催する17LIVE GAME DAYのようなeスポーツの大会を主催する大会運営事業、もう一つはDiscordのようなゲーマー向けのボイスチャットアプリを開発・運営するプロダクト事業です。僕はプロダクト事業のオーナーを務めつつ、全社のコーポレート部門の立ち上げ、さらには代表と共にファイナンスを担当します。

久しぶりのスタートアップで、こんなにもカオスなのかと感じる毎日ですが、とても刺激的でやっぱり自分にはこの環境が心地よいなと日々感じています。どのくらいカオスかというと、事業計画書が存在していなかったり、月次のコスト管理がゆるふわだったりするくらいにはです(もちろんそのへんはしっかり整備しました)。

さいごに

絶賛全ポジション募集中です!🙌
もう一度言いますよ?

🙌絶賛全ポジション募集中です!🙌

僕が管轄しているプロダクト事業もコーポレートも、ほぼすべてのポジションで正社員が0名です!今なら最初の1人目として好き放題できちゃいますし、おまけとして僕が焼き肉を奢ります!

▼こんな方におすすめです!ご連絡お待ちしてます!
・eスポーツ観戦が好きな方
・ゲームが好きな方
・toCのコミュニケーションサービス開発に興味がある方

カジュアル面談で軽く話聞きたいとかも大歓迎です👇

20代の最後に次のチャレンジを決めてみなさまに報告できてよかったです。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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