独学プログラマーの独り言　NO.007

今週の独り言

知らないことを、ただただ「知らない」と相手に伝えることが怖くなると、人に頼ることがだんだん難しくなっていく。反対に「知っている」「できる」ことをそうではないように振る舞うことが大事な場面もあったりする。そんなときは人を傷つけないように、ということもあれば、場の空気を乱さないため、といったこともあるかもしれない。だけど、他人のことをどれだけ考えてそんな行動を続けたとしても、他人の言動をコントロールすることはできないわけで。唯一変えられることと言えば、結局自分のことだけだったりもします。その結果、他人が影響を受けることもあるでしょう。ですが、まずは自分が変わらないことには他人を変えられもしないのです。そもそも他人を変えようとすること自体がおかしい考えなのではないでしょうか。まだ生まれて間もない赤ん坊に、「さあ立ち上がれ」と頼んだところで、すぐに自分の二本足で立ち上がれるわけでもなく、苦手な科目や仕事を、誰よりも上手くやれと言われることが、どれだけ相手にとって都合が悪く、嫌がられてしまうことか。よく考える必要があります。

話を少し戻して、結局自分のことをしっかりコントロールできないことには、人生というものはますます苦しくなり続けるでしょう。つい最近、人に甘えてみるとか、頼ってみるという機会を増やしてみることにしたのです。すぐに対応してもらえるわけでもないし、「甘える」や「頼る」は時として残酷なほどの苦痛を背負うことにもなるかもしれません。批判されることもあるかもしれませんし、見下されたり、心無い言葉で傷つけられたりもする可能性だってあります。ですが、そのようなリスクがあるということは、得られるものが多いということでもあります。「嫌われる勇気」という本を読んでいて考えさせられたのは、やっぱり万人に好かれるということは他人の人生を生きることであること。そして幸せな人生を送るには「嫌われる勇気」が必要であるということです。幸せな人生を送るには、何でもかんでも自分でやろうとすることが全て正しいわけでもなく、自分の思い通りになんでもやってしまうのでもない。他者貢献を心に留め、今ここでダンスを踊るようにして毎日を生きることこそが自由で幸せな人生を送ることにつながっていく。だから僕はもう少しだけ、できないことを無理にやろうとするのをやめたり、人に任せたりなんかして、自分が本当にやれる他者貢献を増やしていこうと思うのです。その方が例え少数の人に嫌われることになったとしてもそれ以外の人たちと幸せな時間を過ごせるような気がするのです。

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